【2000年9月】

9月1日(金)  勉強時間10分!

【勉強?】


 はっきり言って、観光がハードスケジュールだ。バス内では体力温存、寝るに限る。
 そんなわけで「ごたく」で民法を3,4回挑戦する。これ、結構難しい。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥0
 いままでの出費    ¥20,680

9月2日(土)  バスガイド

【ガイドさん】


 もーっ!疲れた。いよいよ空き時間は睡眠が最優先項目となる。

 それにしても、ガイドさんはやれ啄木の歌だの、やれ土方歳三の没年だのよく覚えています。朝7時に迎えにきて夜8時までガイドして、実際の勤務は朝5時から夜11時だそうです。
 つーことは、空いた夜中に予習・復習してるわけ?

 さらに、聞いたところではこの日で43日間連続勤務だそうです。昼間俺がグースカ寝ている間ガイドして、夜中に予習復習かい?すごい体力だ。
 一般教養問題に強そうだし、バスガイドは行政書士試験向きかも。

【出費ログ】


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9月3日(日)  帰宅

【帰宅する】


 本日5時過ぎにようやく帰宅。
 夕飯を食べて風呂にも入らず寝る。

【出費ログ】


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9月4日(月)  民法続き

【民法続き】


 残っていた過去問DXの民法を解く。前回8/31以来だから結構間が空いている。
 マアマアか。

 結果はこんな通り。
分野         問題数  正答率   重要度
総則 17 0.59 16.41
物権 14 0.57 13.43
債権 28 0.54 27.46
親族 7 0.57 6.43
相続 6 0.67 5.33

 分野を細かく分けていないので分野ごとの問題数が多くなり、重要度が異常数値を示している。この重要度指数はあまり使えないかも。

 やはり民法は難しい。このあとの行政法も恐怖である。相続法は以前相続税を4ヵ月ほど受講したことがあるため、遺留分の計算や代襲相続はとても簡単である。

【このページの作成を始める】


 この試験を受けるにあたって掲げたモットーは「安い・早い・うまい(有用)」である。このモットーを思いついたのは、金が無いこともあるが多くのページから抽出した行政書士という資格の特徴でもある。
 しかし、多くのページを自分で探して評価しなければならないので、自分で評価済みの有用情報のページが出来たらいいなと思い、このページを作ることにした。

【出費ログ】


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9月5日(火)  返却図書優先

【返却図書】


 勉強を始めて最初にやった図書館での参考書探しで借りた本の返却期限が明後日だ。とりあえず民法の参考書を斜め読みすることにする。
 参考書は1冊決めたので、他には手を出さないが「自働債権」「受動債権」の定義はこの本でしか見つけられなかったので念のため斜め読みをする。

【サイトつくり】


 今日は結局、このサイトの手直しと情報収集で終わってしまった。
 アクセスしてもらうために何が必要か、Access向上大作戦を見て考えさせられる。

【出費ログ】


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9月6日(水)  行政法

【行政法インプット】


 本日から行政法に突入する。過去問DXを2問解いた段階で、これは先にインプットが必要と判断。

 インプットを始めるが、これまでの行政書士法・憲法・民法と異なり条文規定以外に学問上の知識が必要であり難航する。

【インプット時の注意】


 民法のときもインプット先行であったが、インプット終了後に過去問DXを解くと、かなり曖昧な記憶をしていることが判明した。
 インプットは理解度が低くてもとにかく早く終了すべし!知識の定着は過去問で行う方針は崩さない。

【出費ログ】


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9月7日(木)  行政法インプット終了

【行政法アウトプット】


 行政法のインプットが終了し、アウトプットを始める。

 過去問DXを解き始めるが、かなりできない。
 しかも、間違い始めると続けて間違え、少し休憩を取ってうまく解けると続けて正解したりする。ある程度問題に慣れると理解度が低くても当り続けるという、頼りない結果となる。

【行政法の特徴】


 行政法という分野の特徴としては、民法とは違った難しさがあることだ。
 民法もかなり難しいし、5択を解く以上の学力は未だ身についていない。しかし、ぶっちゃけて言えば、憲法・民法は(小学校や大学の授業で触れたことがあったことを割り引いても)出てくる用語を常識的に解釈すればなんとかなる。
 それに比べ、行政法は講学上の定義など圧倒的に語彙が必要な上に、当然だが行政書士業務とかかわりが多いであろう奥行きのある出題が多い。

