C12. Win7 P9X79マザーボード BIOS(ver4701)のブート設定

2016- 9-19初版  2018- 6-18更新アクセスカウンタ

            1.まえがき
            2.BIOSブートセクション設定
             2.1 Fast Boot設定
             2.2 起動オプション設定
             2.3 起動デバイスの優先度指定
             2.4 ブートの優先指定
             2.5 設定の参考情報
 
            3.Win7 起動回復オプションの操作手順
 

1.まえがき  −−− Win7以後のUEFIモード設定が問題、SSDからの起動は雑なセットアップではダメ
  P9X79のマザーボードを2013年5月に購入、当初のバージョンは3203で暗いグリーン系のBIOS設定画面だったが、1年後にバージョン4005が出て明るめの青色系の画面になりBIOS設定画面デザインが一新された。
  BIOSが更新されても上級マザーボードで数が出ていないためか新しい説明書は出ずでサポートに電話しても情報なしの回答。
  BIOSが更新されあちこち設定項目が追加されたがその気になって調べないと分らないままで経過した。
  それでもシステムドライブがHDD系の場合はBIOSが前回の起動状況を記憶していて比較的安定して動いていた。
  2016年になってWin7のセキュリティ更新に関係してシステムが不安定になりトラブルシューティングも難しくなる。 9月に入ってからSSHD(ハイブリッドHDD)からSSDへ更新してPCを能力向上させた。 このことにより今まで比較的安定してWin7が起動していたのが起動途中で止まる不具合の起きる割合が高くなり対応せざるを得なくなった。(UEFIモード設定での起動トラブル
  以前はWin7のインストール状態に不具合があるものと思っていたがSSD化したことによってBIOSのブート設定に問題があると分る。 その後、BIOSのブートセクションの中を試行錯誤しながら安定起動に有効な設定方法、BIOS表示の違いがどのように表示されるのかが分ったので文書化した。 その後、2018年6月にSATAのリンク電源管理が問題と判明したので説明を見直した。
(参考) 確実にBIOSへ入るためには専用ソフト ASUS Boot Setting をインストールすると簡単にBIOS起動できます。
     デスクトップに起動用のショートカットを置くとクリック後に確認画面が出てBIOS画面に入れる。

(注) POST(Power On Self Test): 電源投入時に行われる自己診断。 Wikipediaの解説ページ
    POST時のビープ音の情報内容:Beep Code(AMI and Phoenix): PC Hell: Power On Self Test - POST Beep Codes


POST画面
POST Report設定が2秒では一瞬、3秒で1秒ほど止まって進む感じの表示になる。
・[Untill Press ESC]:[Esc]ボタンを押すまでの設定でPOST画面を表示して停止する。
             (PCセットアップでデバイス認識状況を確認する場合に使う?)
 BIOS設定の説明にはPOSTレポートの有効/無効を設定とあるので短い時間の設定はPOSTレポート表示を無効にすることの意味があるようです。





2.BIOSブートセクション設定 (画面構成)

 (参考) [F12]キーを押すとFAT32のUSBメモリにスクリーンイメージ(BMPファイル)が記録できます。
      ファイル名:yymmddhhmmss(年月日時分秒)、画面サイズ:1024x768 ピクセル
      自分のPCのデバイスや機能に関係した部分の画面を保存しておくとBIOS設定の説明が読めます。
      言語が英語と日本語で記載内容が違うので両方で保存するとより正確に理解できます。
      BMPファイルはWindowsフォトビューアーで表示、ファイル名は先頭を2桁数字の名前で保存すると簡単に参照できます。(数字で並び替え)
 
2.1 Fast Boot設定
 Fast Boot [Enabled]   起動時間を短縮するためのファーストブートの有効/無効を設定する。
                  [Enabled]Fast Bootを有効にする。  [Disabled]Fast Bootしない。(Normal Boot)
 SATA Support   [Hard Drive Only]: [All Devices]: POST中にSATAポート全デバイスを接続する。(POSTに時間がかかる
      (SATAデバイスの初期化)      [Hard Drive Only][Boot Drive Only]はハード構成変化があるとFast Bootしない。
                            ([All Devices]>[Hard Drive Only]>[Boot Drive Only]の順で安定性がある)
 USB Support   [Partial Initialization]:
 [Full Initialization] : 全USBデバイスを初期化する。(POSTに時間がかかる)
                             [Partial Initialization] : USBのキーボードとマウスだけを初期化、POSTが速い。
 PS/2 Keyboard and Mouse Support [Disabled] :[Disabled]: PS/2デバイスを使用しない時の設定。(起動が最速)
                                   [Auto]  : PS/2 デバイスを使う場合の設定。(起動が速い)
 Network Stack Driver Support    [Disabled] : 普通は使っていない筈なので[Disabled]。
 Next Boot after AC Power Loss [Normal Boot] : 電源消失断後の起動方法。(通常の設定) 他は[Fast Boot]。

