B9.ノートパソコンのHDDを100GB 7200rpmに換装

 2007- 9-22初版  2011- 9-21更新

 2006年3月に購入したデュアルコアCPU搭載ノートパソコンのHDDの性能がシリアルATAにも関わらず2005年6月にWinMeのノートパソコンに換装したATA100のHDDよりも遅いことに気がついた。 しかも日立製のHDDに7200rpmで現在のものよりも約2倍の転送速度のものがあることが分った。(回転数が早いことと面記録密度が高いことが要因)
   日立 HTS722010K9SA00 (新)  東芝 MK8032GSX (旧)
 フォーマット容量  100GB  80GB
 インタフェース  SATA 1.5Gb/sec  SATA 150MB/s
 シーク時間  10 (avg. ms)  平均 12ms
 回転数  7200 rpm  5400 rpm
 メディア転送速度  876Mb/s, max (注)  218〜429Mb/s
 バッファサイズ  16MB (705KBがファームウェア用)  8MB
 消費電力(ローパワーアイドル時)  0.8W  0.8W
(注) メディア転送速度は容量100/200GBが面記録密度が高く転送速度が早い、その他の容量のHDDは695Mb/s max。

 回転数が高いので消費電力や発熱量が気になるが5400rpmからの換装が可能なほどに消費電力が少ないと書かれていたので対応方法を検討する。(元々、温度が高めで稼動していたが交換後の温度は平均的に40℃台後半でした)
 HDDパーティションの保存・復元は可能だが新品のHDDにどうやってNTFSパーティションを設定するかが問題だったがデスクトップ用に購入したWinXPのCDでパーティションが作れそうだと分った。(ダメならユーティリティ ソフトを購入)
(注) その後に外付け2.5インチHDDケースを導入したのでeSATA・USBでデスクトップPCに接続可能になり、パーティション操作ほかの作業が高速・簡単にできるようになりました。


1) HDDの交換とパーティション イメージの移行

 ノートパソコンの場合はHDD交換作業の方法が問題で、前の東芝製WinMeマシンは説明書にも交換方法が書かれている程で簡単に交換できたが今回のNEC製のマシンはHDD交換方法は非公開。 パソコンの外から見える範囲からHDDの場所の見当がつき、ネットで検索したら近い構造のものの交換方法が見付かる。 パソコンの手前下側の4本のネジを外すとキーボード手前のパネルがはずせてHDDを交換できる。
 HDD交換前に全パーティション イメージを保存する。(最初から簡単にシステムを再インストールする手段がないのと手間がかかるのでパーティションの保存・復元でHDD移行することにし、パーティション イメージの保存・復元にはAcronis True ImageLEを使用する) パーティション イメージの移動には外付けHDDを使用する。 外付けHDDは大容量のデータを扱うにはDVD RAMよりも操作が簡単なのでお手軽だがデータが消えてしまったりするトラブルが付きまとう。(外付けHDDのデータ転送中に電源を切ってHDDのデータが壊れてしまったことがある)
 HDDを交換してWinXPのCDでパーティション設定だけをしてWinXPのインストールを中断してパーティション イメージの復元を始めたがパーティション サイズが予定よりも少し違っていることに気付いて作業を中断する。 外付けHDDを接続したままで再度パーティション イメージの復元をしようとしたら復元イメージが表示されない。 外付けHDDをデスクトップPCにつないで中を見るとデータがない。 WinXPのインストール中断時に外付けHDDのデータが壊されてしまったことが分り、元のHDDをノートPCに付けて最初から作業をやり直し。WinXPのインストール時には外付けHDDを外しておくことが重要
 やり直し作業はWinXPを仮インストールして画面表示がVGA(640x480)の状態でAcronis True ImageLEでパーティション復元した。 すべてのパーティション復元には10時間以上かかったがまともにWinXPが起動して使える状態にはなったが隠しパーティションになっていたシステム復元領域のパーティションがエクスプローラで表示されて目障りだ。 そのためドライブレターの割り付けがずれてしまった。(システム復元機能そのものは実行可能だった)
 隠しパーティションをネットで調べたら物理的にパーティション テーブルを書き換えできれば隠しパーティションにできるらしいことが分かった。 しかし、そのようなソフトがないのでシステム復元はしないことにしてデスクトップPCと同じパーティション設定で使うことにした。 [管理ツール]−[コンピュータの管理]−[ディスクの管理]でパーティション設定を変更してパーティション イメージ復元をやり直し。
 最終的な各パーティションのサイズ: :21GB、:22GB、:5GB、:45GB (HDD合計:93GB)
 各パーティションの使い方がデスクトップPCと全く同じになった、Fパーティションが大きくなったのでC・Dパーティションの圧縮イメージを保存して復元可能にした。
 使用中のノートパソコンがかなり熱いのでHDD温度計というソフトをインストールして起動時にタスクトレイの中に稼働中のHDDの温度を表示するようにした。 大体40℃台の後半で動いており少し高めの温度で使っていることになる。 ウイルスバスター2008が時々HDD内の全ファイルをチェックすることがありこの時は50℃を超え52℃まで上がることがある。 このためノートパソコンHDDの寿命は短いと考えた方が良いことが分る。(使用期間が長くなったら交換を考える)
 同じソフトをデスクトップPCに入れて測ったら9/26には41℃だったが10/8は周囲温度が下がったので36℃で動いている。 デスクトップ側はまともな温度範囲で使っているので寿命を気にすることはないがノートパソコン側は高めの温度でありエラーが出るようになったら早めに手を打つ必要がある。