【出費ログ】


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9月8日(金)  行政法アウトプット終了

【行政法アウトプット終了】


 昨日の続きのアウトプットが終了する。


0.78
率  重要度
組織 5 0.00 5.00
作用 39 0.67 38.33
救済2726.22
手続 6 0.33 5.67
不服 17 0.71 16.29



 問題に慣れると解けるようになるので、問題数が多い分野が正答率が良い。
 ここは、理解度とあまり関係ない。

【出費ログ】


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9月9日(土)  ケアレス以下

【ケアレスミス以下のレベル】


 今まで問題を解いてきて、実は恥ずかしくて言えない程くだらないミスが多い。
 それは、「正しいものを選べ」か「誤っているものを選べ」という問いで、逆の物を選んでしまうことだ。
 多いパターンは次のようなもの
  正しいものを選べ。
   1.−難しい文章で正誤の区別が難しい−正誤は全くわからない
   2.−難しい−正の可能性高い
   3.−難しい−誤の可能性高い
   4.−知っている−明らかに正
   5.−知っているー明らかに誤

本来ならば、この時点で2と4の二者択一なのだが、もう一度1を検討して正の可能性を見つけると、3と5の二者択一にいつの間にかなっているというものだ。

 選択肢1.2が難解だったりすると、この傾向が強い。なんとか理解しようとしてその選択肢を選びたくなってしまうのだ。現状では問題集に書き込みをしないという方針があるためだと思う。

【電車の旅】


 夏に買っていた青春18切符が余っていた。使用期限は明日10日まで。
 昨夜の計画では、始発に乗って仙台の松島まで日帰り旅行をする予定であった。青春18切符なので普通電車しか使えない。この夏は仙台で税理士試験を受験したので、下見の為に仙台日帰りを既に経験している。

 宇都宮に近い自宅からは、朝6時頃の電車に乗れば11時前には仙台に着く。1時間滞在で5時には家に着く。3時間滞在しても7時台には帰ってこれる。

 電車の一人旅は理論暗記に適している。固定資産税の理論を暗記しているときは、電車の旅で暗記する内容の具体例が見えるので楽しい。新幹線の高架橋・新幹線の車両・大工場などを目に焼き付けながら理論を学習すると定着しやすい。

 この日は丁度地方自治法だったのだが、ホームの駅名を表示してある看板でそこが市か町かを見る程度で役には立たなかった。そんなものより、田中康夫が長野県知事選挙に立候補するため住民票を移したというニュースを見て、「制度上は必要ないが、心情的な理由だな」と思うほうが役に立った。

 結局、今日は4時に起きたけど、疲れていたので予定変更。もう一回寝て、7時に起きてちょっと家事をして、おにぎりを作って12時ごろの電車で福島県の矢吹駅近くの大池公園というところに出掛けた。2時について4時半ごろまで公園で子供と遊んだ。

【出費ログ】


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9月10日(日)  行政法分析

【行政法の分析】


 私が行政法を難しいと感じたのは、実は9月7日の中で述べた、一言で言えばボリュームの多さだけではないことに、今日気がついた。

 私は行政書士法・憲法・民法・行政法・地方自治法・その他の法令という順序で学習してきた。これは、自分がやる気がおきるものという順番だ。具体的には、難易度が低いもので得点源として重要だと思われる順番だ。

 今日気がついたは、行政法を憲法と関連付けて勉強すればよかったのではということだ。それまでは学習の順番からいって、自然と民法との違いを気にかけていた。
 それは、単に順番がそうさせていただけで、「公権力vs私人」と「私人間」とを意識して学習したわけではない。どちらかというと民法の特別法的な感覚で学習してしまった。

 それでは理解が進まないのも当然だ。法律は全て憲法の特別法である点に間違いは無いが、公権力と私人との関係であるうえに、講学上の知識が問われるのだから憲法を意識して学習すべきだった。

【出費ログ】


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9月11日(月)  その他法令インプット

【その他法令インプット】


 その他法令をインプットし始める。
 住民基本台帳法・戸籍法あたりは始めて見るものばかりだが、結構すんなりと頭に入っていく。
 それに比べて地方自治法は、読んでいてもかなり目の前を素通りしていく感じがする。いままでの公法系と似ているので初めてみた気がしないし、はっきりと違いがわかるほどいままでの分を理解していない証拠だ。
 労働法・商法はとても浅い理解で良いみたいだ。
 税法は、これが税法!?って感じで、やる気がおこらない。

