無料学習のメリット

 自分のペースで学習できる

  人それぞれ、事情もあるしペースというものがあります。自己責任でやることと引き換えにこれらの問題を回避することができます。

  家庭の事情で定期的に時間がとれない人、3日ハイペースで勉強したら2日遊ばないと続かない人、毎日ハイペースでやらないとダメな人、確実にマスターしないと次に進めない人、それぞれの習性を持った人がいます。自分がどのようなタイプであるのかを知れば、無料学習の方が効率的かもしれません。

  ただし、確実にマスターしないと次に進めない人は無料学習をやめた方が良いかもしれません。永遠に先に進めないかもしれません。「早くうまく」ということは「要領の良い」ということで、悪く言えば「いい加減」・「単に受かるためだけの」という意味です。それが許せない人は専門学校をお奨めします。真面目にあなたの疑問点を解消するには無料学習は効率が悪すぎます。良い先生・仲間と出会うことでしっかりとした理解も出来ますし、その人たちの生き方に教えられることも多くあります。

 

 パターンにはまらない

  専門学校に通うと、通うことに満足してしまう・テキストに間違いが無いと信じ条文にあたらなくなる・特定の出題形式に慣れてしまう等の問題も出てきます。

  専門学校へ通うことのデメリットも多少はあるものです。効率は最大でしょうが、創造的に勉強する努力をしなくてもそこそこの成績はとれてしまいます(これは税理士コースからの体験です)。しかし、本試験では思いがけない出題形式もありえます。専門学校に慣れすぎると、このような突発的事態に直面したときに弱点が露呈してしまいます。

 

 合格後の人生

  行政書士に合格したら…、そこはゴールではなく出発点です。試験の知識など実務に必要なものに比べたらほんの数%に過ぎません。また、この資格は幅広く業務を行えるので、先人が少なく自分で開拓して行く分野に進むかもしれません。

  先人が多くても、地域的に先輩がいないかもしれません。そんなときに、自分で調べる能力は必要です。また、ネットワーク上でなら地域的な問題も解消します。インターネットで情報を探して勉強することは勿論ですが、そこで情報提供をしてくれる人たちは受験後もきっと役に立ってくれることでしょう。合格した時に既にこの様な情報網を持っていることは財産と言えるでしょう。

  また、独立開業したらそこは正しく自己責任の世界です。与えられた目標に向かって進むのではなく、自分で目標を設定しなければなりません。依頼者や相手方と交渉するときにも、自己の性質を知って、あるときは抑え、あるときはうまく利用しなければなりません。

なんて、エラソーに書きましたが、別に合格後の人生は合格してから考えても良いんです(というか、それが当たり前)。

どんな方法にも一長一短があり、自分だけで考えることも大事だし、仲間を作って勉強することも大事なことです。どちらも大事ですが、今自分が置かれている状況で最大限の努力を続ける姿勢というものは、尊いものです。

ただ、独学だから不利だとか思う必要は無いと言いたいだけなのです。尊い姿勢が周囲の雑音に負けてしまわない様に理由を考えて頑張ってください。

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