A10. フレッツADSLモアV(47Mタイプ)の導入 (2007-5-16更新)

1) ADSLモアVへの契約変更
2) IE6.0のIP電話設定でトラブル
3) ADSLリンク速度の調整(1) (ノイズ対策)
4) ADSLリンク速度の調整(2) (ラインモードの最適化)
5) レンタル機器の返却
6) 不正アクセス対策、およびWinXPサービス機能のトラブルシューティング対応

 
1) ADSLモアVへの契約変更
 現在マンションで光回線の導入を進めているが管理組合に懸案事項が多くなかなか進まない。 私自身は光でなければならない理由はなく、インターネットはHP作成・管理が目的なのでADSLで十分間に合っている。
 PCハード関係の環境整備は終わったのでインターネット接続が比較的遅い部類のADSLモア(12Mタイプ)なのでより高速なADSL回線にしたいという思惑があった。 現在の下りの通信速度は7.5Mbpsなので速度向上の見込みがゼロではない。 ADSLモアV(47Mタイプ)はモデムの性能が良いという話もあるので調べるとNTTのデータからすると速度の低下よりも向上する方の確率が高い。 116へ電話すると私のマンションが光導入を進めており月当たり費用も安いので、現在の状況を調べてNTTから翌日に電話したいという話になった。
(参考) フレッツ・ADSL通信速度チェックコーナー http://flets.com/misc/adspeed.html
     自宅マンションの伝送損失は20デシベルなのでADSLモアVにすることで若干の速度向上が見込める範囲にある。
 光は費用が上がる筈という思い込みがあったのでNTT東日本のHPを調べると申し込み人数次第では確かに安くなる条件があることが分った。 更に詳細に調べると電話の債権がらみの問題があり初期費用が若干かかるなどの問題点が見つかったが(住所移転などの費用にも関係がありそう)、更に致命的な問題が見つかった。
 それはパソコン関係の問合せやサービスなどで使われているナビダイアルの0570が現在のNTTの光電話ではつながらないということだった。(現在検討中となっている。 光回線にして同一電話番号を使うようにしたらお手上げになる)
 すぐに(6日)NTTへ電話して0570がつながらないのは絶対にダメと伝えたらADSLモアVへの契約変更手続きをしてくれ10日午前中にモデム送付、11日に回線工事することになった。 指定通りに10日午前中にモデムが到着、新しいモデム設定の参考のためモデムの設定状態の画面をPCに保存した。 11日朝8時半頃に電話があり5分ほどで工事が終わると伝えてきた。
 
2) IE6.0のIP電話設定でトラブル
 モデムを新しいものに交換してモデムでのADSL接続までは順調にいったがIP電話の設定でIE6.0の設定がらみで自動設定に入らない。 プロバイダHPの説明ページを読んでも何が悪いか分らず時間だけ食ってしまった。 セキュリティ対応ソフトが絡んでいるかと思って停止させても自動設定に入らない。 仕方なくメールに使っているNetscape4.73が自動設定対応のブラウザになっているので設定させたら一回で設定できてしまった。
(注) IE6.0で設定できなかった理由はプロバイダの説明ページには書かれていなかったがクッキーを受入可能にすることだったようだ。
 この時のADSLの通信速度は約11Mbpsだった。
 この後、次の設定を行い以前のモデム設定を参考に設定状態を確認する。
・現在時刻をNTPサーバーで補正するように設定。(通信情報ログの時刻表示を常に正しい時刻にさせる)
・フレッツスクエアへの同時接続が可能なようにマルチセッション静的ルーティングを設定。
  
http://flets.com/square/multisession_router.html
 
3) ADSLリンク速度の調整(1) (ノイズ対策)
 現在住んでいるマンションはJR中央線の線路から100m以内の距離にあり、更に国分寺駅にも近い商店街の中という条件なのでノイズが溢れている悪い環境条件である。 このためADSLモアではスプリッタとモデムの間にAM放送波対応とインバータ対応の2つのEMCフィルタを挿入していた。 ADSLモアVでのEMCフィルタの効果の程度を調べるため接続の方法を変えてみた。 ADSLモアではEMCフィルタの効果はそれほど顕著ではなかったがADSLモアVでは信号帯域内のノイズやフィルタ挿入による信号減衰の影響が大きいようで効果がはっきりと表れAM放送波対応のEMCフィルタだけを使う場合が最大のリンク速度になった。 フィルタ挿入の向きを変えたら下り/上りともに速度の最大になる条件になった。
(注) 使用したEMCフィルタはNTT-AT製のDMJ 6-2L(AM放送波対応)。
 