【出費ログ】


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9月12日(火)  その他法令アウトプット

【行政法アウトプット終了】





重要度
地方自治 21 0.57 20.43
住民基本台帳法 11 0.64 10.36
戸籍法 11 0.7310.27
商法 11 0.73 10.27
労働法 12 0.92 11.08
税法 11 0.64 10.36
法学概論 12 0.75 11.25

 ありゃー、地方自治法と税法がやばいです。ちなみに税法は難問ほど解けるのですが、分類は苦手です。とくに普通税と目的税がわかりません。過去問DXがまとまっているので、自分なりにアレンジして覚えることにしましょう。
(今日は文体が違う!)
 しかし、これを税法というには疑問を感じる。商法も同じ。易しくてラッキーだけど労働法もきっと社会保険労務士からみたら何コレ!?と感じると思う。
 法学概論は、税理士の受験生のバイブルといわれるわりには読まれていない、税法条文の読み方・学習の仕方…云々という本や、たいていのテキストに書いてあるけれどあまり読まれていない参考部分でさんざん読んだので、全くの復習でした。

【アウトプット終了して】


 法令のアウトプットが終わりました。
 全体の成績は以下の通り。
                   重要度B  参考
正答率

      問題数  正答率  誤答/正答 70%の時
憲 法    72    0.5972    0.67    0.429
民 法    72    0.5694    0.76
書士法   33    0.7879    0.27
行政法   94    0.6489    0.54
その他   89    0.6966    0.44

全体    360    0.6600


 全ての科目が安心できません。今度の重要度Bは使えると思います。統計学を勉強した人から見たら意味不明の数値かもしれませんが、とりあえず、これで学習の優先順位が決まりました。
 1.民法 2.憲法 3.行政法
という順番ですね。とりあえず今週は憲法と行政法を比較しながら学習しましょう。

【出費ログ】


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9月13日(水)  テキストを眺める

【テキストを眺める】


 今日は、テキストを眺めて休養日のようになってしまった。
 一般教養のページを眺めて、「うかるぞ…」シリーズの問題集を眺めていたら記述式問題のページを見つける。ここがあるから、この問題集を買ったのを思い出す。

【記述式考察】


 私は、論述の練習をしたことがないが、記述式は論述よりも簡単なのか?
 記述式に割り当てられた時間は30分である。
 税理士試験だと、30分あればB4用紙に2枚以上は書ける。字数に換算すると1600字位であろうか、本当は2000字位書く人が多いであろう。
 ただし、そのペースでは行政書士試験では読んですらくれない乱筆となる。このペースは、問題文を読むのに3分位をあてて、残り時間で書くこととなる。

 では、行政書士試験の記述式ではどうなるのであろうか?
 問題数は10問であるので、問題を読む時間も結構馬鹿にならない。しかも、論述に替わるものであるので、配点もかなりあることだろう。
 そうすると、やはり巷でよく見る、1問あたり3〜5ヵ所の穴埋め問題が妥当ということか。

【出費ログ】


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9月14日(木)  記述式再考

【憲法ノート】


 自己分析の通り、憲法の復習から始める。
 が、急に記述式のことが気になって中断する。

【記述式再考】


 もしかして法令科目は記述式対策をしていれば、択一も大丈夫ということ?
 じゃあ、うまく記述式対策をしなくてはならない。

 うーむ、専門学校ではどうしているんだろう。気になる。
 過去問DXに入っていた東京法経学院のチラシでは、8,400円で記述式対策のレジュメが手に入るらしい。どうしよう、いまは出費を抑えたい。
 今晩WEB上を漁って、それでも収穫が無ければ考えよう。

 税理士試験では、一番多い所得税でも300条程度なので、基本理論は丸暗記です。
 それでも覚えるために、約80問の基本理論が作成されています。実際の試験は基本理論では解けないので、基本理論の丸暗記は学習の前提となるのだが、行政書士試験の記述式は個々の問題が税理士試験ほど深く狭くは問われないであろう。

