A9. 液晶モニタの比較(ナナオS1921とイーヤマE431S) (2007-4-20更新

 3月3日にナナオ製の19インチ液晶モニタを購入して設定調整中にソニー製15インチ液晶モニタを壊してしまった。 3月26日に代品としてイーヤマ製17インチ液晶モニタを秋葉原で買ってきた。

1.購入価格、購入時の注意点
 ナナオ製の19インチ液晶モニタは事前に十分な価格調査をしていなかったためメーカーのオンライン販売価格で購入していた。 今回はサブマシン用ということもあり購入価格を抑えようと事前調査をしてから秋葉原へ出掛けた。 当初の予定は15インチのモニタだったが秋葉原の店頭には15インチはほとんど置かないようで17インチから上のサイズのモニタばかりだった。 価格も調べていった15インチの価格とほとんど同じ価格で17インチのものを売っていた。(秋葉原では流通経路や販売マージンにより店によってかなりの幅があります)
 イーヤマ製の液晶モニタは型番が頻繁に変わっているようで今回購入したイーヤマの液晶モニタもProLite E431S-W3Sの型番からメーカーに確認して2006年4月で製造中止になったらしいと分かった。(E431Sが主型番でハイフン以下が枝番で仕様とバージョン番号を表しているようだ。 W;白、3:バージョン(2005-5リリース)、S:(内容不明)) サブマシン用なので気にならないがメインで使用する場合にはキチンと型番を確認して購入しなければいけないことが分かった。(メーカーが数を作っているからこそ出来ることだが今回の件で販売店側の売り方とメーカーの在庫管理に疑問をもってしまった)
購入品は枝番が最新の番号から3つ落ちていたが購入店系列では最新バージョンでほとんど同じ価格をネットで出していたのでまぎらわしい商売という感じ。 安売り店で購入する時には現物や仕様をキチンと確認すべきだが、仕様的にはナナオ製のモニタと比較して遜色ないので量産効果が大きい。 購入価格は21,800円でした。
 イーヤマHPの製品情報: http://www.iiyama.co.jp/products/lcd/index.html

(注) 今回購入したのは秋葉原のF店で購入日は3月26日で問題がある店であることの認識がなかったので秋葉原の普通の対応をしてくれるものと思っていた。 しかし、購入する時になって問題があることが分かった。(青字は4月2日の電話での説明) (1)「領収書要りますか?」、普通の店は必ず出す。(必要なら送ります) (2)型番が古い件。(店頭販売なのでメーカーから直接に仕入れたものを安く売っている) ネット販売では店頭販売とほとんど同じ価格で最新型番のものを売っているが。(在庫を持たず店舗も要らないので安くしている) 最新型番の場合の価格を聞いたら店頭販売していないと言い電話を切って数分後に約1割強アップの価格を教えてくれた。(即答できなかった理由はメーカーに仕入れ価格を確認のため) (3)初期対応しないと言ったが伝票(お買上確認票)には7日以内なら交換対応すると書いてあるが。(在庫が少ないので初期対応できないと言った) これはおかしな話で聞かなかったと言い張るか。(大抵の店は初期対応の範囲、商品ごとの対応方法などを書いた紙を渡している)
面白くないので4月5日に秋葉原へ行って店の中を見たら主型番だけの表示でそれも白い紙を上に貼り付けた表示方法だった。(主型番とスペックだけの表示なのでスペックの数字を知らないと最新機種かどうかは判らない)
(参考) 15インチ液晶モニタ故障のためイーヤマ製17インチ液晶モニタへ交換

今回の件は秋葉原で何10年も買い物をしてきて初めての経験で面白くなかったので千代田区の消費生活センターに電話をしたら、店頭で物を買った場合にはクーリングオフがないとのことだった。(店を追求できる部分は手続きや手順に関することだけになるか)
イーヤマの問合せ窓口へ電話してProLite E431S−3はいつまで製造していたのかを聞いたら次の製品をリリースしたのは2006年5月なので4月まで製造していたのではないかという回答だった。(即答ではなく3分余りかかった)
もしも、店側が言う通りにメーカーから直接仕入れているとすれば不良在庫を1年近くかかえていたことになり、それを早く処分せずに徐々に在庫減らしをしているとすれば古い型番のものが長い間市場に出てくることになる。 現在の最新型番はProLite E431S−6、ネット販売されている型番はProLite E431S−4までが出ている。 物を沢山作っていることは分かるがややこしい話だ。
 別の話は訳あり品を買わされたか、こっちはよくある話だがそれでも新品と同じ扱いの店頭表示で販売しても良いものかは疑問のある所。 悪く言えば買い手の錯誤に期待していると言えるのではないかと思える。 実はこの点が最も気に入らなかった点で消費生活センターへ電話したのもこの点でした。 たいていの店では特価品などの表示で訳あり品であることが明確な表示になっているが曖昧にしていること自体が問題ではないかと言うことです。 メーカーへのユーザー登録の段階になって旧型品のユーザー登録をすることになったら誰でも腹が立つのは当然ではないでしょうか。(メーカー側にも責任があるとすれば商品流通の管理に問題があり、販売ルートだけの問題ならば販売方法がユーザーの納得できるように表示を明確にすべきでしょう。 だましのテクニックみたいなのは気に入らない)
 
 
2.液晶モニタの仕様比較

ナナオ
FlexScan S1921

イーヤマ
ProLite E431S−3
画面サイズ

48cm/19.0”

