| ここでは普通に撮影した写真からパノラマ合成写真を作る私の方法をご参考までに紹介します。 最近ではパノラマ合成を高精度で自動処理するソフトが出てきたので発想の転換が必要な時期になりました。 2009年5月にPhotoshop Elements 7を購入、暫く使わずにいたがパノラマ合成の機能が格段に強化され高い確率で自動合成するので内容を見直しました。 Photoshop Elements 7のPhotomergeで2009年8月に函館山夜景のパノラマ合成をやり直したが画像選択と円筒法のレイアウト指定だけで自動的に合成されました。(夜景パノラマA、Bを除く) その後、Microsoft Image Composite Editor(以下 Microsoft ICE)がPhotoshop Elements 7のPhotomergeよりも更にきれいにパノラマ合成することが分かったので内容を更新しました。
1.撮影 最近はパノラマ合成を自動処理するものが出てきて簡単に合成できるようになりましたがパノラマ合成の基本を知っていることは重要で良好なパノラマ合成結果を得るためのポイントになります。 撮影は最も肝心の部分です。 撮影がキチンとできていればパノラマ合成が非常に楽にできます。 撮影方法についてはGallery41さんがパノラマ合成写真の解説で詳しく書かれていますので参考にして下さい。 撮影画像の中のイメージの間でズレがあるとパノラマ合成処理が難しくなります。 特に近距離の被写体がある場合に画像間でのイメージのズレが大きくなり、至近距離に被写体がある場合はどのように撮影してパノラマ合成するかがポイントになります。 露出固定で撮影、レンズ中心を考えて撮影することが重要、首振り撮影をすると近景イメージのズレが大きくなりパノラマ合成でうまくつながらなくなります。(三脚を使った場合は極端に近い被写体がなければ問題なし) <至近距離被写体に注意> (参考) 35mm換算で35mmくらいのレンズを付けたカメラの場合、レンズから被写体の一番近い部分までの距離をCCDの水平画素数の半分で割った値が、レンズの光学中心が動いてもよい限界の距離の目安との説明を見ました。 この説明でいくと水平画素数が 2000 ピクセルの広角タイプのカメラで100m 離れた被写体の場合、水平画素数の半分の値は 1000 、100m/1000 = 10cm、10mの場合は1cmとなり距離が近いほど厳しくなります。 夜景の撮影は手持ちでは不可能なので三脚を使っていますが、昼間の撮影では手持ちで撮影しています。 露出は固定露出でそれぞれのコマの色調を合わせることが基本です。 しかし、デジカメの場合は固定露出機能のないカメラもありますがパノラマ合成ができないことはなく難度が上がると考えます。 (私の場合も最初は自動露出だけのデジカメでした) カメラの持ち方はレンズを左手で持ち、手首を軸にしてレンズを回すようにして撮影しています。 レンズ中心を保ちながら回転させますが手首が回らなくなると持ち替えます。 三脚で撮影した方がきれいにパノラマ合成ができますが、三脚を持ち歩いたりセッティングしたりの手間とのトレードオフだと思っています。(画像の傾き、結合部の重複範囲のバラツキが問題) (注) 私の撮るパノラマはせいぜい180度程度のスパンなのでこの程度でもなんとかなっています。 三脚を使って撮影した画像は簡単につながりますが、手持ち撮影では後で傾き補正が必要になります。 (手持ちで広い角度スパンを撮影する場合はどうしても撮影画像の傾きが出ます) (合成ソフトにMicrosoft ICEを使う場合は傾きがあってもそのままでパノラマ合成処理ができます) 2.使用カメラ、フィルムスキャナー 1)使用カメラ (現在はデジタル一眼レフ) 現在は1510万画素(4752×3168)のデジタル一眼レフ Canon EOS 50Dだけを使っています。 現在所有しているニコンのフイルムスキャナー(COOLSCAN V ED、画素数5637×3758、FH-3マウント計算値)に迫る画素数です。 HP用に使う画像としては画素数が多過ぎるので普段の撮影はスモール(370万画素、2352x1568)、パノラマ画像用や望遠拡大にはミドル(800万画素、3456x2304)、ラージ(1510万画素、4752x3168)を使用。 2003年までは高画質で画像の歪が少ないのでフィルムカメラをメインにしていましたが、2003年にデジタル一眼レフを買ってからはデジカメへの依存度が高くなり2007年11月にフィルム一眼レフが壊れてしまったので以後はデジタル一眼レフだけでの写真撮影になっています。 