〜第13話 星の祈りに身をゆだね〜


hiroko「えーっと、今回は魔法魔法で行きます。」

 
ガラフ「聞いたことがある・・・封印されし破壊魔法、メテオ。」
クラウド「星を破壊するほどの力を持つ、巨大な隕石を降らせる魔法だ。」
ティファ「まっ、まさか、セフィロスがやったの!?」
クラウド「おそらく・・・」
ティファ「止めなきゃ!!」
クラウド「しかし、俺達が止められるものかどうか・・・」
ストラゴス「魔法について知りたいのならば、ミシディアに行くといいゾイ。」
リディア「魔法と言えばミシディアよ。きっとメテオのことも何か分かるわ。」
シド「俺様の出番だな!!さっそくミシディアへ直行だぜぃ!」

 
そして、ミシディア・・・

「おお、客人かな?」
へんなひげの老人が出てきた。

クラウド「実は・・・」
「メテオの事じゃな?その話を聞きに来る者がいると思っておった。」
クラウド「・・・。」
「メテオ。それは黒マテリアによって発動する、究極の破壊魔法じゃ。」
クラウド「なんとか止める方法はないのか?」
「・・・基本的にメテオを消し去ることは無理じゃが、止められないこともない。
 コスモキャニオンという場所でホーリーの話を聞くがよかろう。」

ローザ「ホーリー・・・聞いたことがあるわ。確か究極の白魔法ね?」
「その通り。」

と、そこにもう一人の老人が歩いてくる。
「長老。」
長老「テラ殿。」
それはここミシディアの長老だった。

テラと呼ばれたお髭のお爺さん(爆)。
テラ「メテオを止めようとする者がいてのう・・・コスモキャニオンに行くようにすすめたところじゃ。」
長老「そうでしたか。・・・お主らは何か大きな目的を持っているようですな。あの二人を一緒に連れていくといい。
   パロム、ポロム!」

 
と、近くのドアが開く。

「お呼びですか、長老様?」
そこから現れたのは魔道士の装いの少女。

長老「ポロム・・・パロムはどうしたのだ?」
ポロム「え?・・・ああっ!またどこかに隠れたのね?
    申し訳ございま・・・キャッ!」

と、少女の横から突然よく似た少年が現れた。
「ひゃっほーう!!」
ポロム「こらっ、パロム!!」

ポカッ!
ポロムがパロムを殴った。結構いい音(笑)

パロム「いってぇっ!!何するんだよう!」
ポロム「パロムったら、自業自得でしょ?
    はっ!申し訳ございません・・・私はポロムと言います。」
パロム「俺様は、ミシディアの天才魔道士、パロム様だ!!」
ポロム「こらっ!」
長老「話は聞いておったな?二人とも、彼らの手助けをしてきなさい。お前達のいい修行にもなるだろう。」
二人「はーい!!」

 
そして、えーといろいろな人達はコスモキャニオンに向かいました。

入り口。には、シッポがヒ○カゲみたいな(禁句)魔獣がおりました。

「あっ!!お客様ですか?」
クラウド「・・・人間の言葉を話せるのか?」
「ま、まあね(自慢げ)」
クラウド「ここの最長老と話がしたい。ホーリーについて聞きたいんだ。」
「じゃ、じゃあちょっと待ってて。」

「じっちゃん、お客様だよ!ホーリーについて聞きたいんだって。」
「ホーホーホウ。それでは、代表者を一人連れてこい。」

 
先程のヒト○ゲが戻ってきた。最長老の言葉を繰り返すと、クラウドが前に進み出る。全員が頷く。全員いっぱい(笑)

そしてクラウドは高い建物の最上階に連れてこられた。
我々の世界(爆)ではプラネタリウムみたいな物がある部屋。

 
「ホーホーホウ。わしはブーゲンハーゲンじゃ。」
クラウド「・・・俺はクラウドだ。ところで、いったい、ここは・・・?」
ブーゲンハーゲン「まあ見ておれ・・・」

部屋の中央に星が見える。この星だ。
そして宇宙の彼方には大きな隕石。メテオ。星に吸い寄せられるように近付いている。

ブーゲンハーゲン「今、メテオはここにある。
         この星に落ちるのはおそらくあと二週間後・・・
         そして、これにホーリーをぶつけるのじゃ。
クラウド「ホーリーを使えばメテオは・・・誰が唱えられるんだ?」
ブーゲンハーゲン「ホーリーの発動は、この星の力を最大限に必要とする。そしてその星の力を使うことのできる者こそがホーリーを唱えることが出来る。
         そして、それは『古代種』・・・自らをセトラと呼ぶ、星と話すことの出来る者達。」
クラウド「古代種?では、その古代種はどこにいる?」
ブーゲンハーゲン「残念ながらもう生き残りはいないと聞く。」
クラウド「それじゃあ、もう星を救う方法はないのか!?」
ブーゲンハーゲン「・・・。まあ聞け。
         古代種であろうと無かろうと、ホーリーの発動には白マテリアが必要じゃ。」
クラウド「白マテリア?」
ブーゲンハーゲン「古代種に伝えられる、他の何にも属さぬマテリア。ホーリーは、白マテリアと古代種の「祈り」によって発動されるのじゃ。」
クラウド「そう言えば、エアリスが「使い道がない、何の役にも立たない」白いマテリアを持っていたと言っていたような・・・
     と言うことは、エアリスは古代種なのか!?」
ブーゲンハーゲン「もしそれならばそうかもしれんのう!とすると、古代種の生き残りがいたということじゃな!」
クラウド「いや、もう生きてはいない。セフィロスの手によってエアリスは殺された・・・」

