P3. Microsoft Image Composit Editorの使い方 (バージョン1.4.4対応)

  (2011- 6-23初版  2015- 3-28 更新)

 
 Microsoft Image Composit Editor(以下、MS ICE)の使い方をネット検索したがソフトの使い方についてのページが検索されないので使い方入門として作りました。 説明書そのものがなく英語が苦手な人やパノラマ合成についての知識のない人にとっては操作や用語を理解することが容易でないため基本的な部分の使い方を紹介します。
 最近ではパノラマ合成を高精度で自動処理するソフトが出てきたので発想の転換が必要な時期になり、MS ICEもパノラマ合成用のファイルを入力するだけで自動合成処理します。 後はパノラマ合成処理の調整と結果のファイル出力だけで高精度なパノラマ合成画像が簡単に作れます。
(注) ダウンロードページのサポートについての記述 : MS ICEは無料で提供されていて公式サポートはない。 ICEについて疑問があればImage Composit Editorのフォーラムが参考になるだろう、開発者が見ていてコミュニティベースのサポートがされている。
  
上記フォーラムは英文ですがICEについて初歩的なものから高度な質問まで色々な疑問についてカテゴリー分類でチェックできます。
  
また、フォーラムの中には見つかっているバグに対する新バージョンでのバグフィックスやWindowsバージョン固有の問題についての
  書き込みもあるのでトラブルで困っている場合の参考になります。(古い書き込みは参照できなくなるようです)
 
(参考) Microsoft Image Composit Editorの最新バージョンは2.0.3になりユーザーインターフェースが大幅に変更されました。  (使用説明) Microsoft Image Composit Editor2の使い方

0.バージョン1.4.4の特長と変更点
1.ソフトのダウンロードとインストール
2.ICEの起動方法
3.ICEの操作
1) パノラマ合成ファイル入力 5) 画像のトリミング
2) 投影方法の指定 6) 画像ファイル出力
3) パノラマ合成結果の調整 7) 処理中ファイルの削除
4) 投影合成の確定

-------------------------------------------------------------------------
4.使用上のヒント
4.1 パノラマ合成 4.3 ディスク領域の使用
4.2 メモリ使用 4.4 2次元遠近法Perspective投影の使い方
(参考) Microsoft ICEを使ったパノラマ合成例

 

0.バージョン1.4.4の特長と変更点 (主なものだけ、詳細はダウンロード先原文)

  バージョン 1.4.4の特長
   ・ビデオからの合成が可能。(Windows7の場合だけ)
   ・レンズのビネットの自動除去。( ビネット(vignette): 周辺光量低下により画像が暗い写りになる効果
   ・合成境界の色調ブレンディング エンジンの改善。
   ・メモリ使用ディスク作業領域のオプション設定が可能になった。
    バージョン 1.4.4でAdobe Photoshopのファイル形式が出力可能に戻った。(1.3.3と1.3.5は出力不可)
    (Adobe Photoshop形式の代替にTIFFが使えそうだがファイルサイズが少し大きめになる)
    ファイルサイズを使用画像例(4810x1360 ピクセル)の100%出力でチェックしたら次のようになった。
      Bitmap 19168KB TIFF 16603KB Photoshop(psd) 15412KB


  バージョン1.3.5までの従来からある特長
   ・マルチコアCPUでのパノラマ合成処理の速度向上。(処理速度向上が体感できます
   ・行と列に並んだ2次元撮影パノラマのサポート。(GigaPanのようなロボット三脚ヘッドへの対応
   ・合成イメージサイズの制限なし。(ギガピクセル単位のパノラマに対応) メモリを大量搭載した64ビットPCが必要
   ・8ビット、16ビット幅の入力画像イメージに対応。
   ・専用ソフトPhotosynthによるWeb出力。(MS ICE応用の1つの方向性を打ち出したもの
   ・WIC codecの使用によりRAW画像の入力に対応。(RAW画像入力についてはWIC codecsリンクを参照)
    (WIC codecはダウンロードページ説明内WIC codecsリンクからダウンロードできます。 Canon EOS 70DのRAWが合成できた
   ・露出差のある画像の自動的なブレンディング。
   ・64ビットOSのサポート。(バージョン1.4.4はメモリを大量消費する傾向あり) ほか