 BNR スピードテスト(回線速度/通信速度 測定ページ)http://www.musen-lan.com/speed/
 下り: 12.60Mbps (USENの結果: 12.74Mbps)
 上り:  1.73Mbps

  
ADSLモアVモデムの[現在の状態]の画面(一部)
・回線リンク速度と通信速度の比率(下り: 80.4%、 上り: 77.2%  約8割)

 
4) ADSLリンク速度の調整(2) (ラインモードの最適化)
 [情報]メニューの[現在の状態]画面で速度調整が可能なことが分ったので説明書を調べるとモデム設定のラインモードを変えて通信速度改善への対応が可能なことが分る。 [基本設定]のADSLモデム設定で拡張自動設定(下り優先)を選択したら選択可能なラインモードで測定を行い([現在の状態]で測定結果の速度が確認できる)、選択肢として「Quad固定(超近距離)、オーバーラップなしが最も早いが選択するか」の画面がモデム設定の画面上に出てきた。 OKと応答したらラインモードが設定され設定登録の待機状態になるので[登録]ボタンで登録する。
 結果はリンク速度が下り: 17299Kbps、上り: 1984Kbpsになった。 下りのUSENでの通信速度が 13.83Mbpsとなり当初期待した以上の結果になった。

 (ADSLモアからADSLモアVへの変更によるリンク速度の改善結果)
 

ADSLモア

ADSLモアV 当初

ADSLモアV 最終

下り

9376 Kbps

17367 Kbps

17571 Kbps

上り

1024 Kbps

1888 Kbps

2016 Kbps

(注1) 当初設定後にスプリッタとADSLモアVモデムとの間のケーブルの配線変更を行い、スプリッタとEMCフィルタの間、EMCフィルタとADSLモアVモデムの間を短いケーブルに変更して外部ノイズの影響を小さくなるようにした。 このことがリンク速度の改善につながっていると思われます。(下り通信速度(USEN) 14.3Mbps)
(注2) リンク速度についてはマンションに光回線を導入してから信号の干渉があるためか速度が12Mbps程度まで下がり、通信速度が10Mbps前後になってしまった。 その後、2010年3月にENCフィルタの入れ方を調整してリンク速度: 13.1Mbps、通信速度: 10.6Mbpsになる。

(ご参考) ADSLモアV(47Mタイプ)モデムの性能が良いのは事実のようです。
      レンタル機器返却のためADSLモア モデムの設定をクリアするついでにデータを取りました。
      [NTT側ADSLモアVモデム]+[ユーザ側ADSLモア モデム]の組合せではADSLモアの
      仕様通りの12Mbpsのリンク速度が出ました。 ADSLモアVモデムの信号波形が美しい?
 