(関連情報)
 ・Win XPのパーティション設定変更
 ・Win XPチューニング  (レジストリのIoPageLockLimit変更前のHDBENCHではReadが49000台でした
                (IoPageLockLimitは変更前は16MBだったものを32MB(16MBx2)へ倍増
                 IoPageLockLimitはWinXP SP3から参照されなくなったのでゼロ設定とする。


2) HDDの換装結果
 HDBENCHでチェックしたら転送速度向上は仕様通りにほぼ2倍になった。 残念ながらこのHDDには新機能のNCQ(Native Command Queuing)が仕様に入っておらず追加の改善効果はなし。 
 HDDの転送速度が向上したので操作レスポンスが良くなりました。 ゼンリン電子地図帳Zi:9の表示についてはデスクトップPCと同じレベルの表示で若干早くなったかなという程度。
 HDD容量が増えたのとシステム復元パーティション(11GB)を削除したので写真データ保存領域が大きくなりC・Dのパーティションの圧縮イメージを保存しても空き領域が十分にあり運用が楽になりました。
 (HDBENCH結果)
 

HTS722010K9SA00 (100GB)
2007-9-19のデータ     画面

MK8032GSX (80GB)
2006-3-19のデータ
    画面

演算

メモリ

グラフィック

HDD

Integer

Float
   

ALL

239968

158976
   

64119

Read

Write

Read&Write
   

110795

92788

183807
   

Rectangle

Text

Ellipse

BitBit

DirectDraw

36574

36774

7140

216

59

Read

Write

RandomRead

RandomWrite

Drive

57951

51560

20102

22441

D:\100MB

Integer

Float
   

ALL

241520

159527
   

55337

Read

Write

Read&Write
   

111666

93234

185752
   

Rectangle

Text

Ellipse

BitBit

DirectDraw

37969

37569

7374

222

59

Read

Write

RandomRead

RandomWrite
 Drive

27075

27879

10976

12749

D:\100MB
 (注) 演算、メモリ、グラフィックの数値が若干下がったのはHDD移行作業の直後に測定したためにCPU、GPUの温度が上がっていたのが原因でこの記事を書く時に再測定したら数値が戻っていました。
 HDD性能についてはウイルスバスターを2007 → 2008に更新とWindows Updateをしてから測定したので測定条件が変わって若干数値が下がり、Read 55600、Write 50600ほどでした。

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