 
2.2 起動オプション設定
 Boot Logo Display     [Disabled] : [Disabled]:ブート中にASUSロゴ表示させない。
                            [Auto]:Windowsで自動調整したサイズ。 [Full Screen]:ブートロゴ表示を最大化。
   POST Report      [ 3 sec ] : POST表示の有効/無効と待機時間を指定する。(1〜10秒、または[Esc]キーを押すまで
                            (3秒の設定で実際には1秒ほどの表示になる。 1秒は無効の設定らしい)
 Bootup NumLock State   [ On ] : [On]:起動中にNumLockボタンを押したオン状態にする。 [Off]:オフ状態にする。
 Wait For "F1" If Error  [Disabled] : [Enabled]:起動中のエラーで[F1]キー入力を待つ。 [Disabled]:待たない。
                            起動中のエラーの判断ができない場合(通常)は[Disabled]に設定する。
 Option ROM Message [Force BIOS] : オプションROM メッセージの表示モード設定。(他は[Keep Current]
 Setup Mode    [Advanced Mode] : BIOS設定画面の表示モード[Advanced Mode]、 または[EZ Mode]。
 
 CSM (Compatibility Support Module) 設定: クリックすると設定オプションが展開される。(Win7はこの設定が重要)
Launch CSM      [Enabled] :
 
 
(CSMの起動方法を指定する)
 
 [Auto] : 自動的に起動可能デバイスと追加デバイスを検出する。
[Enabled]: CSMを有効にし、Win UEFIモード、またはUEFIドライバを持たない追加デバイスを完全にサポートして互換性を高める。
[Disabled]: CSMを無効にする。(Security Firmware UpdateとSecure Bootが有効になる)
  Boot Device Control [UEFI and Legacy OPROM] : 起動を許可するデバイスタイプを設定。(OS以外のアプリDVDもある
                
[UEFI and Legacy OPROM] の両方を起動許可。 または片方のみ[Legacy OPROM only]、[UEFI only]。
  Boot from Network Device [Ignore] : 起動に使用するネットワークデバイスタイプを指定。([Ignore]で起動が速くなる)
                              (普通の使い方ではネットワークから起動しない)
  Boot from Storage Device [UEFI driver first] : 起動に使用するストレージデバイスのタイプを指定。
                          [Both, UEFI first] 、[UEFI driver first] : 普通はどちらかを指定する。
                          [Both, Legacy OPROM first] 、[Legacy OPROM first] 、[Ignore]の設定項目もある。
  Boot from PCI-E/PCI Expansion Devices [UEFI driver first] : 起動に使用するPCI-E/PCI拡張デバイスの優先指定。
                                              [Legacy OPROM ] 、[UEFI driver first]のどちらか指定。
Secure Boot   -----   [Other OS] : Win7がMS Secure Bootに非対応OSなのでこの設定。

 
2.3 起動デバイスの優先度指定

  SSDからの起動デバイス順序は最初にSSD、次にUEFI DVDを指定する。(最初にSSD指定の方が起動が速い)
  Win7のUEFIでの設定は赤下線のデバイス以外は実質的に有効にならない。
  (表示デバイスは画像採取時にBIOSが認識したものだけでユーザー調整できないが表示の順番だけ位置変更できる)
  Windows Boot Managerのもの、DVDなどは[UEFI]+サイズがないとUEFI対応のデバイスにならない。
  (注) サイズなしのデバイスではWin7インストールでディスクがUEFI構成にならなかった。(MBRになる)
  Win7のDVDから確実に起動させたい時にWin7インストールDVDを入れたデバイスを最初に指定する程度。(次項参照)

 
2.4 ブートの優先指定(1回だけ特定デバイスから起動させる)
  1回限りの起動デバイス指定。(DVD読込みデバイスにDVDが入っているとメディアのサイズが表示される)
  (表示デバイスはBIOSが認識したものだけでユーザー指定できない)
  Windows Boot Managerのもの、DVDなどは[UEFI]+サイズでないとUEFI対応のデバイスにならない。
  (注1) Windowsの回復オプション実行には[UEFI]+サイズのデバイスでないと同じ構成のディスク認識にならない。
  (注2) Win7の「Windows を通常起動する」は最上段のような指定です。(Windows Boot Manager付き)