  バージョン1.4.4の変更点
  プログラムの進捗状況を%表示のプログレス メーターで表示するようになった。
  32ビット版のファイル出力(Export)の出力先が合成画像入力元フォルダでなく前回に出力したフォルダが表示されるので出力時の操作に注意が必要。(旧バージョン1.2r1は画像入力元のフォルダが最初に表示されるので使い勝手が良かった
  Adobe Photoshop形式のファイル出力がFlat/Layersに関わらずレイヤーで出力されレイヤー結合が必要
  [Tools]−[Options]の中のUpdatesICE起動時に毎回バージョンチェックするチェックボックスがある。
    インターネット接続環境が良くない場合でチェックを回避や起動時間を短縮したければチェックを外す。
    (自宅では何も問題にならないが北海道旅行に出てインターネット接続に制限がありこの問題に気付いた
   同じ[Tools]−[Options]の中にはメモリ使用制限値(Memory Consumption)の設定があるのでメモリが1.5GB以下では64MB(最小設定値)に設定しないとメモリ不足で悩むことになります。 4.2 メモリ使用を参照。
 
  バージョン 1.4.4のパノラマ合成比較(バージョン1.2r1との違い)
   旧バージョンの 1.2r1と比較してバージョン 1.4.4の合成結果は一長一短のような印象です。
   2次元撮影パノラマをサポートしてから細かい調整をせずに大雑把な処理になったのではないかという感じがする。
   バージョン 1.4.4になりかなり改善されたが次のように少しレベル落ちした結果も出ています。
     MS ICEバージョンによる違い     バージョン1.4.4の方が良い例
   その後、バージョン1.4.4を使っていなかったがバージョン1.2r1との違いが僅かなこと、空の合成部分の色調ムラが少ないことや処理が速く操作性が良いことなどでバージョン1.4.4を本格的に使うことにした。
   
(注) バージョン1.2r1との僅かな違いがパノラマ合成結果に影響する場合がごく稀に存在します。(1.2r1の方が良い結果)

 実際に西日本旅行で使い始めたらこちらの環境に問題があるのか不明だがバージョン1.4.4は簡単にエラーが発生、場合によっては勝手に終了してしまうなどの致命的な欠陥や、使用画像によってパノラマ合成結果を調整できない
(エラー中断や異常な画像の表示)などかなりいらつく状況が起きるので
バージョン1.2r1を使うことにした。
 
(注) 2011年10月の西日本旅行で13日に大量のパノラマ合成をしたら3割程度のエラー発生で確率が高過ぎ。
    旅行中のノートPCで旧版バージョン1.2r1ではほとんどエラーが起きないのでレベルが違い過ぎる。
    (合成結果の出力先に常に注意しなければいけない、レイヤーで出力されるのも使いづらい)
    本件の詳細4.2項 メモリ使用を参照下さい。 バージョン1.2r1にも使用上の注意あり
    
メインメモリ4GBのデスクトップPCでは不具合が起きず正常に動いています。

 

1.ソフトのダウンロードとインストール

 MS ICEのソフトは次の所からダウンロードできます。(最新版: 2011-5-26 バージョン1.4.4)
 (注) バージョン1.4.4を仮インストールしてみたがパノラマ合成性能についてはバージョン1.3.5より改善。
    (バージョン1.2r1の合成に使用した画像を合成して比較確認)
 □ Microsoft Research Image Composite Editorのダウンロード先
   http://research.microsoft.com/en-us/um/redmond/groups/ivm/ICE/
  ファイル名が ICE-1.4.4-for-32-bit-Windows.msi というWindowsインストーラ形式のファイルがダウンロードされます。
   (32ビット版と64ビット版があるので間違えないように! 普通は32ビット版 OSと一致させる
   (トラブルを避けるためにはダウンロード先、インストール先のフォルダ名は日本語を避けること)

