B4. メモリ追加(1GB → 2GB)とWinXPチューニング

(2007-3-9初版)  2011-9-21更新

 07年3月にメモリの秋葉原価格が下がったのでSamsung製512MBを相性交換保証つきで5,040円/枚で2枚購入しました。 今までWinXPデスクトップPCでメモリを1GB(512MBx2)で使ってきたが稀にキーボード操作ができない状況が起きることがあり原因が分からなかった。(沢山のアプリを起動している時に起きる) また、ファイルの削除に対して無効なレジストリエントリが残るのが不満だった。
 1週間ほど前からNorton Utilityで空き物理メモリをチェックしてきたがキーボード操作が止まる状況は起きなかった。 OSカーネルをメモリに常駐させて操作性を良くする設定でもOS起動直後の空き物理メモリは550MB前後ある状況なのでメモリを追加しても効果が出る可能性は低いがやってみることにした。
 
結果はメモリ追加の効果なしでした。 結果の詳細は次の通りです。
[システムのプロパティ]−[詳細設定]−パフォーマンス[設定]−[パフォーマンス オプション]の「詳細設定]でメモリ使用量優先を(プログラム(R)、システム キャッシュ(T))のどちらにしても空き物理メモリの量はほとんど変わらず1GBの時から約1GB増加した数値になっただけ。 起動時間や操作レスポンスも改善効果は感じられず。
左のような表示でNorton System Doctorでは
空き物理は1GBがフルスケールのような表示。
(注)搭載メモリが1GBの時は500MBの空き物理で
   約半分のスケール表示、空き物理の相対量を表示。

Norton System Doctorがレジストリエラーを見つけると
WinDoctorのインジケータが赤になり、Norton System Doctor
をタスクトレイに入れていても赤の表示になります。
大抵はファイル削除のレジストリエラーだがプログラムファイルの
レジストリエラーも発見されます。

 この結果からメモリ搭載量の問題ではなくOS関係のパラメータの設定の問題と分かったのでWindows FAQのパフォーマンス設定を参考にレジストリの設定を見直しました。
 レジストリの設定や操作は間違えるとPCが正常に動かなくなりシステムの再インストールになることもあるので慎重に操作して下さい。(レジストリは保存して復元可能にすることが原則です)
 (私はHDDイメージをパーティション領域ごとに保存して復元可能にして作業しています)
レジストリでCPU割当時間配分を変更。 「操作中アプリケーションのレスポンスをあげるには?」の設定をしている筈だったがレジストリの設定値が10進数の2だったので修正。(前記のパフォーマンス オプションで「パフォーマンス優先」をプログラムに設定するとCPU占有比率が3:1(フォアグランド:バックグラウンド)に設定される。 (レジストリではスレッド切り替え間隔CPU 占有時間の可変/固定が設定可能)
(注) [システムのプロパティ]から「パフォーマンス優先」を
プログラムに設定するとレジストリのWin32PrioritySeparationは10進数の「2」に設定されます。 (CPU占有比率だけが設定され他のビット位置5-6、3-4はデフォルトの「00」のまま)
 
但し、ビット位置5-6を「10」、 ビット位置3-4を「01」、ビット位置1-2を「10」としてWin32PrioritySeparationを10進数の38に設定した。(8/30、当初ビット位置1-2を「01」としていたが違いが分らないので「10」に戻した
レジストリのパフォーマンス設定が不完全らしかったので再チェックして変更。
レジストリのメモリーチューニング項目の設定。 DisablePagingExecutive:1。(カーネルは常にメインメモリに置く)
 IoPageLockLimitはHDDのバッファーサイズの2倍に設定。(私の場合、16MBx2=32MBでCPUとBIOSのHyper-Threading設定により連続的なHDDデータ転送になります。(息つきなしでHDDが高速で動く) 3倍では速度低下)
 IoPageLockLimitはWinXP SP3から参照されなくなったのでゼロ設定とする。
 (注) HDDの仕様はHDD購入時、またはPC購入時にHDDメーカーのサイトから仕様を調べて使用しているPCの中に保存しておくことをおすすめします。(時間が経つとページが無くなってしまい、古いHDDの仕様が調べられなくなります)
仮想メモリ(ページングファイル)( [システムのプロパティ]−[詳細設定]−[パフォーマンス−[設定]]−[パフォーマンス オプション−[詳細設定]]−[仮想メモリ−[変更]])で仮想メモリの設定変更が可能。 私の場合は2GBまで使うことはないと考えられるので物理メモリの2GBとして最小・最大ともに2060に設定した。(+12はどこかに余分が必要とあったため)
(注) 普通の設定では物理メモリの1.5倍のサイズが設定されますが使用環境や状況に応じて変更した方がより良い結果が得られます。(メモリが沢山あるのでページングファイルなしで使いたいがPhotoshopなどが使えなくなるために設定しているが、極力使わないオプションを設定しています)