43cm/17.0”
画素ピッチ:水平x垂直

0.294mmx0.294mm

0.264mmx0.264mm
輝度

250cd/m*2

300cd/m*2(標準)
コントラスト比

1000:1

700:1(標準)
視野角

左右178°上下178°

左右75°上75°下60°
応答速度(黒→白→黒)

20ms

ms
最大表示色

1677万色

約1620万色
sRGB対応

対 応

対 応
走査周波数

水平:24.8〜80KHz
垂直: 50〜75Hz

水平:24〜80KHz
垂直: 55〜75Hz
ドットクロック

135MHz(最大)

135MHz(最大)
解像度

1280x1024(最大)

1280x1024(最大)
信号入力コネクタ

D-SUBミニ15ピンコネクタ
DVI-D24ピンコネクタ

D-SUBミニ15ピンコネクタ
DVI-D24ピンコネクタ
プラグ&プレイ機能

VESA DDC2B
EDID structure 1.3

VESA DDC2B
スピーカー

0.3Wx 2

1.5W x 2
消費電力

40W(最大)
節電時 1W以下

39W(最大)
パワーマネージメントモード時
2W(最大)
ユーティリティ ソフト USBケーブルの接続により液晶モニタの設定調整が可能

な し
マニュアル セットアップ マニュアルだけ冊子、他はPDFファイル(添付CD) 英独仏など8カ国語の多国籍マニュアル(日本語は最後)
(ProLite E430/E430S/E431S共通)
同梱ケーブル

VGA、DVI-D、オーディオ

VGA、オーディオ

 
 
3.液晶モニタの設定、ほか

  設定はどちらの機種もプラグ&プレイ デバイスとして接続してから液晶モニタの本体メニューから自動設定が可能になっている。 sRGBモードに設定するといくつかの項目が設定変更できなくなるが自然な色合いになる。(私は液晶を長持ちさせるためと見易さのため輝度を下げ、sRGBモードに設定して使用)
1) 設定時の扱いやすさと表示の安定性
 イーヤマのProLite E431Sの方は「電源ONしてから30分以上たってから行ってください」と書かれているので画面の表示状態が安定したことを確認してから設定や表示確認をする必要がある。
 ナナオのFlexScan S1921の方はEIZO独自の調光機能がついているのでこの点を気にすることなく扱え普段の使用も電源ONしてからすぐに画像レタッチの作業に使い始められる。
2) 液晶パネルの見え方
 ナナオのFlexScan S1921の方がバックライト照射の構造が薄くソフトな表示だが詳細に見ると部分的に若干輝度むらが見える。(上が明るく、下が暗い) このため画面の左右端での表示の凹みが少なく糸巻き状の見え方が少なくてCRTに近い表示、輝度むらは実用上では支障ないレベル。
 イーヤマのProLite E431Sの方はバックライト照射の構造が厚く画面の左右端での表示の凹みが大きい。 最初は画面表示が欠けているのかと思ったが表示の凹みのカーブと分かり表示位置を調整して左右を同じ見え方にしたが左右両端を両にらみで見ると僅かな糸巻き状に見えるので違和感がある。 画面の輝度が高く少しぎらぎらした感じだが輝度を下げて使っているのでぎらぎら感は緩和されている。
3) sRGBモード表示
 どちらもかなり自然な色調だがナナオのFlexScan S1921の方が自然でイーヤマのProLite E431Sの方は若干青みがかった色調に見える画像があったので表示色数の違いが出ていると思われる。
(注) イーヤマのProLite E431Sについてはコントラスト調整が可能なのでsRGBモードを使わずにAdobe Gammaのようなソフトを使えば色調補正が可能になるので表示画面の色々な色調補正が可能。(本体メニューからの色調補正も可能だが試していない) ナナオのFlexScan S1921はコントラスト調整機能がなく色調補正は自動調整、または本体メニューかユーティリティ ソフトによる補正だけ。
4) 画面表示のコントラスト
 イーヤマのProLite E431Sの方はCRTの場合に近い表示だが、ナナオのFlexScan S1921の方は10bitガンマ補正機能によりモニタ調整画面で明るさの階調表示がリニアに表示されるので画像のレタッチが楽な感じです。
5) DVI-Dポート接続 (デジタル接続)
 ATI Radeon 9550を搭載したASUS A9550 Gamer EditionのビデオカードのDVI-Dポートに接続・表示させたが両方のモニタとも正常に表示できた。 VGAポート接続との違いは僅かなので表示の違いがどこにあるかは不明。
 メインマシンは画質が良いと言われるDVI-DポートとFlexScan S1921を同梱のDVI-Dケーブルで接続して使用。
(注) DVI-Dポート接続の方が文字の線が細くなり、特に1280x1024の画面では文字の線が細くなったが画質の違いについては良く分らない。
6) スピーカー
 FlexScan S1921の方のスピーカーは出力が低いためか音が出せるというだけの貧弱な音質でWindowsサウンドを鳴らすのも面白くないので使っていない。(Win95のPCについてきたスピーカーを使用)
 ProLite E431Sの方はWindowsサウンドを鳴らす程度なら十分に使えるというレベルだが低音不足の音質。
 
 
4.液晶モニタの技術情報
 EIZOの技術情報ページ: 液晶モニタ選択の際に役に立つ技術情報が出ています。
  http://www.eizo.co.jp/products/tech/index.html
 

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