  MS ICEバージョン1.4.4のインストールにはMicrosoft .NET Framework 4.0とMicrosoft Visual C++ 2010 x86 Redistributableが必要です。インストールされていないと自動的にインストール手順に入る、それぞれにアップデータがあります
   インストール後にWindows Updateをするとアップデータがインストールます。
  (注意) どちらも言語選択オプションがあるのでインストールするOSの言語バージョンを選択します。(Japanese

  ダウンロードしたICE-1.4.4-for-32-bit-Windows.msi ファイルをダブルクリックするとインストールされます。
  フォルダの初期値は"C:\Program Files\Microsoft Research\Image Composite Editor\"
  (トラブルを避けるためにインストール先のフォルダ名は日本語を避けること、初期値で問題なし)
  (注) インストーラをダブルクリックしてインストール手順に入ると先にMicrosoft Visual C++ 2010 x86 RedistributableとMicrosoft .NET Framework 4.0のインストール手順に入って止まるので再度インストーラをダブルクリックする必要がある。

 

2.ICEの起動方法

   [スタート]−[プログラム]−[Microsoft ICE]−[Microsoft ICE]をクリックする。
   頻繁に使う人はエクスプローラからice.exeのファイル名をマウスの右クリックでデスクトップにドラッグしてショートカットを作ると、アイコンをクリックするだけの簡単操作で起動できるようになる。
   なお、ショートカットは作り方によってスタートメニューの表示が1段(サイズ 1KB)と2段(サイズ 3KB)になり、2段で作られると起動時間が長くなります。(エクスプローラでの表示が違います)
   (ICE.exeをマウスの右クリックで[スタート]ボタンへドロップするとスタートメニュー表示 1段のものが作れる)

 

3.ICEの操作

1) パノラマ合成ファイル入力  

起動直後の画面、画面は3つの部分に分かれている。

最上部: [File]ボタン、クロップとパノラマ調整のアイコン。

中段部: 画像操作の部分。

最下段: Stitch=合成、
      Crop=クロップ(トリミング)、
      Export=画像ファイル出力
      に対する設定をする場所。
 最下行にパノラマ合成処理の状態と結果の数値を表示。

   (起動直後は[File]ボタンだけがアクティブ


(3つの起動方法のメッセージ)
 
(ファイル選択)
・連続ファイルの選択: 最初のファイルをクリックしてから[Shift]キーを押しながら最後のファイルをクリック。
・不連続なファイル選択: [Ctrl]キーを押しながらファイルをクリック。
中段部の画像操作エリアの起動操作メッセージ。


・パノラマ合成する画像ファイルをドラッグアンドドロップ。
・[File]−[New]からパノラマ合成する画像ファイルを選択してから開く指示でパノラマ合成を開始。
 
・[File]−[Open]は[Save]で保存したパノラマ画像を再処理する場合のもの。


最下段右側の出力用ボタンが[Export to disk]と[Publish to Photosynth]の2段になった。
パノラマ合成を開始して処理結果を表示する。

・最上部のクロップとパノラマ調整アイコンの表示状態がICEのパノラマ合成結果に対応して変化する。
・最下段の Stitch=合成、Crop=クロップ(トリミング)、   Export=画像ファイル出力に対する設定とパノラマ合成処理ステータスが表示される。
 Stitch のCamera motionRotating Motionの場合だけ最上部のパノラマ調整アイコンがアクティブになる。
 がアクティブでない時はクロップ(トリミング)とファイル出力以外できなくなるのでStitchのCamera motionをRotating Motionにするとがアクティブになり調整操作が可能になる。

(パノラマ合成できない時の対応)
画像ファイルを1枚しか入力しなかったり、パノラマ合成ができない画像を入力した場合はStitch(パノラマ合成)ができないというエラーメッセージを表示する。
エラーメッセージに[OK]ボタンをクリックして最初からやり直す。

最下段の Stitch、Crop、Exportに対する設定とパノラマ合成処理ステータス(最下行)の表示画面がアクティブになり操作可能になる。 (画像クリックで表示拡大します)

 画像は出力可能なファイル形式メニューを表示させた状態
 (パノラマ合成直後はこのメニューは前の設定状態で表示)