 そうとはいえ、いくらかの丸暗記は必要なはずであり、なんかしらの方法を考えなくてはなるまい。

【憲法ノート再び】


 そんなことを考えながら、憲法ノートを作る。

 過去問DXの解説が一番まとまっていて、しかも詳細である。
そこで、「うかるぞ…」シリーズのテキストの目次に従って、過去問DXの中身でノートを作成する。


【出費ログ】


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9月15日(金)  記述式情報

【記述式情報】


 昨晩、WEB上で漁りまくりましたよ、記述式情報を。

 一番気になるのは、「不動産法律セミナー」9月号、10月号です。
 このページのモットーからすると、この雑誌がある図書館を探さねばならないが、我が家のそばにはどうやらなさそうなので、明日立ち読みします。20日発売なので、急がないと9月号が無くなってしまう。

 次に、傾向について参考になったのはWセミナーの大胆予測です。以下で参照してみてください。
http://www.w-seminar.co.jp/gyousho/news/mogiyosou_00.html

 しかし、この予測によると法令の択一問題が35問と増えて、記述式が5問であり、かつ、一般教養から理数系が減ることになります。
 それでは、時間に余裕があり過ぎるのではないかと思います。やはり、記述式は穴埋めのみではなく、一定の字数で書くものもあるのではないかと考え始める。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥0
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9月16日(土)  立ち読み情報

【立ち読み情報】


 本屋へ「不動産法律セミナー」を探しに行きましたが、近くの本屋を4件まわりましたが見つかりませんでした。東京にいた頃は、神保町まで30分位だったのでこんな悩みなんて無かったのに…。
 かわりに住宅新報社の雑誌を見つけましたが、記述式の記事はありませんでした。
 今度、県立図書館と宇都宮市立図書館2ヵ所とまわってみます。

【妻の研修】


 今日と明日、妻は研修で東京まで出掛けます。そのため息子の面倒は私が見ることになります。そのためまとまった時間が取れず、「やるだけ…」の一般教養を読むだけしか出来ない1日でした。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥0
 いままでの出費    ¥20,680

9月17日(日)  何もしない

【実質ゼロ】


 今日も子守りをしながら1日を過ごす。
 しかも、今日は飛び切り元気が良く、目が離せません。

 というわけで、細かい時間を一般教養のテキストを読む。
理科を残して全ての分野を読むが、知っているところしか頭に入らない。

 すなわち実質的には収穫無しと言うことだ。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥0
 いままでの出費    ¥20,680

9月18日(月)  記述式情報2

【記述式情報】


 今日は本屋で、予想問題集を購入する予定を組んでいました。

 本屋で物色していると、結構記述式対策の書籍が刊行されていました。
こうなると記述式が気になって仕方ありません。TAC・LEC・住宅新報社など一通りの出版社から出ています。(TACは記述式対策ではなかったけど、内容は他社と似たようなものでした。)

 それらの内容は、条文穴埋め形式の対策というものでした。条文の重要語句部分が赤い字でかかれていて、赤いシートをかぶせてチェックする形式のものです。

 それでは択一の学習を1問1答式にアレンジすれば対応可能なため、時間が無い状況下では単に負担を増加させるだけだと判断する。

 さて、本来の目的である予想問題集は、先日「不動産法律セミナー」を探しているときに既に目星を付けていたものである。それは、Dai−X出版(旧大栄出版)の「直前予想模試」である。

 この時期は本番と同じ環境を体験したい。専門学校組みは毎週2時間半の緊張を経験しているはずであるので、負けたくない。そういう欲求を満たすものがたまたま見つかった。

 しかも、よく調べると巻末に記述式対策用語集がついているではないか。読んでみると、用語とその定義が並んでいて、定義側のスペースには文字数の目安となる見印がついていて親切である。昔懐かしい山川の日本史用語集に似ていて、穴埋め式にも文章型にも対応できるので迷わずこれだけしか使用しないことにする。

 その後、用語集を読みふける。あまり前進していない。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 2、625
 いままでの出費    ¥23,305

9月19日(火)  情報収集の1日

【試験委員情報】


 先日Wセミナーのホームページで調べた試験委員情報に基づき、試験委員の著書等を調べる。
 WEB上では、全員の意味のある情報を掴む事はできなかった。皆さん重鎮であり、容易には専門を推測することができない。

