C13. XPモード対応でPCケース内にUSB2.0接続HDDを設定

2016- 9-28初版  2016-11-26更新アクセスカウンタ

1. まえがき
2. USB2.0接続HDDの設定方法
3. CrystalDiskMark3.0.3の測定結果
4. サイト読込み時間の比較
5. USBメモリ → USB2.0接続HDD化による効果
6. その後の使用結果


1.まえがき

   (何をする) Win7のXPモードアプリのHDD部分をUSB接続でHDDを接続してHDDの動作環境を作る。
            CPUのパフォーマンスは新しいCPUで近付くがUSBメモリではHDDと同じ動きにならない。
           (注) HDDのUSB3.0接続の方が速いがXPモードでサポートされていないので使えません。

   (どうしてそんなことが必要なのか) Win7のXPモードから直接アクセスできるHDDデバイスが必要。
    Win7のXPモードの統合機能によるHDDアクセスは通信手順で行われ遅過ぎてアプリが要求する処理性能がないので使えない。 アプリがHDDを直接アクセスするのと同等のパフォーマンスを必要とするが、XPモード環境で実現するには HDDをUSB接続するしかないという結論になった。

  現在、Win7のXPモードを使ってWinXPまで動かせたPageMill3.0Jというソフトを使っている。
  どうしてそんな古いソフトを使っているのかというとPageMill3.0Jの高機能なサイト管理機能が使えるから。
  現在では作られなくなったが特長のある便利機能がいくつもあります。
  例えば、エクスプローラー風のツリー構造のサイト構成をエクスプローラーと同じようにフォルダ階層の構造を切り貼りしても破綻せずにHTMLやCSSファイルを更新して指定したフォルダ構成に変換できます。(これは本当に便利!)
  この機能を使って当サイト独自の画像DBを構成してネット上でのページ表示を最適化して高速表示しています。
  当然だが、画像やページのサイト内の移動は通常のHTMLエディタよりも簡単にできて時間と手間がかかりません。
  (注) ファイル間のクロスリファレンスを表示できるのでファイル移動(削除)と変更箇所が直感的に理解できる。
     Dreamweaverにはこの機能が表の機能になく、[編集]操作も更新漏れが起きる場合があり非常に不便。
  問題はこのような便利機能をサポートするためにHDDと同等のディスク性能が必要なこと。 PageMillはページ編集などの操作中も編集中ページを自動保存する動きになっています。 WinXP環境では問題なく動いたがXPモードではUSB3.0接続仕様のUSBメモリを使っても低速なHDDレベルのパフォーマンスも実現できていないことが判明した。
  USBメモリ内のコントローラの動きとHDD内のコントローラではパフォーマンスに違いがあるようです。
  USB3.0接続USBメモリをHDDとして使用中にPageMill3.0Jの処理エラーが起きて異常なHTMLを吐き出した。
  (注) USB3.0接続USBメモリを使って異常処理の起きる発生頻度が低いので発生要因の発見に時間がかかった。
<今までに気付いた不具合事例> (発生確率が低かったので問題点を発見できなかった)
・2015年10月頃、サイトのトップページ(DTI)が白画面になる。(外部の障害と受け取ったが違うことが分った)
・2016年1月頃にも類似の事例が発生。
・2016- 3- 5: 北海道の画像インデックスの追加・更新のページ破損を発見して修正。
・2016- 9-24: HTMLファイル領域をSSD(D:)領域にして作業中にページのファイルサイズ表示はあるが、
 処理中ページが白画面になる不具合が発生。(HTMLファイルが内容のない枠組みだけになっていた
(注) 2001年のサイト開設からWin7 XPモード使用以前には上記のような不具合事例の発生なし。


2.USB2.0接続HDDの設定方法
  手持ちの2.5インチ7200rpm SATA HDDをSATA-USB3.0変換ケーブルでUSB接続に変換、それをマザーボード上のUSB2.0内部コネクタに接続する。 パーツ購入費用が最も少なくトラブル発生の少ない確実な方法です。
  最近は類似製品が色々出回っているので信頼できそうなメーカーものを購入する。
  (ネット購入では小物なので注文して届くまでに時間がかかるので秋葉原へ出掛けて購入しました)
 (注) 2.5インチ外付けケースでの長時間使用は発熱、ほこり、置き場所など問題があるのでPCケース内に設定。

<購入品> (すべてainex製)
  ・2.5インチSATA-USB3.0変換ケーブル  型番: CVT-08
   (注) HDDのUSB2.0ポート接続はサポート/動作保証の対象外です。
  ・USBリアスロットUSB2.0用     (USB2.0ポート接続用)
  ・2.5インチSSD/HDD変換マウンタ (3.5インチベイ設定用)

 PCケースへのセットアップ状況
 SSDの電源ケーブルが干渉するのでSSDを上に1段ずらして設定。
 2.5インチHDDなのでUSB2.0接続のバスパワーだけで動かせます。
 