  Cropアイコン周囲が反転してクロップ可能状態の表示
  (パノラマ合成完了時、[Apply]ボタンを押した後
StitchのCamera motionがRotating Motionでパノラマ合成が完了すると最上部のCropアイコンとパノラマ調整アイコンがアクティブになる。(Cropアイコンが選択状態、アイコン灰色が若干濃くなる

最上部右側のズームスライダとウインドウサイズにフィットさせるボタン、ヘルプボタンがアクティブになる。
(最上部右側の3つのアイコン類の表示色が濃くなる
ズームスライダを動かすと表示を拡大縮小できる。
ウインドウサイズにフィットさせるボタンでウインドウの大きさに合った画像サイズになる。

2) 投影方法の指定  [Projection]ボタン

  Perspective      : 2次元遠近法  4.4項
  Cylinder (Horizontal) : 円筒(水平投影) 通常使用
  Cylinder (Vertical)   : 円筒(垂直投影)
  Sphere (Horizontal) : 球面(水平投影)
  Sphere (Vertical)   : 球面(垂直投影)
  投影方法によるパノラマ合成結果の違いについては
  パノラマ写真の合成 3、2)項を参照下さい。
アイコンをクリックすると最上部の表示が変化すると同時に中段部の 画像操作部分の表示が変化する。
ズーム以外の操作を行うとApply(適用)、Revert(戻し)ボタンがアクティブになる。

[Projection]ボタンメニューには2次元遠近法、円筒(水平、垂直)、球面(水平、垂直)がありクリックすると指定の投影表示に変化します。 画像ファイルが多いとCylinder (Horizontal)、少ないとPerspectiveになることが多い。
普通のパノラマはCylinder (Horizontal)で処理。
投影方法がOKなら次のステップへ。
3) パノラマ合成結果の調整  内での調整
   パノラマ画像の回転、ゆがみなどの調整。
 

必要ならばマウスホイールの回転またはズームスライダで表示画像のズームイン・アウト(拡大・縮小)で画像サイズを適当な大きさに調整する。

・Revertボタンで調整前の初期状態に戻る。
・マウスを田印枠の中心の縦線付近へ持っていくとポインタが上下の矢印に変わり上下方向のゆがみ調整が可能。
(地平線や水平線などを水平に補正できる)
・マウスを田印枠の中心の横線付近へ移動するとポインタが左右の矢印に変わり画像を左右に移動できる。
投影方法/合成状態によって画像のゆがみが変化する
・マウスを田印枠外に移動するとポインタ表示が変わり画像の回転ができる。(傾きを補正)
4) 投影合成の確定  [Apply]ボタン
  ファイル出力の前に行う操作。
  この操作を飛ばして[Export to disk]ボタンを押してファイル出力に行くと[Apply]を確認してくる。
[Apply]ボタンをクリックして投影方法や傾き、ゆがみなどのパノラマ合成処理を確定します。
再度パノラマ合成処理の調整をしたい場合はアイコンをクリックするとパノラマ合成処理の調整画面に切り替わるので調整後に[Apply]ボタンをクリックする。
5) 画像のトリミング  [Crop]ボタン
   後でレタッチソフトを使う場合は省略可能。
   Automatic Cropをクリックすると内部最大矩形でトリミング
最終画像をここで作る場合はCropの画面に戻って切り取り範囲を設定してトリミングする。
後でレタッチソフトで画質調整やサイズ調整する場合などはこのステップを飛ばして全体を出力しても良い。
6) 画像ファイル出力 [Export to disk]ボタン、[File]メニュー
   出力可能なファイル形式は上記の画面の通り。
   (出力フォルダ/ファイル名は日本語でも問題なし)
(注) 出力フォルダのデフォルトは64ビット版は入力画像フォルダ、32ビット版は前回出力したフォルダの違いあり。
出力するファイル形式を指定するとオプション表示が対応して変化するので適切かどうかを確認する。
・Scaleの%設定で出力サイズを変更できるので使用方法にあった設定で出力する。
設定後に[Export to disk] ボタンでファイル出力。
7) 処理中ファイルの削除
   次のパノラマ合成のため現在の処理画像をクリア。
   [File]−[Close]で現在の処理画像を終了する。
[File]−[Close]をクリックすると[Save]保存、[Discard]破棄、[Cancel]キャンセルの3つのボタンが表示される。
 [Discard]ボタンをクリックすると処理中の画像を破棄して初期画面に戻る。