 全体として行政法の委員が多い。なかでも多賀谷教授と今村教授は検索にヒットする件数が多い。今村教授は地方自治に精力的であることがわかる。異色なのは多賀谷教授である。郵政省の広範囲にわたる委員会の委員をされておられる。Wセミナーでは「行政法+IT」という予測をしている。

 唯一、一般教養と予想される鈴木氏はWEB上ではヒットがほとんどない。筑駒出身で医師国家試験に合格した方のホームページで、少しだけ様子が窺える。要は、進学校の教師である。進学校の中学・高校の教師の作る問題の得点は、驚くほど正規分布をみせる、と思う。
 従って、難しい問題も出るができる問題を拾っていくという、当り前の対策をとる。

【予想は予想】


 午前中は、WEBで手に入れた情報をもとに、図書館で試験委員の著作等を調べる。

 民法の伊藤教授は債権に関するものが多い。今村教授のものが意外と図書館にはないのが不思議だ。石川教授は短く、読みやすく、解りやすく、中身が濃いという印象だ。

 驚いたのは、多賀谷教授だ。Wセミナーでは異色だと評価され、暗に行政法担当ではないように感じさせられたが、バリバリの正統派である。

 やはり、予想は予想の範囲を超えるものではなく、それなりの信頼度しかないと心得たほうが良いようである。

【記述式対策ソフト】


 Vectorで、記述式対策に使えそうなソフトを物色する。

 Spell For Windowsというソフトが記述式にも択一式にも対応しているので、使ってみる。

 これは、その場で正答率が出て、間違った問題だけをすぐに再度解くことができる。しかも、出題順をランダムにして再度解くことができる点が満足。
 しかし、正誤履歴が画面でしか出力できないのが残念な点である。

 早速、憲法の問題を作ってみる。記述式問題のメールマガジンを処理して、足りない条文を追加していると、これだけで半日を要してしまった。

  解いてみると、問題が結構バクっている。まあ、解きながら直していこう。このソフトはジャンルが10個設定できるので、憲法条文にはぴったりであった。正誤履歴が出力できないので、ジャンル毎にこまめに制覇していかないと弱点が強化できない。
 解いてみて初めてジャンル0がどのジャンルを選んでも必ず出題される仕様になっていることを知る。毎回「天皇」の問題を解かねばならないが、「前文」の問題も作らねばならないし、明日以降手直しすることにする。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
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9月20日(水)  記述式対応ソフト

【記述式対策ソフト2】


 昨日紹介した、Spell For Windowsというソフト用に問題を作成する。
 
 憲法は前文とジャンル分けの修正を終える。また、抜けている条文分を補充して完成した。

 行政法分野の問題作成に取り掛かる。憲法の場合は条文に従っていけば自動的に完成するが、行政法はそうはいかない。「うかるぞ…」のテキストと「過去問DX」を並べて問題を作成していく。今日は全体の三分の一くらいは進んだろうか。

 当初は今ごろ問題つくりをやっていて良いのかと考えたが、問題つくりは結構勉強になるし、一問当りの問題量を考えながら作ると、知識の整理をできるのうえに、思ったより時間が掛からないので、結局やることに決めた。

 昨日は、このソフトの問題点として、正誤履歴の出力ができないと書いていたが解決策があった。自作の問題にはまだバグがあり、解きながら問題を編集することがあるが、その時にこのソフトは問題ファイルに正誤履歴を記録していることに気がついた。解き終わった後に問題ファイルをコピーしてエクセルにでも読ませれば、うまく使えそうだ。

【出費ログ】


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9月21日(木)  問題作成

【行政法問題作成】


 昨日に引き続き、行政法分野の記述式用の問題を作る。やはり、憲法と違って自分でまとめながら作るので時間が掛かる。

 しかし、過去問とテキストを見比べながら作っていると、必要の無い部分が浮き彫りにされてきて都合が良い。

 そういうわけで、なかなか捗らない。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
 いままでの出費    ¥23,305

