hiroko「そう言うわけで、なんか、決闘するんですかね、ティファとマッシュ。
言っちゃえばしないんですが・・・そして、今回はめちゃくちゃに重要なお話。
謎の男登場・・・ああ、なんだか大変そうだわ。
そう言うわけで今回はドマ病院前、駐車場から。」
ティファ「さあ・・・私が、あなたのねじ曲がったとこ、まっすぐにしてあげるんだから!」
マッシュ「待て!話を聞いてくれ!」
ティファ「言い訳?汚いわね・・・」
マッシュ「そうじゃない!
確かに、セシルのしたことは許せないこと。しかし、それ以上に彼も反省している。
・・・今回は・・・許してくれ!この俺に免じて!」
ティファ「・・・私は許さないわね・・・覚悟はいいかしら?」
マッシュ「それで気が済むなら、遠慮無く殴ってくれ・・・」
ティファ「ロック達が負った痛みは、こんなものじゃないわ!」
マッシュは、ガードの態勢もとらずに、ただ攻撃されている。
ティファ「分かってない!全然、分かってない!」
ただ、倒れない。
ティファ「分からないのに!私も・・・私だって分からないのに!」
・・・倒れない。
「なら、もうやめるんだ、ティファ!」
ティファ「その声は・・・クラウド!」
その声を発した物こそ、クラウド。本人だった。この小説の主人公の。(死)
やっとよろめいたマッシュを支え起こしながら、クラウドはティファと向き合う。
ティファ「・・・会いたかった・・・」
クラウド「・・・ああ。」
ティファ「どうして、私から逃げたの?」
クラウド「っ」
何か言いそうになり、一瞬ためらう。
クラウド「やることが、あったから・・・
それよりも、これはどう言うことなんだ?」
ティファ「こ、これは・・・」
マッシュ「いいんだ・・・深くは追求しないでくれ。」
クラウド「分かった。」
ティファ「・・・クラウド、そう言えばあなたのやること・・・って?」
クラウド「・・・」
「セフィロス・・・ヤツを倒す。」
ティファ「彼は死んだんじゃ!」
クラウド「ヤツは生きている・・・俺には分かるんだ!」
その頃。ティナとカイエンはドマを抜け、ジドールへとやって来た。
そしてそのジドールには、エアリスがいたのだった。
ティナ「・・・エアリス!」
エアリス「・・・ティナ!それに、カイエン会長・・・」
ティナ「エアリス、協力して。
友達のクルルがいるようなの。活発化の何者かに捕らえられているみたいで・・・」
カイエン「助太刀願うでござる・・・クルル殿は正常化の会の者。是非とも助け出したい。」
エアリス「ティナ、会長・・・もちろんよ!」
そして、誰から言い出すこともなく、三人はジドールに散っていった。(なんか死んだみたい)
それから数分後、ものの見事に十字路で集結(爆)
しかし、4方向目には、クルルとカインがいたのであった。結果オーライ。
クルル「みんな!」
カイン「誰だ、お前ら・・・!?」
クルル「えい!」
クルルはカインを押し倒すと、三人のもとへと走っていった。
ティナ「クルル!」
クルル「ティナ・・・怖かったよぉ・・・」
ティナ「よしよし、もう大丈夫。」
クルル「うん。」
エアリス「カインとやらね・・・私は、清浄化の会のエアリス!」
カイエン「同じく、会長のカイエンでござる!」
ティナ「同じくティナちゃんです!」
カイン「清浄化だと・・・て、てめー!」
大体カインはちゃんと清浄化と正常化を間違えなかったのが偉いところである。まあ小説だからこのような運びにしないとまずいんだけどね。
カイエン「さがるでござる、クルル殿。」
クルル「うん。」
と、カイエン、ティナ、エアリスは戦闘の態勢にはいる。言っておくが、町中である。
ぞろぞろと観客が集まってくるが、まあ、あまり気にしないでおこう。
カイエン「必殺剣 牙!」
ティナ「ファイガ!」
カイン「ぐはっ?!」
エアリス「女の子をこんな目に遭わせるなんて・・・許せない!」
そしてフィニッシュ。エアリスのロッドがきれいにカインのおでこにヒット。