(レジストリ設定変更後の結果)
操作レスポンスが改善したかなという程度だが確実に動いている。 バックグラウンド処理がそれなりに動くようになったためフォアグランド操作に対応するソフト間の連携がまともになったような感じです。(Windows Updateでのファイルのダウンロード処理が早くなった)
ファイル削除後に無効なレジストリエントリが残ることは変らないがファイルを削除後のエラーが起きた場合はすぐにNorton System Doctorのエラー表示が出るようになった。(すべてのファイル削除がエラーになる訳ではない、Norton側でファイル削除によるレジストリエラーと判断している場合はレジストリエラーはあるがタスクトレイにエラー表示が出ない。 エラーチェック時に無効なレジストリエントリ削除のオプションが1、2番目に示される)
 
サービス設定の確認。 WinXPのパフォーマンスについてはサービス設定も重要で、間違ったサービス設定や不要なサービスを起動しているとパフォーマンスに影響します。(IE6.0などのソフトは設定の良し悪しでレスポンスが変化するためシステム全体の考慮が必要です)
 サービス設定についてはWinXPサービス設定説明と設定例の記事を参照下さい。

 
<チューニング結果>  レジストリのパフォーマンス設定とサービス設定の見直しによりPCの動きが良くなりました。
Windows Updateの動作改善: サービス設定の見直しでバックグラウンドでのファイルダウンロードが早くなった。
ディスクデフラグ(Diskeeper9)の動作改善: バックグラウンド機能が早くなったようでデフラグ頻度が上がった。(すぐに終了する)
WinXP起動時の動作改善: バランスのとれた動きになったらしく電源投入起動時にWindows Updateとディスクデフラグの両方が動き出したことがあった。(起動時間がかかるので設定が悪かったかと心配した。 以前はWindows Defenderのアップデート検出に時間がかかっていた)
IE6.0の動作改善: サービス設定についてはクリティカルな問題が多くTCP/IPがらみの設定変更でIE6.0での掲示板や検索サイトなどの表示レスポンスが体感できるほどに早くなりました。(使用環境にマッチした設定でないと表示応答が遅くなる)
PCの動作改善: サービス設定の見直しによってPCの動きが若干良くなりました。
 (注) 2007年5月にHDDをより高速なものに交換したのでHDBENCHの結果は更に良くなっています。
 

  4/30のデータ Pentium4 3.0GHz 画面

4/8のデータ Pentium4 3.0GHz 画面

演算

メモリ

グラフィック

HDD

Integer

Float
   

ALL

92448

114167
   

60709

Read

Write

Read&Write
   

276923

98406

199577
   

Rectangle

Text

Ellipse

BitBit

DirectDraw

46762

42735

10080

343

57

Read

Write

RandomRead

RandomWrite

Drive

57984

49636

21200

21913

D:\100MB

Integer

Float
   

ALL

92250

114123
   

59025

Read

Write

Read&Write
   

274379

98815

201318
   

Rectangle

Text

Ellipse

BitBit

DirectDraw

46525

42531

9992

343

53

Read

Write

RandomRead

RandomWrite
 Drive

56449

40188

18882

22212

D:\100MB
 (注) 全体にパフォーマンスが若干向上した。(Performance Logs and Alertsを無効にすると数値が下がった)
     今回は測定ごとの数値変化が大きくなりバックグランドで動いているソフトの影響が大きくなった。
     HDDの性能が若干向上した値になった。 (今回は測定データのバラツキが大きかったので最良値を外した)
 

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