「彼女たちの時代」(水曜夜10時〜フジテレビ)深津絵里・水野美紀・中山忍
いきなり1位にピックアップしました。
出だしに引き込まれました。
9/22の話。
最終回。「35歳で初めての釣りか・・・。まだ間に合う。」啓介にかけた妻の父親の言葉がしみた。 そうなのだ。「もう35歳だから」と「もう」をつけて逃げてはいけないのだ。 人生まだまだ、これから初めて経験する事だっていっぱいあるだろう。 啓介の場合、出向先でのつらい仕事にも耐えてきたのだから、これからも頑張れるはずだ。 深美、千津、次子の3人のこれからのこと。 26歳のときだけでなく、これから先のことなんて全くわからない。 どうすればいいんだろう?自分はいったい何なんだろう?そういうことがずっと続くのだ。 あたりまえのことだけど、それを気づかせてくれた良いドラマだったと思う。
9/15の話。
いざというとき強いのは、やっぱり女だ。 深美の姉だって、次子だって、深美自身だって、傷ついたはずだ。 佐伯なんかよりもずっと。 ドロドロになってもおかしくない彼らの関係なのに、 女たちのおかげで持ちこたえているようなもんだ。
9/8の話。
なんて奴なんだ、佐伯啓介って。 奥さんの前から逃げるなんて卑怯だぞ。次子の立場はどうなるんだ。 本人が言った通り「つまらないプライド」のせいで人を傷つけ、 自分はしゃべりたいことだけしゃべって姿を消すのは、だらしない。 千津は美紀夫と駆け落ち。父親が追ってくるが、逃げる。 だが、深美の家族のおかげで和解しそう。よかった。 あとは美紀夫の夢を二人があきらめられるかどうかだ。
9/1の話。
「人間開発室」って何?何もせずに狭い部屋でじっと時間が過ぎるのを待つなんて・・・。 あんなところに閉じ込められたら、人間どうなっちゃうんだろう? 部長にどなられようと、アポイントとれるまで立ったまま電話かけてたほうがまだましだ。 会社に属するってどういうことなんだろ?
定職の無いミュージシャン志望の子を妊娠してしまった千津。(今度は本当) 千津の父親としては、相手の男を娘の結婚相手として認めないだろうなあ。 でも千津は美紀夫のことが好きなのだ。その気持ちは大事!
不倫へと走る次子。私だったら奥さん(または彼女)のいる男の人は興味ないなあ。 いるってわかった時点でさめてしまうタチ。だから感情移入できない。
申し分の無い条件の彼とお見合いした深美。 結婚のために恋愛するわけじゃないと思う。 「ときめくような恋愛をしたい」よね。好きになったから一緒にいたい、それがたまたま結婚なのだと思うけど。
これらの中では、次子と佐伯との不倫の行方が気になるところです。
8/25の話。
あそこまで言われて佐伯(椎名桔平)はなんで会社をやめないんだろうと苛つくほどだったけど、 会社がつぶれるとなるとあの部長もかわいそうに思えてくる。 佐伯もよく耐えてがんばったと思う。本社にもどれることになっても佐伯には仕事が無い。 これはつらい。まだ我慢するのか? 千津(水野美紀)の妊娠は嘘だった。そうでなきゃ、先週あんなに走るわけないよなー。
8/18の話。
女同士で朝まで飲むなんて、遠い昔のこと。 なんか懐かしかった。 佐伯(椎名桔平)は、やっと仕事のコツをつかみかけてきたようだ。 そのことを奥さんにではなく、次子(中山忍)に語る。 お互い最悪の状態を見られたから、楽に話せるってことらしい。 奥さんは、今までと違う夫の変化にとまどいながらも、何かやろうと急に張り切り出した。 でも、なんか違う。
8/11の話。