露出を間違えなければすぐにパノラマ合成でき作業が楽になりました。 (デジカメの露出オーバーの画像は救えないので要注意、露出不足の暗い画像はソフトでの救済処理が可能です) (注) フィルムは2002年から2007年までは発色の良い富士のISO100 高画質ネガフィルム(リアラエース)を使っており、2002年秋以後のネガフィルムについて未処理になっています。 デジカメ写真を処理後に対応処理の予定です。 2)フィルムスキャナー (2007年11月以前に撮影したネガフィルム対応のみ) フィルムスキャナーを使う場合はコマ毎の自動露出をさせないことが必要で取扱説明書などを確認することが必要です。 私の使っていたニコンのスキャナーは自動露出させない設定が使用中に外れてしまい、その度に関連する基準のコマを使って設定をやり直しています。(ソフトの作りが使い方に合っていない) その後、上の方式ではうまく行かないことが分り各コマについてスキャン後に同じような色調になるようにフィルムスキャナーの設定を変えながら処理することにしました。 スキャナー読取り時に色調のレベルがある程度に合っていないとレタッチソフト(Photoshop 6.0)で色調を合せるのは難しいと分ったからです。 (注1) フィルムスキャナーは2004年3月にNikon COOLSCAN V EDに更新したがデジカメ画像をメインにHPを作っているため本格使用の予定はありません。(1コマ画像は問題ないがパノラマの場合の設定方法を調査中) (注2) 以前はフィルムスキャナー(Nikon COOLSCANV)で読取りの難しいネガを処理する時にいろいろ試してみました。 スキャナーの処理方式はプりスキャンで指定領域の色情報を読み、その結果からそれぞれの色(RGB)についてコントラストが最大(自動設定の場合)になるように調整し、その後にカラーバランスをとっているようです。(基本的にコントラストを自動に設定して使うようになっている) 従って、プりスキャンでコントラスト等を自動処理させないと色調の良いきれいな画像にならない。 パノラマの場合は同じ露出で撮っているので設定固定で処理をしないとコマ間での色調が狂ってしまうのだが、プりスキャンを停止していてもスキャナーのファームウェアのロジックで設定が外れておかしな色調になってしまうことがある。 また、パノラマ撮影で間違ってコマ間で露出の違うものがあった場合はアナログゲインでスキャンする光の強さを調整することで補正可能なことが分りました。 3.パノラマ合成ソフト 最近、パノラマ合成ソフトは数も増えて、カメラメーカーのデジカメ付属ソフトほかで沢山の種類がありパノラマ合成方法の種類も増えてきたがこのページでは現在 私の使っているMicrosoft ResearchのMicrosoft Image Composite Editor(以後、Microsoft ICE)、アドビのPhotoshop Elements 7(以後、PE7)、およびPhotoshop Elements 3.0(以後、PE3.0)とキャノンのPhoto Stitch、の4つだけを対象にしています。 (注1) Photomergeの名前が同じためPhotoshop Elements 7のPhotomerge、Photoshop Elements 3.0のPhotomergeと色分け表示します。 Microsoft ICEはICE、Photo Stitchについてはタイトル部分をPhoto Stitchと表示。 (注2) PhotoFit Harmonyというフリーソフトも使い始めたが購入したばかりでコメント不能。 ・Microsoft ICE (Microsoft ICEの使い方) Photomergeをネットの掲示板で紹介したら視点補正機能があると便利とのことでネット検索で見付けたソフト、パノラマ合成についてはPhotomergeよりも更にきれいに精度高く合成できることが分かったソフト。 (注) パノラマ合成結果がPhotomergeよりも良いのは投影合成の精度の問題と思われる。 撮影方法が悪くて両方でつながらなかったものがあり、Photomergeでつながった画像をICEに使ったら同様のつながり方になったが両方に微妙なズレが残った。(撮影方法が悪い場合でもICEの方が良い結果になる傾向がある) ・Photoshop Elements 7のPhotomerge 2009年8月から使い始めたPhotomergeが新世代のソフトとして従来より格段に機能が向上していることが分かった。 従来はPhotomerge Panoramaだけだったが、PE7ではPhotomergeの中に Group Shot、 Faces、 Scene Cleaner、 Panoramaの4機能になり合成関連のレタッチ機能が強化された。