J-League公式戦(前半)試合観戦記

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第17節・鹿島アントラーズ戦
試合結果
2ヶ月ぶりの生観戦となった。今回は、SS席(バックスタンド側)。し かも、このページの制作者のかわはたさん、「GAMBA!GAMBA!GAMBA!」の川 岡さんとも偶然お近くの席だったので、後半は一緒に拝見させていただい た(試合内容には関係ないが)。

さて、試合内容であるが、うーん、確かに悪い試合ではなかった。ガンバ が勝っても不思議ではない試合だった。でも、なんか不満が残っているよ うな気がする。うまく言えないが、何かが足りない試合だった。

個々に見ていくと、まず一番の課題のディフェンス面であるが、全体とし てはかなり改善されているように思った。バブンスキーは初めてみたが、 前半最初に幾つかミスしたが、全体としては無難なプレーぶりであった。 時折集中力を切らして決定的な場面を与えたりはしたが、少し前のように 見ていて悲しくなる(情けなくなる)ような場面は大幅に減った。とはい え、課題がないわけではない。辛島は、肝心な場面でクリアミスし、みす みす決勝点を献上してしまった。また、失点には繋がらなかったが、コー ナーキックの際のポジショニングが相変わらず悪い。なぜ、ニアサイドに ばかり固まってしまうのだ?おかげでいつもファーサイドにフリーの選 手ができてしまっている。同じパターンの繰り返しである。

しかし、もっと問題があるのは、攻撃陣だった。点が取れそうな気が全く しない。今藤が久々に右サイドの何度か突破して好機を作ったが、全体と しては、相変わらず攻撃に転じたときのスピードがない。ボールを持った 選手へのフォローもない。シュートも枠にいかない。やっぱり頼りになる 切り札となるFWの選手がいないのが痛い。攻撃面での大物選手の補強の 必要性を強く感じた。

それから、中盤でのプレッシャーが相変わらず弱い。また、後半になると いつも極端に運動量が落ちてしまう。せっかくボールを奪っても、他の選 手のサポートが全くない。今のガンバだと、前半にリードを奪わないと (できれば2点差以上)なかなか難しい感じがする。この試合で言えば、 後半早々の約10分間、いい形で攻め続けていたときに点が取れなかったの が、全てであった。
(Report : Ken'ichi Tsuji@doshisha 96/9/1)

第18節・アビスパ福岡戦
試合結果
九州1人旅の途中、福岡に泊まって、博多の森でアビスパ戦を見てきま した。さすがにガンバの応援をする人は、ほとんどおらずアウェーを実 感しました。だって、応援団が7〜8人と旗を振っている人が数十人 (小旗を振ってる子供を含む)、そして「ちゃちゃハンド」を使ってう るさく個人で応援してるのは・・・・私だけでした(だいたい旗以外の ガンバ応援グッズは売っていなかった。あるだけましだけど)。ゴール 裏ではなく、バックスタンドで観戦したので、周りの人から襲われない かと不安でしたが、あの内容では襲われるはずもなく・・・。

というわけで、試合はご存じの通りアビスパにリーグ戦ホーム初勝利を プレゼント。内容的にも情けない内容で(後半戦では最悪だったのでは ないかな)、ボールを獲っても誰一人として走らなくなった後半15分 過ぎからは(いつものことだけど)、怒りがこみ上げてきて、さすがの 私も応援をやめました。だいたい、あの先発メンバーを見た時点で「今 日は、まず勝てないな」と思いましたが。松山、森下、スクリーニャ・ ・・、一体誰がゲームメイクするの? 攻撃面で人材不足なんだから、 せめてヒルハウスを使うとか、いけるところまででもいいから森岡を先 発出場させるとか・・・。

というわけで、内容はこれ以上書くと暴言連発しそうなので、このへん でやめておきます。

で、最後に競技場について一言。「博多の森」はなかなか立派な球技場 で羨ましかったです。ゴール裏以外は屋根がついてるし(新しい長居に 似た感じ)、万博と違って球技場だからプレーがより身近に見える。関 西は全て陸上競技場なので、残念です。

ただし、「博多の森」は交通の便が悪いです。というか、直通バスが球 技場近辺まで行ってくれないので、延々歩かされました。帰りも暗闇を 延々歩かされて(しかも標識の類がほとんどない)、ちょっとむっとし ながら帰りました。

それとアビスパの応援団がゴール裏ではなく、バックスタンドで鳴り物 を使って応援してるのには、「あれは反則やあ」って思いました。だっ て、音が屋根に反響してうるさい、うるさい。でも、私が1人で鳴らす 「ちゃちゃハンド」の音も結構響いてましたが(結構応援団がいるよう に聞こえたかも)。

以上、少し長くなりましたが7日の福岡遠征の報告を終わります。
(Report : Ken'ichi Tsuji@doshisha 96/9/12)

第19節・セレッソ大阪戦
試合結果
土曜日の大阪ダービーで観客数7210人。どうなっているんだろう。バッ クスタンドはほとんど人が入っていない・・・。

まずは、先発メンバーにびっくり。右のサイドバックに宮本君、左に実 好を配し、今藤を森下とともにボランチに、そして帰ってきた松波をト ップに据えた新布陣、結果やいかにと思っていたが・・・。

前半ははっきり言って私は危なかったと思う。慣れない両サイドバック のポジションが悪く、具体的に言うと実好は前に出過ぎて裏をとられて いたし、宮本君は逆に裏をとられるのが怖いからか、後ろばかり気にし てほとんど上がることがなかった。逆風でもあったし、結構危ない場面 はあったと思う。セレッソの決定力のなさに助けられた。

ハーフタイムに注意があったのか、後半になると両サイドバックを含め てガンバの動きがよくなってきた。「よし、宮本君あがれー! あっ、 宮本君がセンタリングをあげた!」っと思った瞬間、松山のゴールが決 まり先制点(でも、その前で松波の飛び込むタイミングはずれていた)。 5試合ぶりの得点にとりあえず安堵。その直後、今度は中央右寄りから ムラデンがパス、それを松山がシュート空振り。ところが、ボールが松 山の軸足に当たって、松波のところへ・・・。ごっつあんゴール。ムラ デンにチェックに行った相手DFが戻り切れていなかったため、オフサ イドにはならなかった。

課題のディフェンス面であるが、森下、今藤の両ボランチは最後まで運 動量が落ちず、バブンスキーもいい読みでセレッソの攻撃を寸断。バブ ンスキーがボールをチェックに行った時は、しっかりと宮本君がカバー と後半は申し分なしの出来だった。ゴール前で一度島田が空振りした時 は怖かったが、グーガの出来の悪さにも助けられた。

というわけで、試合は快勝。万歳、万歳なんですが、相手がセレッソだ ったから完封できたような気もする。ディフェンス面では危なげないが、 やはり宮本君と実好にはスピードが少し足りない。セレッソのチェック が甘かったため、宮本君からはいいセンタリングが何本か上がったが、 他のチーム相手でもうまくいくか見てみないと新布陣の評価をするのは、 まだ早いかなって感じた。

でも、久しぶりに気分良く競技場を後にできたので、よかったです。次 も相性のいいマリノス戦。勝って5割復帰といってほしいです。

以上、またまた長くなりましたが、報告を終わります。
(Report : Ken'ichi Tsuji@doshisha 96/9/16)


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Last Updated Sep.8,1996 JST

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