D2. Win8.1ノートPCのメモリ追加と設定調整

2015-11-30 初版  2016- 1- 6更新

 NEC製のWin8.1ノートパソコンLaVie L(PC-GN247AGA1)のメモリを8GB→16GBに増量、およびWin8.1の設定調整により操作レスポンス改善をしたので紹介します。 (作業は9月に行い9月北海道旅行(23日)、10月西日本旅行(30日)で使用
 (注) PC-GN247AGA1はi7-4700MQ(Quad Core 2.4GHz(最大3.4GHz) Cache_6MB 4コア/8スレッド で結構CPU性能が良い。 メモリを増やしてデスクトップPCに近い使い勝手にするため容量アップしました。(新しいパソコンが高性能とは限らない
 (参考) メモリを大量に使うアプリを使わない場合はメモリは8GBで仮想メモリ設定と快適に使いたい場合の対応だけでも改善します。
      (初期設定では異常になる状況がある)


 当初、初期搭載メモリの8GBで使い始めたが旅行中のパノラマ合成処理でメモリ不足になる状況が起きた。 メモリを16GBに容量アップすればデスクトップ(Win7 16GBメモリ)とほぼ同じ環境になるので同じような使い方で不具合が起きない筈。 大きな画像のパノラマ合成でメモリ不足にならない、パノラマ合成処理で物理メモリ不足になると仮想メモリを使うので処理時間が桁違いに増加する。 常に快適に動かすためメモリを容量アップすることにした。
 2014年はメモリの価格が高くてメモリ増量ができなかったが2015年8月にメモリの価格が下がったので実行。

(注意) メーカーへパソコンを修理に出す可能性がある場合には取外したメモリは保管して修理の際は購入時と同じハードウェア構成にして修理依頼する必要があります。 ユーザーが個人でパーツ交換・増設した場合は改造と見做されサポート対象外になるので技術的な問合せの場合も注意が必要です。
 
1.メモリの仕様を調べる
2.ネットで購入メモリを調査、注文
3.メモリの入替え
4.電源投入して動作確認、設定調整
5.メモリ追加と設定調整後

 
1.メモリの仕様を調べる
   Win8.1 LaVie Lの説明HPで仕様を調べて実際の現物を確認する。
   ・説明HPの仕様ページ: DDR3L SDRAM/SO-DIMM 8GB×1、PC3L-12800
                  (DDR3L、PC3L)の"L"が低電圧タイプを表している。
   ・現物メモリの確認 : SAMSUNG製 PC3L-12800S-11-12-F3、 M471B1G73QH0-YK0
    この時点でSAMSUNG製の同型メモリがあれば1枚だけ購入することが可能と分かる。
    別メーカー品でデュアルチャンネルで動かすには2枚セット品を購入するのが最も確実です。
    (注)メモリの2枚セット品はデュアルチャンネル構成用に選別したメモリをセットにした商品。
    (メモリは高速になって別メーカーのメモリと一緒に使うのは予想外のトラブルが起きる可能性あり


 
2.ネットで購入メモリを調査、注文
   出品点数の多いアマゾンで調査、Transcend製の低電圧タイプの2枚組みメモリが見つかり注文。
   商品型番 : TS1600KWSH-16GK (PC3L-12800 DDR3L 1600 8GB×2 1.35V(低電圧) - 1.5V 両対応)
           SAMSUNG製メモリ搭載品で初めのメモリとほぼ同等レベル品と思われる。
           2015-8-29には\12,527だったが、2015-11-30では\9,970に値下がりしている。


 
3.メモリの入替え (以下の3枚の画像はクリックで拡大します ブラウザのボタンで戻る


底面写真A
(1) 裏蓋を外す

 メモリがこの中に入っている表示のある蓋の部分があるが組付けギャップがほとんどなく簡単に外れない。
 ネジ2本(赤丸印)を外しても蓋が外れる気配がなく無理に開けようとすると壊れそうになる。
 仕方がないので電源を入れて稼動させケースを暖めたら蓋を外すことができた。


底面写真B
(2) 裏蓋を開けた状態 (メモリ入替え済)