(パノラマ合成はPhotomerge@ Panoramaで処理) パノラマ合成はPhotomerge@ Panoramaのレイアウト指定だけで自動処理するように作られたが高機能になった分だけCPUやメモリを使用するので、快適に動かすにはそれなりのハードと最近のOS環境が必要です。 ・Photo Stitch 2009年8月まではパノラマ合成はキャノンのPhoto Stitchをメインに、アドビのPE3.0のPhotomergeをサブで使ってきた。 Photo Stitchはレンズ焦点距離を使って処理するのでそれなりにうまく合成する。 画像順指定だけの自動処理でうまく行かない場合は特徴点を指定して調整する必要がある。 前処理なしでほとんど合成できるが暗い画像を合成する場合は事前に画像を明るくする必要がある。(暗い画像の特徴点認識が弱い) ・Photoshop Elements 3.0のPhotomerge 特徴点を探して自動処理することが基本のらしいが自動でつながることはほとんどなく手動介入が必要。 画像の重複量と接合度合いに条件がありきれいに合成するためには重複量と色調合せが必要でかなりを手で処理することになる。 従来、前処理として色調補正にはPhotoshop 6.0、明るさ調整にはPhotoshop Elements 3.0を使ってきた。 PE3.0以後の「シャドウ・ハイライト」の明るさ調整機能は強力で使い方が分かると非常に便利で暗い画像を明るくできます。 1)パノラマ合成の方法 ここは三脚を使ってどの位置で結合するかを考慮した写真の場合は簡単につながりますが手持ちで適当に撮影していると苦労します。(撮影で三脚を使うこととのトレードオフです) しかし、パノラマ合成で苦労するのは昔の話になりつつあり最近のソフトでは高精度で自動合成してしまうタイプのソフトが出てきました。 今まで苦労してきたのは何だったのかと思わせるものがあり、もっと早く使っていれば良かったと思わせられます。 ・ Microsoft ICEの場合はパノラマ合成の画像入力だけでデフォルト設定で自動合成します。(連続処理の場合は前回の設定が使われる) パノラマ合成の投影法設定は3D空間へ投影合成した後で指定することにより変更できる。 投影方法(Projectionボタンメニュー)は2次元遠近法、円筒(水平、垂直)、球面(水平、垂直)があり、投影合成した後でイメージの回転、縦横の変形が可能。(視点補正は投影してから表示画面中心部を上下左右にドラッグする) StitchのCamera motionで入力画像タイプを指定して通常の1点からのパノラマ撮影(Rotating Motion)、スキャナーでスキャンした画像(Planer Motion 1)、壁面の横移動撮影(Planer Motion 3)、スキャナーと壁面の横移動の中間(Planer Motion 2)となっている。(入力画像指定がパノラマ撮影(Rotating Motion)の場合だけ[Projection]ボタンメニューによる投影法の選択が可能) ほとんどの場合でうまくつながるが稀に全画像を合成しないで部分合成だけで終了したり、細部でパノラマ合成にズレのある場合もあることが分かった。 パノラマ合成での撮影コマ間での色調合せが積極的に行われつなぎ目での境界部分が滑らかで目立たない。 手動設定でパノラマ合成する手段がないので自動処理でつながらない場合の対応が難しい。 ・ Photomergeの場合はパノラマ合成のレイアウト指定だけで自動処理で合成します。 画像の配置順の指定不要、レイアウト指定を手動に指定すると手動設定が可能になりPhotoshop Elements 3.0と同様の処理になる。 パノラマ合成のレイアウト指定の(自動、遠近法、円筒法、位置の変更のみ、手動設定)の指定だけで自動処理する。 色々試した結果、ほとんどの場合でうまくつながるが自動処理で稀に全画像を合成しないで部分合成だけで終了したり、細部でパノラマ合成にズレのあることが分かった。 しかし、パノラマ合成のつなぎ目の境界部分の色調合せや目立ち難さに対する機能が良く効いて合成結果がきれいです。 Photomergeでは前処理なしで高い確率でパノラマ合成が可能だが色調の違いが大きい画像を自動合成から外してしまう場合があり、この場合は手動設定で処理します。(この場合でもすべてうまく行く訳ではない) 手動設定のレイアウト指定がPhotoshop Elements 3.0のPhotomergeと同じレベルの処理。