「チーム」


「チーム」(水曜夜9時〜フジテレビ)草なぎ剛・西村雅彦

草なぎくんと西村さんとの組み合わせが、古畑任三郎の今泉、古畑拓三郎の草泉を連想させます。 脚本次第ではおもしろいのでは?

12/22の話。

いったいなぜ少年犯罪が起こるのか?折しも、小二の男の子が少年らしき人物に殺されるという事件があって、 このドラマを連想しました。 無理に結論を出すことはなく、問題提起という意味でいいドラマだったと思います。 ドラマ的には、丹波と風見が二人でチームを組むことによって、お互いに影響され、だんだん変化していく過程も面白かったです。 二人の恋の行方も楽しかった。 最後「少年犯罪は闇なんだろうか」と問う風見に「闇があるから光があるんだ」と答える丹波はきまってた。

12/15の話。

「反抗しないで言うことを聞いていた奴のほうが危ない」 そう言った子が、かわいかったので気に入ってしまった。 話のほうは、風見が文部省にもどることになり、チームが壊れてしまうところだ。 文部省で仕事をしていても、風見は事件のことと丹波のことが気になる。 そして丹波に電話してみると、銃声が聞こえたのだ。 丹波が撃たれたことで、風見は暴走しそうだ。 少年犯罪への問いかけは、結論が出ないもの。しかし、風見と丹波の関係については、いかにもドラマ的なのでいい。

12/8の話。

「子供は親を選べない」「親なしでは生きていけない」 まさにそのとおり。 風見が子供たちに親と離れて暮らす事実を告げるときの演技、すばらしかった。 こちらまで涙しました。草なぎくん、すごい! 最後、パトカーの中からの兄弟の目線も上手かった。特に弟の方。 丹波と風見は、だんだん意見が合うようになってきて良いチームです。 来週の予告で、丹波が事件にまきこまれて撃たれるシーンがあったが、大丈夫なんだろうか? 「二人にとって最後の少年犯罪」ってどういう意味?

12/1の話。

権力の名のもとに事件をもみ消そうとする人。 丹波と風見は、これに対抗する。 「大人のすることじゃない」と反発する季織とは、もう感覚がずれている。 今回の事件でわかった子供たちの対立は、大人同士のいがみ合いから派生したものだった。 「子供は親のすることをみているんだ。」 そうなのだ、子供はよく見てる。耳が痛いです。 このドラマで言ってる価値観は私と合っているので、気持ちよく見られます。 しかし、ドラマで見るのと実際に子供と接するのは大違い。難しいです。

11/24の話。

少年犯罪は、加害者は少年法の名のもとに保護される仕組みになっている。 一方の被害者は、家族ともども心の傷は癒せない。 このことは、かなり議論をよぶところだ。 たとえ少年でも犯罪は犯罪だ。 今の少年法のままでいいのだろうか?

11/17の話。

今回は、母親と息子の関係。ここには、父親不在も少なからず影響しているように思う。

季織(戸田菜穂)と価値観がずれてきたことを感じる風見。 季織は、文部省の人間で「ことなかれ主義」が根底にある。風見が事件に躍起になることに釘をさす始末。 風見は、警察で現場を知ってしまい、文部省の考え方に疑問を持ち始めている。 この二人、恋人同士だったはずなのに、これじゃいかん。 綴も加わって三角関係? 丹波がプレゼントのマフラーを結局渡せなかったのも可笑しくて良かった。

11/10の話。

「警察は考え方を変えないといかんな」「文部省も」最後の二人の台詞がきいてました。 今回は援助交際についての問題。現代の女の子が感覚があまりにもかけ離れすぎていて、 理解できない。母親失格なのかも。

11/3の話。

このドラマはきれいごとで終わらせない、必ず問題提起があり見応えあるドラマです。 今回、丹波(西村雅彦)がなぜ子供をあれほどまでに嫌うのか、そのわけがわかりました。 その理由からは「子供は純粋」なんて絶対信じられないでしょう。 本当に子供は恐いです。(金八先生の風間くんにしろそうです。) 教師に対しての口のききかたがひどい生徒。 これが年上の人への接し方か?と思えるような口のきき方をしている。 そしてそれをおかしいことだと思わない本人達。 教師にしても、生徒に言われてかっとなればとんでもないキレかたをする。 大人なんだから冷静に対処すればいいものを、体罰とは言えない限度を知らない暴力を加える。 ぼこぼこにされた生徒は、教師に反感を持つのは当たり前。 しかし、ここでまた仕返しをしようとする生徒。手段が汚い。 風見(草なぎくん)が言うように「言葉で」返せないんだろうか? 病んでる・・・。 このドラマで起こっていることは、ドラマならではのことでなく、 きっと実社会にも起こっていることなのだ。 これが現実なのだ。

10/27の話。

このドラマ、今のところ一押しかな?良いです。 「エリート対叩き上げ」という構図は、同じ君塚さん脚本の「踊る大走査線」「コーチ」に 通じます。現場を知らなきゃ駄目ですよね。 今回風見(草なぎくん)の恋人(戸田菜穂)が「もう子供に深く関わりあうのは止めたら?」みたいなことを 言いました。恋人の立場としては、その気持ちわかります。 でも「そういうわけにいかない」風見に、それ以上強く言うことはしないで結局は見守ろうとする姿勢に愛を感じました。

10/20の話。

金八先生は見てないのに言うのもなんですけど、 教育現場の問題提起としてのドラマとして金八先生より社会派? 真剣に見てしまいましたよ。 今回は「いじめ」について。草なぎくんがなぜいじめにこだわるのか、その原因 が過去に自分がいじめられていた心の傷にあることがわかりました。 文部省の人間なのだから、捜査に首を突っ込むことはしなくてもいいことなのに熱心に なってしまう草なぎくん。 警察の人間として捜査にあれこれ言われたくない西村さん。 草なぎくんがたった一つだけ事件を解決しても、いじめは氷山の一角で根本的な 解決にはならない現実。 理想と現実のギャップがつらい。

10/13の話。

草なぎくんてこんなに演技上手かったっけ?いやー、いつのまにか演技派となりましたねぇ。 台詞をはっきりしゃべるので聞きやすいし好きです。 理想主義の文部省の人間が草なぎくん、現実主義の警察官西村さん。 この対比より、草なぎくんにばかり目を奪われました。

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