 裏蓋が開くとこのような状態になるので静電気でメモリを壊さないように注意して以前からのメモリ(1枚)を取外し、新しいメモリ2枚を取付ける。
 金メッキのコネクタ部分やメモリ基板の配線パターン、はんだ付け部分には触れないように作業する。
(注1) 化繊の物を着ていたりして静電気を帯びている可能性があるときは近くの大きな金属製の物に触れて静電気を逃がすと良い。

(注2) 左下は参考のためにHDDの入っている場所を開けたもの。
    (メモリ増量と同時に750GB HDDを1TB SSHDに交換した)


メモリ・ソケット部分
(3) メモリの取付け、取外し

・ 金属製のレバーを広げるとメモリが外れます。

・ 取付けは金属製のレバーを広げてメモリ基板の切り欠き部分を合わせて最後まで押し込む。
 無理な力を加えてはいけないが最後まで押し込まないとレバーが切り欠きの固定位置にならない。
 切り欠きの場所は底面写真Bの取外したメモリの上の矢印の場所。


 
4.電源投入して動作確認、設定調整
  裏蓋を閉じてパソコンを電源に接続して電源を入れます。 メモリ交換の作業が正常に行われていれば異常なく起動します。 しかし、このままでは物理メモリの容量が大きくなっただけで処理能力をアップさせるには最低限の作業として仮想メモリのサイズを大きくしてやる必要があります。
  (LaVieは理由は分からないが8GBメモリに対して5.6GBほどの設定で使って次第に操作レスポンスが鈍くなり慣らされてしまいます

(1)仮想メモリの設定(ディスクがHDDまたはSSHDの場合は設定変更した方が良い
  次のどれかで[システムのプロパティ]の画面を表示させる。
 ・ [スタートボタン]を右クリックして[システム]−[システムの詳細設定]−[システムのプロパティ]の画面を表示させる。
 ・[コントロール パネル]−[システムとセキュリティ]−[システム]−[システムの詳細設定]で[システムのプロパティ]の画面を表示させる。
 ・Classic Shellの場合は
   [スタートボタン]−[コントロール パネル]−[システム]−[システムの詳細設定]で[システムのプロパティ]の画面を表示させる。
 ([システムのプロパティ]の中の設定を行う)
  [詳細設定]タブ−パフォーマンス[設定]−[詳細設定]タブ−仮想メモリ[変更]で仮想メモリのサイズを変更。
  Cドライブに
カスタム サイズで初期・最大の両方に搭載メモリ サイズ(16384)を設定する。
  (複数パーティションを設定している場合はドライブに設定しても良い、C
に近い方が良い
  ここで搭載メモリサイズ以下の設定をすると1ヶ月後ほどでWin8.1の動きが鈍くなり操作レスポンスが悪化する。
  
(注) HDDまたはSSHDの場合は無駄な感じだが搭載メモリサイズの2倍に設定、SSDの場合は実使用サイズ程度で問題なし。
  
(最低限の設定はここまで)
  (参考) メモリ管理機能の不具合で利用可能メモリが少なくなるのを回避するためmcleanというソフトをインストールしています。
       メモリを大量に使ったり、アプリを沢山起動したままで使うことが多いため入れた方が安定して動きます。

<更に快適に使いたい場合の対応>
(2)更にパフォーマンス向上させるには不要設定の削除とWin8.1の内部エラー解消の設定変更を行う。
 ・不要設定の削除 (CPUに不要な作業をさせない)
   [Windows機能の有効化または無効化]で不要なものの設定を無効化する。(Win8.1内部の再構成が行われる
   システム[サービス]の不要なサービスを無効化する。(
個人ユーザーには不要なサービスが沢山動いています
   
(注) .NET Framework 3.5、.NET Framework 4.5、Internet Explorer 11、Windows PowerShell 2.0、メディア機能、
       印刷とドキュメント サービス の機能設定があれば普通の使い方で使える。(.NET Frameworkはセキュリティ関係あり)