9月22日(金)  ホームページ更新

【大改造】


 こんな時期に、ホームページを大改造してしまった。

 PCをいじっていると結構待ち時間があるので、一般教養の熟語とか故事成語を見直す時間がたっぷりと出来た。今日は問題作成を深夜にやることになりそうである。

【出費ログ】


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9月23日(土)  公法の基本にあるもの

【公法の基本にあるもの】


 タイトルは大袈裟だが、テレビ朝日の朝まで生討論を見ていただけの話である。
 この日のテーマは女性差別であったが、その前にあるキーワードを考えたい。

 公法、とりわけ憲法の基底に流れているものは民主主義である。民主主義は戦後日本のキーワードであるが、個人的には今現在でも達成されているとは思えない。
 日本人は民主的ということを理解しているのだろうか。井沢元彦風にいえば、日本人は民主主義を納得できるのか、ということになる。

 私は恥ずかしながら井沢氏の「逆説の日本史」に出会うまでは、民主的という意味をはっきりと解らなかった。ただ、自分の言いたいことを言える権利のことだと思っていた。

 そのことは、ある例示によって解ったのだが、少しアレンジして書くと次のようになる。
 ある小学校のある学級で、宿題を忘れた子に与える罰をホームルームで決めることにした。その結果、多数決で死刑にすることに決めたとしよう。これは、いくら多数決で決めたとしても民主的でないことは明らかであろう。しかし、民主的でないという理由はなんであろうか?

 殺人は法律で禁止されているからという答えは、答えになっていない。なぜ法律で禁止されているかを説明するか、または「法律=民主的」であることを証明しなくてはならないからである。

 答えは、人権を尊重していないからである。民主的であることの前提は人権を尊重することなのである。すると、死刑ではなく罰金としても、校庭10週としても経済的自由 身体的・精神的自由を拘束するのだから民主的ではない。それじゃ罰になってない気もするけど、これ以上は良く解らないので、一応、人権を尊重してはじめて民主主義がスタートすると結論をだしておこう。

【目には目をでは…】


 話をテレビ番組に戻すと、女性差別の問題です。しかし、私が問題にしたいのは討論の姿勢についてです。

 かつて差別にあった人の無念さや絶望感は、確かに凄まじいものがあったでしょう。それを、差別した側が解っていないことに憤りを覚えることも当然でしょう。そして、それについての謝罪を求める場であれば、加害者を責めて、加害者には100%非を認めて欲しいでしょう。

 しかし、差別をなくそうという討論をしているときに、かつて加害者側だったことや理解を示さなかったことを理由に、今後も絶対に理解しないし差別を止めないと決め付けるのは、どういうものでしょう。

 一つには、相手の人格を決めつけていて民主的ではないです。また、それでは建設的な討論ができません。

 ここまでは、教科書的な回答でしょう。しかし、それでは被害者は、どんないひどい目にあっても、一度は加害者の人格を尊重して、話し合うのが民主主義ということなのでしょうか。

 そんなこと納得できますか。どうやら民主主義を実現するには、互いの人権を尊重することともう一つ何かを前提としなくてはならないようです。人権の尊重だけを強調すれば、民主的な解決はできずテロリズムなどに繋がってしまいます。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
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9月24日(日)  行政法問題完成

【行政法問題完成】


 記述式対策として作成していた、行政法の問題が完成した。問題数は173問にもなってしまった。

 早く解いて、解くべき問題をドンドン絞らなくては…。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
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9月25日(月)  憲法解答

【憲法解答】


 先週完成していた、Spell for windows用の憲法1問1答式の問題を解く。

 前文からスタートしているので、結構ボリュームがある。
 しかも、作成中は条文と数時間もにらめっこしているので「これ位解けるはず」と、奇問・難問もたまにある。そうかと思えば、条文が短ければあっけないほど簡単な問題になる。今は時間がないのでしょうがない。

 それにしても、よく間違えます。

 しかも、問題が間違っていたり、解答が抜けていたりしている部分が多いので、修正も結構大変です。

【出費ログ】


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9月26日(火)  憲法絞込み

【憲法絞込み】


 私の使い方としては、分野ごとに分けて解答します。解答直後に所要時間や正答率が出るのでこれが70%以下の場合は、がっかりします。(1回目はそれだけ)

 とりあえず3回解いて、解かなくて良い問題を削除していく作業を進めます。

 所要時間は、憲法104問で1時間はかかりません。

 分野ごとに解いてはいますが、同じ分野を続けて2度は解きません。問題を覚えていますから、続けて解いても意味が無いからです。

 それでも、問題修正の為に前文などは、正式に取り掛かる前に何度も解いてしまったので覚えてしまいました。まあ、覚えるのが目的だから良いんですけど、時間的効率性については疑問が残ります。