(注) StitchのCamera motionの指定方法について
    ここではCamera motionで入力画像タイプを指定します。
    Rotating Motion : 通常の1点でカメラを回転してパノラマ撮影した画像
    Planer Motion 1 : スキャナーでスキャンした画像 (撮影レンズによるゆがみのない画像)
    Planer Motion 2 : スキャナーと壁面を横移動の中間の画像 (Planer Motion 3でダメな時)
    Planer Motion 3 : 壁面を横移動して撮影した画像(ホワイトボードなどを横移動で撮影した画像)
   入力画像指定がパノラマ撮影(Rotating Motion)の場合だけ[Projection]ボタンメニューによる投影法の選択が可能

 

4.使用上のヒント

4.1 パノラマ合成
  ほとんどの場合でうまくつながるが稀に全画像を合成しないで部分合成だけで終了したり、細部でパノラマ合成にズレのある場合もあることが分かった。 パノラマ合成での撮影コマ間での色調合せが積極的に行われつなぎ目での境界部分が滑らかで目立たない。 手動設定でパノラマ合成する手段がないので自動処理でつながらない場合の対応が難しい。
パノラマ合成条件を参考に色調補正、過剰イメージのトリミングなどの対応が可能だが、至近距離イメージの撮影時の不具合は対応不可
(参考) パノラマ合成を水平面で合成して歪が出る場合、斜めの斜線上で歪み調整をすると歪量を緩和できます。
  やってはいけないこと
    画像の一部を3枚以上のコマにまたがる過剰重複な撮影。(30%程の適度なオーバーラップ量で撮影する)
    合成パノラマに段差ができたら過剰なオーバーラップがないかをチェックして削除可能なコマを外す。
     (隣接コマを合成する手順なので同じ場所が3コマ以上にまたがると処理できなくなり画像に段差ができる)

  MS ICEのパノラマ合成条件 (合成しないケースや処理異常など)
   ・ 画像マッピングの一致が合成画像間で見つかること。(トリミングした画像ではねられたことあり)
    (つながらなかったものを隣接コマだけでは合成するがもっと多いコマ数のパノラマ合成で外されてしまうケースがあった)
   ・ 合成画像間の画像特徴点の色調違いが許容範囲内。 接合部分の色調が違い過ぎるとダメ。10-1-27
   ・ 合成画像内の至近距離の画像間にズレがあると輪郭が合わず画像がオーバーラップする。(10-1-30
   ・ 撮影画像間の至近距離イメージのズレが大きいと同一地点での撮影でないと合成拒否。(12-4-16
   ・ 色調の暗めのコマが含まれている場合に合成画像のゆがみに影響する場合あり。(10-2- 1
    (自動露出のデジカメで撮影して悪影響のあったコマの色調合せをしたらまともな合成画像になった)
     (画像イメージの境界があいまいな部分の合成で色調の違いで画像ズレの方向が逆になった)
12-4-16
   ・ 撮影方法が悪いとパノラマ合成結果がゆがむことがあり視点補正で修正できない。(12-4-26
    (円筒面投影でも1点からの同一面上で撮影していないと部分的なゆがみが出る異常画像  正常画像
    (注) 合成結果が異常になったものをPhotosho Elements 7のPhotomergeの円筒面投影で処理したが同様の結果。