    (
不要なサービスについてはネット上に沢山の情報があるが自分の環境に合った設定にするには知識が必要
     
Win7 Proについてはメインマシンなので調べて参考ページを作ったがWin8.1は時間がないので対応できない。

 ・Win8.1の内部エラーを解消する (Win8.1上でエラーが起きないようにする=無駄なエラー処理をさせない)
   [管理ツール]内にあるイベント ビューアの[カスタム ビュー]−[管理イベント]でWin8.1内のエラー(対応が必要)、 警告(無視可能)が表示できる。OS側の考え方としてエラーがない場合は効率良く動き、エラー処理時の効率は重視しない
  
(注) これらのエラーや警告は通常操作の時は表示されないが重要なものは対処しないとWin8.1の動作に影響する。
      (Win8.1内部の話になるのである程度の知識が必要です)


   (
年間せいぜい100日程度の稼動だが2014年2月の使用開始から8800件のイベントが記録され、すべて参照可能です
    
2015年9月にエラー対応措置をしてエラー発生を激減させたが、その後に新しいエラーが起きている。
    個人ユーザーには迷惑な作りだが分散処理(DCOM)に関係したエラーが多く発生して対応が難しいものが中に含まれる。
    PC内部の不整合に関係したエラーは理解しやすいがDCOM関係はネット検索してもトラブル解決が容易でない。
   内部エラーに対応してエラー発生を抑えると操作レスポンスが良くなります。
   (解決方法) 主にエラー番号でネット検索するとかなりの情報が出てきます。 後はどう対処するか。
   (参考) デスクトップPCはWin7でエラーが起きにくい作りの違いか?のか旅行中以外では毎日のように使っているが
         2013年5月の使用開始から1084件のイベントでこのことからも操作レスポンスが落ちないで動いていると思われます。

(3)パフォーマンス向上のためのレジストリ設定。(参考情報、実は逆効果)
 ・ソフトウェア起動用のメモリ領域を開放する
   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Session Manager\Memory Management
   この中のLargeSystemCacheの値を"1"に設定。
  LargeSystemCacheは初期値の"0"が良い。
   Win7のシステム ディスクをSSD化して内部設定の見直し中に発見。 (Win7で操作レスポンス改善)
   
(参考) 間違いだらけの Windows チューニング その3(LargeSystemCache)



 
5.メモリ追加と設定調整後
   メモリ追加に併せて750GB HDDを1TB SSHDに換装した。 CPU性能がデスクトップPCの性能に近いのでエラー潰しをした後では操作レスポンスが良くなり使い勝手が良くなった。 Win7とWin8.1とOSの違いがあるがほぼ同じような設定にしているのでメモリ管理の不具合(物理メモリ不足から操作レスポンス低下、mcleanで対応)、仮想メモリの設定サイズ過小による不具合(搭載メモリサイズ以下の設定でレスポンス低下)はほぼ同じように不具合が起きています。
   デスクトップPCとノートPCで搭載メモリ サイズが同じ、どちらも1TB SSHD使用でCPUの違い程度の操作性能の違いがあるような感じです。(ノートPCのSSHDは初期搭載のHDDよりも約30%ほど転送速度が速い
  (注1) デスクトップの i7-3820 (Quad Core 3.6GHz(最大3.8GHz) Cache 10MB 4コア/8スレッド) と
      ノートPCの i7-4700MQ (Quad Core 2.4GHz(最大3.4GHz) Cache 6MB 4コア/8スレッド) では
      クロック周波数とキャッシュメモリのサイズが違っておりクロック相応の処理性能の差がある感じです。
      PassMarkベンチマーク値  i7-3820: 8997 サイトA   i7-4700MQ: 7841 サイトB
  (参考) NECの最新機種 LAVIE Direct NS(H) i7-6500U: 4500 2.5GHz(最大3.1GHz) 2コア/4スレッド
       なので2014年以後のノートPC用のCPUは省電力になったが処理性能が下がっています。
  (注2) 操作レスポンスを重視する場合はシステム設定で視覚効果を無効にして使う方が格段に効果が
      あります。(視覚効果はただ視覚効果だけじゃない?以上に負荷が大きく影響します)


                                                          ( 以 上 )


  更新履歴 (ブラウザのボタンで戻る)

 16- 1- 6: 4項にレジストリ設定追加のヒントを追加。
 15-11-30: 初版。

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