カインはそのまま、声も出さずに倒れた。
エアリス「ふぅ。」
クルル「ありがとう!」
その頃、ドマ病院と、正常化、活発化各本部がお電話でつながっております。(ん?この一文何か変だ(爆))
ロック「ああ、やつら、俺達を奴らのタブーとされている力なんぞを使って怪我を負わせた。」
エッジ「そうか・・・よくやった、ロック!」
アーヴァイン「正常化と同意見ってのは気にくわないけどね・・・」
セッツァー「まあ、団結するのは今だけだな。友情の会を潰し終わったらまた対立だろう。」
アーヴァイン「向こうもきっと清浄化に助太刀を頼むかな。」
セッツァー「1対3か・・・面白くなりそうだな・・・」
あらあら・・・(笑)
そして、そんな頃。またも舞台はジドールに戻って。
カインの手からクルルを救い出した、そんなクルルを含めた四人のもとに、名も無き(爆)清浄化メンバーがやってきた。伝令のようだ。
「カイエン殿!」
カイエン「?」
「実は・・・。」
一目を気にしながら、彼はカイエンに耳打ちする。
カイエン「なんと!」
ティナ「会長?」
カイエン「友情の会の者が、正常化の会のロック殿を・・・」
ティナ「ロック!?彼がどうなったの!?」
カイエン「ふむ・・・なるほど許せん。おお、ティナ殿。・・・友情の会の者が、ロック殿を「や」りかけたそうでござる。」
クルル「じゃ、友情の会は正常化を否定・・・?そんな。」
ティナ「・・・もし友情の会の者と会うことがあれば、私達はロックのために戦わなければならないかも。」
カイエン「しかし・・・マッシュ殿・・・」
ティナ「会長とマッシュさんは昔からの知り合い、仲が良かったのですものね・・・」
と、一人の男がエアリスに近寄ってくる。
「お嬢さん・・・」
エアリス「何?まだ活発化がいたの!」
「違いますよ・・・クックック・・・」
エアリス「あなた、怪しいわね。」
「いやいや。俺は今のあなたの戦いに感心したまで。二人で話がしたい。」
エアリス「・・・」
エアリスは、話をまとめおわりエアリスの方を見ていた三人に目を向ける。三人は頷いた。
エアリス「いいわ、五分よ。」
「クックックッ・・・」
その男は怪しい笑いを浮かべながらエアリスを連れて歩いていった。
クルル「エアリス、大丈夫かな。・・・うっ!?」
クルルは突然右足から倒れた。
ティナ「クルルっ!」
クルル「痛い・・・足が痛い・・・。」
カイエン「ひとまず病院へ。手当をしてもらうでござる。」
そして、ジドール病院。(またありもしない病院を・・・混乱しそうですが、こっちの方はあまりでてこない病院なので。)
ティナ「まさか、足を捻挫していたなんて。」
クルル「うん、気付かなかった。でも一日安静で歩けるならば、軽いわ。」
ティナ「そうね。」
クルル「それより、エアリスのところに行ってあげて。エアリスが心配。」
カイエン「ティナ殿。」
ティナ「ええ。」
そして、カイエンとティナはエアリスと男が消えた場所へ急いだ。
そこには、人の山が出来ていた。二人はそこをかき分ける。
・・・その先。
「ーーーー!?」
ティナが声にならない悲鳴を上げる。
そう、そこには、何かで胸を貫かれ、血を流しながら仰向けに倒れているエアリスがいたのだった。
カイエン「エアリス殿・・・」
ティナ「私達が、油断していたばかりに・・・エアリス・・・」
エアリス「・・・ごめん・・・。もう、だめかも・・・
あの・・・男は・・・セ・・・フィ・・・ロ・・・ス・・・。」
エアリスは、目を閉じた。
ティナ「いやーーーーー!!!!」
ふと目を上げると、そこには、血塗れの刀を持った・・・おそらくそれはエアリスの・・・セフィロス、今度は明らかにそう認識できる男がいた。
hiroko「あらあら・・・
これじゃあ前半のストーリーを忘れちまうよ。
前半はドマでの出来事、後半はジドールでの出来事。
さて、次回は第1部最終話。もう第1部おわりです(爆)そしてこの話は二部構成です。私の書く小説にしては短いですよね。」