佐伯(椎名桔平)は、奥さんの父親のコネで契約をとることができた。 深美(深津絵里)の台詞。 「私なんかカードの勧誘するのにも卑屈な感じがしちゃって嫌だったけど、 奥さんの実家のコネだったら余計嫌なんじゃないかなあ」 同感! 家出以来、腫れ物に触るように美紀夫(加藤晴彦)に接してしまう千津(水野美紀)。 歯車がくるい始めてる。 好きなのかどうかわからない年下の男にキスされて、 なんだか悲しいという深美(深津絵里)。 好きになれたらいいのにね。年下の男の子に振り回されるのも楽しいのに。
8/4の話。
美紀夫(加藤晴彦)がいなくなって動揺している千津(水野美紀)のもとに、 深美(深津絵里)は真っ先に駆けつけた。 駆けつけたところで何もできないことに気づき、歯痒く思う。 「どうして人生相談は答えが簡単に出せるんだろう?」 全くそのとおりだ。果たしてその回答は無責任だったりするものだ。 ヒモ同然の美紀夫に「勝手にいなくなってさびしかったんだから」と抱きつく千津が、素直でかわいかった。 人を好きになるって打算じゃないよなあ。 契約数ゼロのダメ営業マン佐伯(椎名桔平)の落ちていくさまも興味深い。 上司といるときの姿を妻に見られたやるせなさ。 こうなると安らげる場所は妻ではなく、他の場所だ。 それが、次子(中山忍)だってことか?
7/28の話。
何が気になるって、椎名桔平と中山忍の関係。 どうなるんだろう。 エリートって何?左遷されてもエリートはエリートなの? あそこまで言われてまだ会社をやめないのか? もうやめちゃえーって言ってやりたい。 こういう状況のとき、奥さんは力になれないのか? 男のほうも奥さんに相談しないのか? 女であることを武器にしたくない中山忍。 女の良さをアピールできれば楽なのに、それをしない。 水野美紀は、夢を追ってる加藤晴彦を好きになったはずなのに、 夢だけで結局ぶらぶらしている彼にイライラを感じてしまう。 小さい話ばかりなんだけどどれもこれも気になるから、 このドラマはおもしろい。
7/14の話。
椎名桔平の「私は最低の人間です。」が痛かった。 どの部分とは言わないが、私も同じ事を考えるときがある。 だから、私も最低の人間です。 今までの椎名桔平の役には馴染めなかったけど、今回の役どころはぴったりだと思えます。 中山忍の役も見ていて「がんばれ、負けるな!」と応援したくなるような・・・。 頭で理想を描いていても、実際に実行するのは大変なことだ。 現実に直面してつらさを味わっているのが痛いほどわかる。
7/7の話。
キョンキョンのドラマを見逃してしまい、次はさんまのドラマと思っていたのですが、 チャンネルをそのままにしておいたら最後まで見てしまいました。 冒頭の懐かしい映像と深津絵里のナレーションに引き込まれちゃいました。 彼女たちは26歳。私より10近く若いけど、彼女たちと同じようなこと感じていたことがあったなあ。 自分の存在価値とか、私などいまだに悩んでいることだもの。 気持ちが分かるから、感情移入ができる。 就職して間もない頃、東京での一人暮らしに寂しさを感じたり、小さい会社への転職を考えたり・・・。 スイミングスクールに通ったり。 彼女たちのもがきと一緒だった。 このドラマの冒頭にならえば、東京オリンピックの年に生まれ、子供時代のオイルショックとか不景気とかは深刻に受け止めるわけでもなく、 お気楽に育ってきた。女子大生ブーム、Hanako世代でもっと優雅に過ごせたかもしれないけど、 田舎の大学、地方出身者の貧乏暮らしじゃ地味なもの。 大恋愛の末結婚して一姫二太郎にも恵まれそれなりに幸せなはずなのに、何か物足りない。 このまま歳とっていくのはつまらない。私の人生って何?って感じかな。女って基本的に欲張りなのかなあ。