 
5) レンタル機器の返却
 フレッツADSLも普及したらしくレンタル機器の返却についても「『NTT東日本レンタル機器』ご返却のお願い」という1枚の説明書とご返却キット(紙袋と返却用伝票)が付いてきた。 返却用伝票は貼付用シールとご案内状に分かれているが返却用伝票の取扱いの説明表現が明確でないのと返却対象品の説明があいまいだ。
(注) 貼付用シールはそのまま紙袋に貼り付けるようだが間違ってお客様控と取扱店控の部分をはがしてローソンへ持って行ったら、取扱店控をローソンの店員が粘着テープで紙袋の貼付用シールに貼り付けていた。
 貼付用シールはコンビニ用と郵便局扱いの両方に使えるようになっているが貼付用シールの取扱いの表現があいまいで分り難い。 返却対象品の説明も、返却用伝票はモデムとスプリッタだけだが、返却説明書の説明ではケーブルや説明書まで当初送られてきたCD-ROM以外のケーブルと説明書までを含むとなっていて返却品の内容が違っている。 返却対象品の範囲が広い返却説明書に従って返却した。(不用品の排除)
 以前にモデムの設定を初期化せずに返却して問題があったことをNHKのTVでニュースになったように記憶していたのでモデムを初期化して返却する。 説明書に従って初期化、ダミーでフレッツスクエアの設定を入れて設定が完全に消えていることを確認する。 設定が残っていると次のユーザーが接続しただけで私のユーザー設定が使えることになりIP電話ほかで問題が起きてしまう。 更にもう一度設定をクリアして初期状態になっていることを確認する。 返却機器などを「ご返却のお願い」説明書を確認しながらNVVモデムを送ってきたダンボール箱に入れてから紙袋に入れローソンに持込みお客様控えに受領印のハンコを押して貰って返却を完了する。
(ご参考) モアのNVモデムのCDには明記されていなかったが、モアVのNVVモデムのCDにはトップページに「ADSLモデムNVV」をお使いになる前にこちらを必ずお読み下さいという注意書きがあり中に次の記述がありました。
■ ADSLに関する注意事項  (省略)
■ 電話機能に関する注意事項 (省略)
■ お客様情報に関する注意事項
 本商品は、お客様固有のデータを登録または保持可能な商品です。本商品内のデータが流出すると不測の損害を被る恐れがありますので、データの管理には十分お気をつけください。
 本商品を廃棄(または譲渡、返却等)される際は、本商品を初期化することにより、本商品内のデータを必ず消去してください。
 本商品の初期化は、本ガイドに記載された初期化方法の手順に従って実施してください。
 
 
6) 不正アクセス対策、およびWinXPサービス機能のトラブルシューティング対応
 a.不正アクセス対策
  ADSLモデムの通信情報ログに不正アクセスと思われるTCP、UDP、ICMPのプロトコルでアドレス違いのIPアドレス(ポート番号が付いているものが多い)でのアクセスが多いのでDHCPの割当IPアドレスにバイアスをかけた。(現在、不審な通信情報ログの記録はないが、エラーになったものすべてに「NAT RX Not Found」 受信側内部アドレスなしのメッセージが付いている)
 普通の設定はDHCPの自動割付で割当可能なアドレス範囲の若いアドレスを設定するがこちらの内部に入り難くするためにより大きなアドレスから割当を開始させるようにした。
(不正アクセス ログ)
 ウイルスバスターにパーソナル ファイアウォールが付くようになってから不正アクセスに関心を持ってきたが最近はウイルスバスターも余り不正アクセスに関するログを出さなくなった。(パーソナル ファイアウォールに到達するまでにフィルタ機能が働いているためセキュリティが向上している)
 ウイルスバスターのパーソナル ファイアウォールに到達するまでにはADSLモデム(ルーター機能付き)のパケットフィルタと無線LANルーターのパケットフィルタがあり、ウイルスバスターのパーソナル ファイアウォールに到達してからでないとウイルスバスターのログには出てこないのでハード接続の環境条件の変化も考慮しないといけない。
 ADSLモデムの通信情報ログを見る限りでは機械的にスキャンされている感じで繰り返してアクセスするようなログではない。 従ってルーターなどアドレス変換とパケット フィルタ機能の付いたハードが途中にあるとセキュリティ レベルが向上することになる。
 
 b.WinXPサービス機能のトラブルシューティング対応
  無線LANルーターのDHCPクライエントの通信情報ログにDHCPクライエントの異常な記録があるのでPC内のDHCPクライエントのものによるログなのか検証のためDHCPの割当IPアドレスにバイアスをかけた。 DHCPクライエントがPC環境に合った動作をしているのか外部からの異常なアクセスに拠るものなのかを切り分けるため。
(無線LANルーターのDHCPの割当IPアドレスに近いアドレスで1だけずれたIPアドレスでの通信ログが残っているため) 設定を変更してもUSENでの下りの最大通信速度は14.3Mbps出ており通信エラーの記録はない。

 
(関連記事) IP電話の導入
                                         (以 上)

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