(注) WinXPがUSB3.0を非サポートなのでUSB3.0接続では動かせません。

 P9X79マザーボードには4個のUSB2.0内部コネクタがあり1個(2ポート)を前面パネルに使っている。(内部コネクタはユーザーが設定使用できる-オプション



3.CrystalDiskMark3.0.3の測定結果
   XPモードでCrystalDiskMark3.0.3の測定結果 (左端が今回サイト保管用にセットアップしたもの)
   CrystalDiskMarkの値はHDDもUSB3.0接続メモリも違わないがPageMill使用時のパフォーマンスに差がある。

今回サイト保管に使用

(参考データ)

2016年9月までサイト保管に使用

HTS722010K9SA00
 (SATA 7200rpm)
SATA-USB3.0変換ケーブルで
USB2.0接続 (2016-9-28)
SATA-USB3.0変換ケーブル

HTS722010K9SA00
 (SATA 7200rpm)
外付けUSB2.0接続の
HDDケース (2015-2)
SATA-USB2.0接続ケース

Transcend TS32GJF710S
(32GB、USB2.0接続で使用 ntfs
USB3.0接続仕様のメモリを
USB2.0接続で使用

 
(注) 左2つは同じHDDを左端はSATA-USB3.0変換ケーブル、中央はUSB2.0インターフェイス変換の違いだがUSB2.0接続では似たような結果。
    HDDはNCQ機能が付いているので4KBの書込みでも健闘している。


4.サイト読込み時間の比較
   XPモードで12,100ファイル、194MBの読込み時間の比較
   USB3.0メモリをUSB2.0接続7200rpmHDDと入れ替えるのはトラブル回避の有効な手段と確認できた。

読込み方法

HDD

USB 3.0メモリ

初回読込み

20

29

2回目読込み

 秒

22
(注) ・HDDは読込み開始のクリックからすぐに読込みを開始するが、USBメモリは読込み開始までに
    6秒ほど時間がかかる。
USBメモリからファイル構成を読込んでいるためか、HDDよりレスポンスが落ち過ぎはダメ
    ・HDDの場合は16MBのバッファメモリとNCQ機能が効果を発揮、有効に使われている模様。
    USBメモリはNTFS、FAT32の両方でテストしたがほとんど同じ時間。 


5.USBメモリ → USB2.0接続HDD化による効果
 ・ HTMLファイルアクセスが早くなったのは勿論だが、FFFTPでの反応が変わって動作が速く確実になった。
  PageMillに書き込みエラー検出機能があるらしいがUSBメモリ使用中にはエラーが検出されなかった。
 ・ PageMillのファイル保存が確実に機能するようになった。([ページを保存]/ページを別名で保存
  (注) USBメモリでは[ページを別名で保存]の強制書込み操作で書込まれない場合があった。
      PageMillの自動保存機能に関係してPageMillの自動保存書込みタイミングと別名保存の時間関係の問題らしい。


 ・ドライブ文字(現在は I:)のi移動が抑えられ、USBメモリの挿入確認が不要になり操作性が良くなった。
  HDDが固定接続されているのでUSB HDDの接続/切断操作だけ。USBメモリと違い書き換え寿命の心配がない
(参考) D:ドライブをバックアップ領域に使い操作ミスなどで間違って削除や以前に戻したいなどの時にD:から復元する。
     D:の内容が壊れたり更に前のものはD:の以前の保存イメージをイメージ参照で表示させてコピーする。


6.その後の使用結果
   その後、旅行期間を除くと1ヵ月近くの運用になるが使用結果は次の通り。
   ・PageMill3.0Jによるエラーは数100回〜1000回?に1回程度のエラーが発生する。
    但し、以前は書込みエラーがチェックされずに起きていたが新方式ではエラーメッセージが表示される。
    Win7レジストリのSessionPoolSizeの数値アップでXPモードの動きが速くなると再び書込みエラーが出る
   ようになったがレジストリのGDIProcessHandleQuotaの数値アップで書込みエラーが出る状況が改善した。

    (エラーメッセージ表示の理由はPageMill3.0Jが問題の起きる部分としてチェック機構がある模様、USBメモリは追従しない?
    発生頻度はXPモードのシステム設定にも関係するようで使用認証を必要とするアプリをインストール後に起きやすくなった。
     XPモードに沢山のアプリを入れて同時に動かすような使い方は不安定になりやすくビジー状況が発生する可能性がある。
     (11/26にPhotoshop Elements 2.0をインストール後に異常が起きやすくなったのでアンインストールした)
     (Photoshop Elements 2.0インストール情報はWindows XP Mode側だけでなくWin7のレジストリにも情報が残るようだ)

   ・PageMill3.0Jの書込みの遅れが起きる場合があるが遅れる原因・状況は現時点では不明。
    ファイル間リンクの異常は書込み遅れが起きない状況では起きていない。(DWでは更新漏れが時々発生
    (不調状況になって以後、PageMill3.0Jからブラウザ(IE)表示して更新確認するようにした(IE表示で最新状態になる)

  ( 以 上 )




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16- 9-28: 初版

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