(表示倍率が大きいのでPhotoshop Elements 7の方が作業が楽にできます) ・ Photo Stitchの場合は撮影画像の配置順の指定だけでつながります。 合成結果に不満な場合は[つなぎ目の表示]−(つなぎ目をクリック)−[対応箇所の指定]を指定して合成処理を調整する。 対応箇所の指定方法は画像を合わせて対応箇所を指定する方法と、対応ポイントを指定して対応箇所を指定する方法の2通りがあります。 指定方法によってつながり方が違うので試行錯誤することになります。(つなぎ目に色の濃淡が出る場合は[対応箇所の指定]を指定して位置を変更して濃淡を合わせて合成処理を調整すると改善できる場合があります) ・ Photomergeの場合は色調と画像マッピング(画像特徴抽出)が合うと自動でつながりますがほとんどの場合は途中で止まり結合箇所の指定や画像の調整(過剰重複部分の削除など)が必要です。 Photomergeはつなぎ目を探したり色調をブレンドしてぼかしてくれるので(高度な合成)使いやすいと思っています。(色調が合っていること、つなぎ目の位置が合うことがポイント) うまくつながらない場合は、つながり具合を見ながら画像の重複サイズや傾きを調整します。(画像マッピングの整合の度合が画面上に見えるのでその付近を結合点になるように調整する、時には画面をルーペで覗いています) また、どうしてもパノラマ合成したい場合には画像を変形してゆがみ補正をかけて特徴点を合わせることも対応手段になります。 画像の重複量によってもつながり具合が変化するので重複量が過大な場合は画像サイズを小さくして調整します。(慣れるとどちらの画像が大きいための影響か分かるようになります) 2)パノラマ合成ソフトによる処理の違い ・ ICE (Microsoft Image Composite Editor) パノラマ合成用の画像を入力するだけで自動処理で合成します。 投影法の指定と調整により希望する画像を出力できます。 ファイル形式(JPEG、TIFF、アドビPSD(ver 1.2r1/ 1.4.4)、BMP、PNGほか)で出力が可能。 投影方法は最初はデフォルト、2回目以後は前回の設定が使われるが投影法の指定を変更ができ簡単に投影法と見え方を調整できる。 使い方 Microsoft Image Composit Editorの使い方 (当サイト内) (ICEの特徴) パノラマ合成用に撮影した画像を投影面で画像を合わせる処理をしているらしく高い確率で自動合成できます。 カメラの撮影位置のズレに強い、他のソフトに比べて使用メモリが少なく処理が早い。 投影方法の数が多いので特殊効果の画面を作ったりゆがみを調整することが可能。 (制限事項) ・パノラマ合成処理の対象になるファイル形式に制限があります。(JPEG、BMP、TIFF、PNGはOK) ・画像サイズの違うものも合成するがトリミングした画像がある場合に画像内にズレが発生することがある。 (投影合成する際にトリミングした部分で画像のズレが大きくなるのが原因と思われる) ・ ICEのパノラマ合成例
・ Photomerge (Photoshop Elements 7) パノラマ合成のレイアウト指定の自動、遠近法、円筒法、位置の変更のみ、手動設定の指定だけで自動処理することを目的に作られているようです。 画像サイズに変化があっても合成してくれるのはPhotomergeと同じで制約がない。 前処理なしで合成するように作られているがパノラマ合成が難しい場合はPhotomerge用に前処理した画像を合成した場合はよりきれいに合成できます。 パノラマ合成のつなぎ目の境界部分に対する色調合せや目立ちにくさに対する処理が今までのソフトよりも良くできています。 接合部を目立ちにくくする処理を行っているらしく水面などにくっきりした変化が出ない。(例、倶多楽湖) (Photomergeの特徴) パノラマ合成のレイアウト指定だけで自動合成することを目的に作られているのでパノラマ合成用に撮影した画像を高い確率で自動合成できます。 今まで苦労してきたことは何だったかと思わせる部分があります。 すべてがうまくパノラマ合成できる訳ではないので難しいケースについての確認をキチンとやらないと見かけ上はつながっているように見えて細部にズレがあることを認識する必要があります。(色調の違いが少ないので要注意) (制限事項) ・最初にパノラマ合成のレイアウト指定(投影法の指定)をして後から変更ができずに最初からやり直しになる。 ・パノラマ合成処理の対象になるファイル形式に制限が少ない。 ・画像サイズの違うものも合成するが画像サイズに違いがない場合でも画像内にズレが発生することがある。 ・ Photomergeのパノラマ合成例