 
2.5 設定の参考情報
(1) ブート設定には省エネ設定が関係する
    ブート設定が正しくても省エネ設定(コントロールパネル内の電源オプションやインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー
   (IRST)内にSATAの電源管理(リンク電源管理:LPM)の項目がありブート起動が正常に行われない状況になる部分が
   あります。(リンク電源管理の省エネ制御状態によってブート起動が止まる
    起動デバイスがSSDでWin7などの古いOSで起きやすいが起動デバイスがSSHDでも起きる場合があるようです。
 
(2) Windowsレベルで問題がない場合は起動回復オプションでは回復できない
   起動エラー画面からの通常起動はできるが、通常の初回起動からの起動が途中でだんまりで止まってしまう状況のような
  Windowsレベルでは問題がない場合は起動回復オプションでは解決できない。(エラー回復ができないで終わる)
 
(3) ブート設定中などで起動中に止まってしまった場合の対応
   RESETスイッチを押すと電源が入っている場合は再起動に入ります。(Windowが正常稼動中にRESETスイッチを押すと
  ファイルの書込みが完了していないものはファイルが壊れて読めなくなり回復もできません。 操作は慎重に

   (Windowsの処理中にフリーズした場合などフリーズ状況からの回復ではRESETスイッチを押すこともあり)
   起動エラーのメッセージが出る前にだんまりで止まった場合は再度RESETスイッチを押す。
   それでもダメな場合はRESETスイッチを押してから[F8]キーを連打して起動方法を指定する。





3.Win7 起動回復オプションの操作手順
   UEFIモードでインストールした場合のWin7が起動できなかった時に表示される起動手順の操作方法。
   (従来のMBRモードでインストールした場合は起動デバイスの優先度指定だけで済む筈)
   (注) 比較的軽度の障害の場合でスタートアップ修復の起動がうまくできず、通常起動はできるという状態に
      なった場合は2.5項設定の参考情報を参照下さい。

 3.1 起動画面 (言語指定)
 2.4項 ブートの優先指定の手順でWin7 OS DVDを読ませると初回インストール時と同じ手順で一時領域に読み込んで起動する。
 右下の[次へ(N)]をクリック(Nキー入力)。(BIOSブートセクションでUSBデバイスが初期化されていないとマウスなどが動かない

 3.2 起動画面 (処理指定)
 左下の「コンピューターを修復する(R)」をクリック(Rキー入力)
 短いスタートアップ修復のステップを行う。

 3.3 システム回復オプション指定
 通常はWindowsの起動回復が選択された状態で起動する。 [次へ(N)]をクリック。(Nキー入力)
 すぐに数回のスタートアップ修復のステップを開始する。
 (注) 電源入り、再起動などで起動が途中で止まるケースが多い時はここまでのステップ実行で修復されることもある。

 3.4 システム回復オプション指定
 初回のスタートアップ修復のステップで問題が発見・修復されていれば[再起動]をクリックする。
 (修復されていると思われる場合は[再起動]クリックで戻っても修復されている場合があります)
 そうでなければ回復ツールを選択指定する。

 3.4 スタートアップ修復結果の表示
 スタートアップ修復の結果を表示する。 左下の「診断と修復の詳細の表示」をクリックすると診断項目と診断結果が表示される。
 詳細内容が表示されるがどんなことをするのかの知識がないと何がダメだったかだけしか分らない。
 (異常がなければ「問題検出なし」が表示される。 異常があれば修復される場合とダメでギブアップの両方のケースがある)

  ( 以 上 )




(更新履歴)  ブラウザのボタンで戻る

18- 6-18: 起動不具合の原因判明により2.項BIOSブート セクション設定の説明を見直し更新。
17- 9-16: 2.1項Fast Boot設定、2.2項内のCSM設定の説明を更新。
16-10-16: 2.5項設定の参考情報を追加。
16- 9-23: 起動設定関係の説明を全面的に見直し。(BIOSの英語と日本語の両方の説明、および実状を反映
16- 9-22: 2.3項、2.4項の画像と説明を更新。 3項の操作手順の説明を更新。
16- 9-19: 初版

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