 今日中に、なんとか3回解き終わりました。
 結構できるようになりました。正答率はまだ80%位です。問題数は第一段階として74問に減らしました。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
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9月27日(水)  行政法解答

【行政法解答】


 今日は、Spell for windows用の行政法1問1答式を解く。

 問題作成から2、3日しか経っていないのに、本当に忘れています。記憶の歩留まりが悪すぎます。
 それに加え、問題の誤りを修正する作業もあり、1日かかっても1回目の解答が終わりません。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
 いままでの出費    ¥23,305

9月28日(木)  憲法過去問

【憲法過去問】


 今日は、行政法から逃げて、1問1答式ソフトで鍛えた憲法の成果を試すべく、過去問で腕試しをしました。

 今回は、解答用紙をEXCELで作りました。理解度を確かめるために、解答欄のほかに選択肢毎に○×がつけられるようにしました。これで、勘違いを減らすことができます。 

 結果は良好です。トータルの正答率は83%です。

             数     率
総合          3      1.00
前文          1      1.00
天皇          5      0.60
権利義務       20     0.85
国会          10     1.00
内閣          11     0.73
司法          10     0.80
財政          4      1.00
地方自治       5      0.60
改正          2      1.00
最高法規       1      1.00


 弱点は、「天皇」「内閣」「地方自治」となりました。天皇は得意分野なのですが、1問あたりの回答数が多いため正解となるのが少ないためです。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
 いままでの出費    ¥23,305

9月29日(金)  無料講座発見!!

【行政法手直し】


 今日は現実逃避せずに、行政法の問題を手直ししています。
 分野によっては1問とびに修正が入り、泣きが入ります。しかも、記憶にあまり残っていないため、どこから問題を作成したかテキストを調べまくりです。おかげで良い復習になりましたが、効率が悪い。

【無料情報源】


 妻は今日明日と日帰り出張です。子供を引き取りに夕方早めに保育園に行く。その後は参考書なんて持っていられないので、仕方なくテレビを付けながら家事を始める。

 地上波、CSとスキャンしていると、CS放送の学びチャンネルというチャンネルでLECの行政書士講座がPPV(ペイ・パー・ビュー)でやっていた。今日は行政書士復習講座2/3である。購入すると1,000円だがプレビューで5分位視聴できる。穴埋め問題の記述式対策のようである。見れるだけ見て終わる。

 その後、CS放送の放送大学(短波ラジオ)で「行政の法システム入門(’98)」という番組を発見する。これはいい!但し復習として。
 教授の意見も聴けて、勉強の足しにはならないが色んな制度のつながりが見えてくる。リーガルマインドとまではいかないが、ただの知識に少し血が通った気がする。残念ながら、時期的に前期の最終週のため14/15回と、あと一回しか聞くことができない。

 多分、放送大学は使える。日本史、世界史、古典、法律、経済などは結構使えると思う。しかも、9月末が最終週ということは行政書士試験にスケジュールもバッチリである。復習に聞き流す程度なら充分有用だ。

 CSでは、進学塾のお試し講座も見られる。中学校の数学は、図形など教科書に載っていないが簡単でとても役に立つ公式をポロッと教えてくれる。これらの情報もゲットしておこう。

 ということは、地上波の教育テレビでも数学とか結構やっているので、今度チェックしてみよう。お宝は身近に転がっていたのか…。

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
 いままでの出費    ¥23,305

9月30日(土)  一般教養デー

【一般教養】


 今日も妻が出張なので、1日中子守りです。
 まとまった時間は取れないので、こまぎれに勉強します。

 子供が昼寝している間に「直前ドリル 教養編」を進めます。
 このドリルは一問一答式なので、知らない問題をピックアップするのに適しています。

 子供が起きている間には、CS放送と地上波で無料情報を探しながら、子供をあやしています。
 今日は、放送大学ラジオ放送の「行政の法システム入門」の最終回でした。この先生の現行制度に対する批判は面白い、かつ、その視点からみた条文の問題点は、たとえば出訴期間の相違を暗記ではなく理解させてくれるので、とても有用です。

 飽きたら、方眼紙に部屋の縮尺図を書いて、模様替えの案を作っていました。 

【出費ログ】


 本日の出費      ¥ 0
 いままでの出費    ¥23,305