・ Photo Stitch キャノンのPhoto Stitchを使い始めましたが、こちらはレンズの歪を補正してパノラマ合成しているようです。 簡単に広範囲の画像のパノラマ合成ができるのでメインに使ってきました。 しかし、Photomergeでは画像サイズの制限なく合成するのに対してPhoto Stitchは同サイズの画像しかパノラマ合成しません。 レタッチソフトを使用して画像サイズが変化したものはエラーとして処理しない。(画像の傾き補正が難しく、トリミングができない) しかし、操作が簡単ですぐに合成結果が見られるメリットがあります。 Photo Stitchの場合は画像に傾きがあってもパノラマ合成してくれますが、手持ち撮影の画像で結合点に対する補正がうまくいかない場合は結合点が結構目立ってしまいます。(画像に傾きがあると結合する対応点を指定した場合でも画像の歪が大きくなります) (Photo Stitchの特徴) 簡単にパノラマ合成できて撮影方法が適切であればきれいにつながります。 結合特徴点をマニュアルで指定する(試行錯誤的な方法)ことができます。 画像間での色調補正を自動処理するため色調変化が大きくて自動処理が難しいものは結合点がくっきり出ます。 画像イメージの結合点の処理がうまくできない場合は縞状のボケが出ます。 画像間で撮影画像の傾きがあっても合成できるが画像の歪が大きくなります。 画像間での色調補正を自動処理するためレタッチソフトで補正しても効果がない場合があります。(レベル補正で画像データのレベルの広がりを合わせる必要がある) パノラマ合成がレンズの焦点距離を考慮した画像イメージの合成なので広角撮影画像を広い角度スパンで合成すると地平線や水平線に対して歪が大きくなります。(地上・水面に近い位置からの場合は良いが撮影位置が高いと顕著に出る傾向があり、円筒面への投影合成画像と比較すると縦横比に差があります) _ 合成結果の曲がり方を補正するために撮影時に結合画像中心線を想定して撮影をするときれいにつながります。 Photo Stitchのパノラマ合成のくせが分かってくると気付きますが、レンズを風景に合わせて振らずにパノラマ合成時の結合中心線に対して直線的にレンズの向きを変えるように撮影するとパノラマ合成結果が扇形になりません。 (注) 但し、この場合の撮影画像はPhotoStitch処理専用になってしまうので一般的なパノラマ合成に使うことが難しくなります。(風景によっては苦労してPhoto Stitch対応に撮影した画像が普通に撮影した場合とほとんど変わらないことがあります。 風景に対する俯角が問題で撮影範囲との兼ね合いになり、逆に反ってしまったことがあります。 被写体が平らな海の場合は意図通りになるが、山のある盆地のように立体的な風景の場合は実質的な俯角が少なく目で見た感覚とずれる場合があります) (制限事項) ・画像サイズの違うものは合成しない。(フルサイズの撮影画像のみでトリミング画像はダメ) ・パノラマ合成処理の対象になるファイル形式に制限があるようです。(JPEGはOK、他機種もOK) その後の新しいバージョンではPhotoshop形式も処理可能になり制限が緩和されました。(04-6-22) (注意事項) ・Photo Stitchでは画像がコマ間で隣のコマと過剰に重複していてもパノラマ合成してくれます。 隣のコマと重複した部分があると色調の異常な部分が出来てしまい色調異常の部分を補正しようとしても異常な部分のコマを補正しても色調補正が効きません。 このような場合は余分なデータになっているコマの画像を削除することで解決できます。 (注) Photo Stitchには画像の重複量が多過ぎることをチェックする機能があるが必ずしも100%確実に警告が出るものではないので注意が必要です。(撮影時に適切な重複量になるようにすることが重要) ・ Photo Stitchのパノラマ合成例
・ Photomerge (Photoshop Elements 3.0) レンズの歪によってパノラマ合成は難しくなります。 Photomergeではレンズの歪を多少は考慮しているような動作です。 しかし、画像のズレが大きいと画像特徴抽出によるマッチングがうまくいかず自動合成してくれません。 Photomergeの場合の処理は画像の一致する境界線を探してパノラマ合成するので、境界線となる部分での色の一致度が高いと境界線がはっきりと出ず、一致度が低いとくっきりとした境界が線状に出ます。 (Photomergeの特徴) 撮影方法が適切、またはレタッチなどで合成の境界線部分の色調を合わせることができると結合部分での色調変化を抑えることができてきれいにつながります。 画像イメージの一致する部分が少なかったり、色調をうまく合わせられないと結合部分がはっきりと出てしまいます。 合成時に画像サイズを調整して結合点を調整できること、色調合わせの調整ができることが最大の特長です。 結合画像の境界線部分の一致度を上げるためには画像の傾きを調整する必要がある。 (注)傾きが合い過ぎると色調変化が強調される場合があるので若干の画像の傾きのズレが必要です。 ・ Photomergeのパノラマ合成例