絶望しながらもクラウドがその部屋を出ようとする。
ブーゲンハーゲン「待て。ナナキを連れていくがいい。力になってくれるだろう。」
クラウド「ナナキ・・・?」
ブーゲンハーゲン「そこの・・・ほれ、」

そこには先程のヒ○カゲが(笑)

クラウド「こいつか・・・」
ナナキ「よろしくね、クラウド!」
クラウド「はぁ(汗)」
ナナキ「じゃあ、じっちゃん、・・・行ってきます!!」
ブーゲンハーゲン「ホーホーホウ!」

 
クラウド「大変なことが分かった。ホーリーの発動には、エアリスとエアリスの持っていた白マテリアが必要なんだ。」
ティファ「でもエアリスは殺されてしまったのよね。じゃあ何も打つ手はないの?」
クルル「じゃ、エアリスを生きかえせば全てが解決するんじゃない!」
ローザ「無理よ・・・人を生きかえすことは、白魔法、いえ人の力の限界を超えすぎた話。
    どんなに優秀な魔道士が何人集まっても人を生きかえすことは出来ないわ。」
クルル「じゃあ、人じゃない者はどうなの?何か特別な力を持っているとか・・・」
ストラゴス「残念ながらわしの知っているモンスターにはそのような力もないし、青魔法としてわしが覚えている中にも人を生きかえす魔法はないゾイ。」
クルル「〜〜〜〜っっ!!!じゃあ、じゃあ、召喚魔法は??」

リディア「召喚?そうだ!フェニックスを召喚すれば!!」
クラウド「それでエアリスは生き返るのか!?」
リディア「ええ。でもそれは召喚できればの話。残念ながら私にはそれほどの強力な幻獣を召喚する力はないわ。
     それに、もうフェニックスはずっと前に死に絶えたと・・・」
ティナ「幻獣が死ぬとき、幻獣は力を魔石としてこの世界に残すの。だからフェニックスの魔石を使ってフェニックスを召喚すればいいわ。」
リディア「魔石ね。でも、それがどこにあるかも分からない・・・」

 
ピッ、ピッ

 
レナ「会長?何を・・・?」
エッジ「ロックにフェニックスの魔石について情報を求めてみるんだ。」
レナ「でも彼は知っているのかしら?」
エッジ「あいつは、そういうお宝にはちょっとうるさいからな。」

 
エッジ「ロックか?」
ロック『会長??』
  『あっ!ロックが会長と連絡を取ってる!すっげー!!』
エッジ「ん?誰だ今の?」
ロック『ああ、新しく正常化に入ったゼルっていうんだ。』
エッジ「へぇ?ところで、実は・・・」
ロック『メテオか。病室から見ていたけど・・・
    それでホーリーを?それを使える人間を生き返らせるためにフェニックスの魔石が必要か・・・
    実は、場所は知ってる。でも。』
エッジ「でもじゃないんだ!星の命運がかかっているんだぞ!!」
ロック『分かった。そこは・・・』
エッジ「そうか!ありがとうな!んじゃ!(プチ)」

 
エッジ「場所が分かったぞ!誰か地図を持っていないか?」
ファリス「大まかなものならば持っている。これでいいなら・・・」
エッジ「それでいい。シド。ここに向かってくれ。」

エッジの筆跡が地図の上で大きく交差する。
山に囲まれた場所だった。

ファリス「ちょっと待てよ?ここは山じゃないか!」
エッジ「ロックの話によると、ここら辺にある洞窟に飛空艇から降りていくらしいんだ。その洞窟にフェニックスの魔石があるってわけだ!」

 
早すぎるとは思いながらもその場所に到着。

クラウド「ここか・・・こんな多人数でぞろぞろ行くこともない。俺とティファで行ってくる。」
ティファ「じゃあね!」

二人は垂らされたロープを伝い、洞窟の内部へと降り立つ。

 
内部。そこは、吹き上げるマグマで薄く照らされる洞窟だった。
と、クラウドが何かに気付く。

クラウド「何か、奥から聞こえないか?」
ティファ「うん・・・行ってみよう。」

 
二人がそこに走っていくと、そこには白い生物がめちゃくちゃたくさん住んでいたのだった。

「クポ!」
「クポポー!!」

彼らは二人の姿を見て逃げ出す。
が、一匹が残り二人に笑顔を見せた・・・のだろう。

「クポー。」
クラウド「これは、一体・・・?」
「僕らはモーグリクポ。ここに、みんなで住んでいるクポ!」
ティファ「人の言葉を話せるのね?」
「それは僕だけクポ。ところで、一体どうしてこんな所まで来たクポ?」
クラウド「かくかくしかじか、と言うことがあって・・・この洞窟にあると言われているフェニックスの魔石を取りに来たんだ。」
「それならばこっちクポ。ついてくるクポ!!」

そのモーグリの後に付いていくと、そこには輝く石が。

 
ティファ「これが、フェニックスの魔石?きれい・・・」
クラウド「ありがとう。・・・じゃあな。」
「待つクポ!僕も一緒に行くクポ!!」
クラウド「?」
「僕も、そのセフィロスとやらを倒しに行くクポ!!」

ティファ「クラウド!」
クラウド「ああ、行こう。・・・名前は?」
「僕は、モグクポ!!」

そして、二人と一匹はそこを出た。
光り輝くフェニックスの魔石を手に。

 
 
 
hiroko「ふぃ〜、疲れた疲れた。
       と言いますか、あと二話です(爆)」


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