  パノラマ撮影の注意点  <至近距離被写体に注意>
 パノラマ撮影で至近距離の被写体がある場合に至近距離被写体でパノラマ合成で画像ズレが生じる問題があります。
 次のようなパノラマ合成の許容限界の説明を見たことがあります。
35mm換算で35mmくらいのレンズを付けたカメラの場合、レンズから被写体の一番近い部分までの距離をCCDの水平画素数の半分で割った値が、レンズの光学中心が動いてもよい限界の距離の目安との説明を見ました。 この説明でいくと水平画素数が 2000 ピクセルの広角タイプのカメラで100m 離れた被写体の場合、水平画素数の半分の値は 1000 、100m/1000 = 10cm、10mの場合は1cmとなり距離が近いほど厳しくなります。
MS ICEに同一地点からの撮影画像でないというメッセージで合成されなかったコマ(画像)あり、別のソフトでパノラマ合成したことがあります。
一般的なパノラマ撮影についてはパノラマ写真の合成の「撮影」の項を参考にして下さい。


4.2 メモリ使用  (メモリ2GB以下は要注意? 空きメモリ1GBでは大幅な不足)
   バージョン1.4.4はPCのメモリが十分に(2GB以上)ないと連続的なパノラマ合成作業でメモリ不足のエラーが起きます。 [Tools]-[Options]の中にはメモリ使用制限値(Memory Consumption)の設定があるのでメモリが1.5GB以下では64MB(最小設定値)に設定します。 この設定はバージョン1.4.4では普通に考えられるような設定ではなくただ単にメモリ使用を少なくしてくれ程度の意味しかありません。 更にMS ICEの作り方に不具合があり大容量メモリ搭載のPCでないと正常に動かないようです。 メモリ4GBのデスクトップPC(メモリ空き領域 初期値 2770MB)では正常に動き、空きメモリ領域が少なくなる程度で作業上の不都合はない。空きメモリが十分な時は異常にならないのでWinXPのメモリ管理にも問題があるかも知れない
(注) 当初はメモリ4GBのデスクトップPCではまともに動いていたが、その後大きなパノラマを連続的に実行するとメモリ不足が起きることが分かった。
  一方、メモリ1.5GBのノートPC(メモリ空き領域 初期値 1010MB)ではメモリ不足が発生して作業時に注意が必要です。 
テストしたノートPCでは連続作業ですぐに空きメモリ領域が100MB以下になりメモリ不足による処理不能メッセージが出たり、大きなメモリ領域を必要とするパノラマ合成でメモリデータの破壊が発生して異常が起きるようになります。
  使用メモリ増減の状況は、パノラマ合成のファイル選択でメモリ占有を開始パノラマ合成処理で使用領域が増加Photoshop形式ファイル保存で使用領域が増加ファイル保存終了で保存時に増加したメモリ領域分を解放次のパノラマ合成で使用領域が増加同じ画像ファイルセットを指定しても更にメモリを使用、空きメモリ領域が100MB以下?で異常が起きやすくなり異常が発生する。(最悪、勝手にプログラム終了・死ぬ)
  空きメモリ不足時に仮想メモリを有効に使うような手順に入らず処理速度優先で作られておりプログラム終了に至る。
 ・異常が起きた後のWinXP終了時にVisual C++ 2010のランタイムルーチンほか1件でエラー発生したことがある。
 ・パノラマ合成で大きな画像を合成する場合もメモリ不足で異常表示やエラー終了する。
  (この場合は画像サイズを下げて処理、またはPC作業開始時の空きメモリが大きい時に処理するなどで正常に処理できることがあります
 ・空きメモリが少なくなった時点でMS ICEを終了させると空きメモリ領域が以前の状態に復帰する。
  空きメモリ領域を監視して連続的に動作するタイプのメモリ解放ソフト(例、めもりの掃除屋さん 実行サイクルの短いものが良い)などを入れるとメモリ不足が若干緩和されるが根本的な解決策にならずプログラム終了に至る。
  大きなパノラマ画像合成のメモリ不足で異常表示になった場合はメモリ内でデータ破壊が起きているためPCの再起動が必要だが、そうでない場合(勝手にプログラム終了を含む)は再度MS ICEを起動させて作業を続けることができます。
  (注) Perspective投影の方がCylinder (Horizontal)より画像サイズが大きいためメモリ不足エラーが起きやすくなります。