3)Photomerge(円筒法)とPhoto Stitchのパノラマ合成結果の違い (ICEを入れた比較) PhotomergeとPhoto Stitchではほとんどの場合は似通った結果になるが広がりのある広い風景の場合には違った結果になります。 上段の画像は中富良野町営ラベンダー園の山の上から撮ったもの、下段は洞爺湖の湖畔をパノラマ撮影したものですがPhoto Stitchはレンズの焦点距離情報を使っているので自然な風景に見えるが、Photomergeはレイアウト方法の指定だけなので18mmの広角撮影画像では違和感があります。(Photomerge(円筒法)は破綻なく合成) それぞれのソフトには一長一短があるので試行錯誤で使い分けていくことにする。
4.後処理 パノラマ合成結果の画像の異常のチェックをして結合部分に異常がなければ、画像の傾き、トリミング、色調確認をして合成結果をPhotoshop形式で保存しています。(画像サイズ変更など別用途での使用) HP用には画像解像度を変換、アンシャープマスクで画像のシャープ度合を調整してからJPEG形式で保存します。 アンシャープマスク処理は重要で解像度変換を行ってボケた画像の輪郭をくっきりさせます。 最終のファイル保存の直前に行います。 5.ファイル形式について (ご参考)
6.参考サイト ・撮影方法 Gallery41: http://homepage3.nifty.com/gallery41/ パノラマ合成写真の解説 ・パノラマ合成 オートスクロール パノラマ ギャラリー: http://www.my-panorama.com/ 科学館>パノラマ科学館 Gallery41: http://homepage3.nifty.com/gallery41/ パノラマ合成写真の解説 ・夜景パノラマ 瀬戸の夜景: http://ww4.tiki.ne.jp/~mmurakami/setoy/ 夜景撮影研究室>簡易パノラマ合成(1) ここの掲示板には過去に参考になる技術情報が出ていて参考にさせて頂いています。 (注)このページは掲示板ほかでのパノラマについての問い合わせなどの情報をまとめました。 |
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12- 2- 3:Microsoft ICE関連部分の記事を見直し。(Microsoft ICEの使い方との重複部分を削除) 11-11-20:Microsoft ICE関連部分の記事を見直し。 11-11-18:Microsoft ICEの遠近法の投影について説明を追記。 10- 8-29:Microsoft ICEのバージョン1.3.5リリースにより内容を修正。 10- 5- 9:Microsoft ICEのバージョン1.3.3リリースにより内容を修正。 10- 1-14:Microsoft ICEのダウンロード先追加、記述の乱れほかを修正・追記。 Microsoft Image Composit Editorの使い方のページを追加。 09-12-21:Photoshop Elements 8発売によりリンク切れになった部分を削除。 09- 9-16:Microsoft ICEの記事を追加。(Photoshop Elements 7よりもパノラマ合成結果が良い) 09- 9-12:Photoshop Elements 7の新機能説明ビデオページ、水面の合成境界の処理例へのリンク追加。 09- 9- 8:Photoshop Elements 7対応に記事を全面更新。 09- 8-16:PhotoStitchの特徴に注記を追加。 08- 7-27:パノラマ写真の合成にタイトルを変更。 07-12-20:記事を一部見直し。 06- 6- 5:記事見直し、パノラマ合成ソフトの特徴を追加。 04- 1-30:記事を一部見直し。 03- 8-16:用語統一、注記とフィルムスキャナー関連記事を追加。 03- 8-16:初版 パノラマ写真についてのタイトルで追加。 |