4.3 ディスク領域の使用   一時ファイル(Temporary file)領域設定
   写真を読み込むとTools]-[Options]の中で示されるTemporary file locationsの場所に写真を展開して保存します。 このため、大きな画像は大きなファイル領域で展開保存(JPEGなど画像展開)するので空き領域が少ないとトラブルを起こす原因になるため、十分な空き領域のあるディスクパーティションを指定する必要があります。(初期設定はC:
  Temporary file locations は複数領域の設定が可能。(を使うとファイル削除ゴミが溜まるので以外へ指定したい
  複数指定の場合は領域の使用優先度がある。 (設定領域の順序の通り)
  ディレクトリを作って指定することも可能です。  (例. E:\MS_ICE_Cache など


4.4 2次元遠近法 Perspective投影の使い方 (効果的な場合がある)
 2次元遠近法で自然なパノラマ合成画像を作れる場合にはPerspective投影が効果的です。
 視点補正であおり効果が実現できたりするが被写体のレイアウトに依存するのでうまく出来る場合と左右が強調され過ぎる場合があるのでうまく行く可能性がある場合には試してみるのが良さそうです。
 (画像展開のためのメモリ消費が多いのでメモリ不足になる場合があります
 (例) ・あおり効果(上下左右の視点移動で調整)  襟裳岬灯台 清水寺入口 (撮影時のレンズの回転面がポイント
     ・レイアウト説明用の写真で歪の少ない画像  吉備津神社 回廊 本宮社 五稜郭




 
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15- 3-28:4.使用上のヒント 4.1パノラマ合成に「やってはいけないこと」を追加。
14- 4-11:パノラマ合成比較の説明にバージョン1.4.4の方が良い合成例を追加。 旧版を削除
14- 3-17:画像ファイル出力のデフォルト フォルダが64/32ビットバージョンの違いを追記。
13- 3-21:注記の部分を使用上のヒントとして再編集、目次に内容を追加。
12- 4-26:(注2)MS ICEのパノラマ合成条件に追記。 (Microsoft ICEを使ったパノラマ合成例へのリンク追加
12- 4-16:
バージョン1.4.4の特長と変更点の説明を最初にまとめて読みやすくしました。
11-11-23:画像読込みで一時ファイル領域に展開するので、(注3)使用上の注意点に追記。
11-11-21:メモリ不足エラーになる状況について調査、使用上の注意点を注記更新。
11-11-20: 2次元遠近法 Perspective投影の使い方を注記として追記。
11-10-15:バージョン1.4.4が簡単にエラーになることなどから旧版バージョン1.2r1使用に方針変更。
11-10- 6:バージョン1.4.4のバージョン1.4.4の変更点を更新。(Updateチェックが既定になっている)
11- 9-19:バージョン1.4.4の使用結果によりバージョン1.4.4の変更点ほかを更新。
11- 9- 2:Image Composit Editorのフォーラムのリンク先を更新。
     11-5-31にフォーラムが移動していた。 バージョン1.4.4からフォローされている
11- 6-23:バージョン 1.4.4リリースにより内容を更新。
---------------------------------------------------------------------------------------
11- 2- 3:(注4) 至近距離被写体に対する注記説明を更新。         以下 旧版での更新部分
10-12-17:バージョン 1.3.5が1.3.3のバグフィックス版らしいフォーラム情報により記事を更新。
10- 8-29:バージョン 1.3.5リリースにより説明を更新。
10- 5- 6:バージョン 1.3.3対応に画像と説明を更新。
10- 2-25:3.1)パノラマ合成ファイル入力にパノラマ合成できない時の対応を追記。
10- 2-10:(注3)使用上の注意点にコメントを追加。
10- 2- 1:MS ICEのパノラマ合成条件 に発見した問題点を追記。
10- 1-30:MS ICEのパノラマ合成条件 に発見した問題点を追記。
10- 1-27:MS ICEのパノラマ合成条件 に発見した必要条件を追記。 注記を更新。
10- 1-16:3.1)パノラマ合成ファイル入力の内容を見直し。
10- 1-14:初版 (パノラマ写真の合成の子ページとして追加)

 
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