Linux雑感(MLDV MLDW 編) |
MLDW(製品版) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【製品特徴】 | MLDシリーズは「Windowsのアプリケーション」の感覚でInstallする事が可能。 Windowsから見えるディレクトリの「\Loop」配下に「Linuxの本体」及び「各UNIXで使用するディレクトリ」、「\MLD4LOAD」配下にMS-DOSから起動する為の実行ファイル群が格納される。コンパクトの場合は「250MByte」、標準の場合は「600MByte」でloopファイルが作成されるが、今後のInstallするアプリケーションを考慮に入れて、若干多めの容量を確保すべきである。 |
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Install-LOG |
【2000. 4.16】 |
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1: | WindowsからのInstall | Windows95より「CD-ROM」を挿入する事でSetupが開始される。 標準のInstall先(x:\loop)にInstallする方が無難である。 Windowsより取得される情報は以下の通り ・コンピュータ名 ・IPアドレス、サブネットマスク ・ゲートウェイ ・DNSホスト、ドメイン、DNSサーバーの検索順 なお、以下の作業は「コンパクト」にてInstallを行っている。 |
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2: | 周辺機器の認識 | PCMCIAの認識 「/etc/sysconfig/pcmcia」を下記の様に修正し、「IRQ=9」の次は「IRQ=11」に割り当てを行う様に変更する
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Setup-LOG |
【2000. 4.16】 |
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1: | DISKの準備 | 「IDE式の第2パーティション」の認識方法 Windowsにおいては「基本490MByte+拡張25MByte」の構成であった。 基本は「LOOP」ファイルとなるので、拡張25MByte(Dドライブ)をmountする事にする。 MLDWで「コンパクト」でInstallした場合、「FileSystemConfiguration」と同様のものはない。(FWVM2に「Control-Panel」が存在しない。) そこで「/etc/fstab」に以下の記述を追加する。
「SCSI方式DISK」の認識方法 「ext2」でフォーマットしたハードディスクを、IDE方式と同じ様に「/etc/fstab」に追加すると、Linux自体の起動が途中で停止する。(不正なマウントが要求されているというメッセージ) これは「/dev/sda1」の認識が「/etc/fstab」の読み込み時には不可能だからである。 MLDWではfstabでの記述をせず、起動後「mount /dev/sda1 /mnt/disk2」にてmount可能である。 (MLDVの様に「ext2形式」であるという宣言は不要の様である。) |
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2: | USERの追加 | ユーザーの追加についても「コンパクト」でInstallした場合、「Control-Panel」の「User and Group Configration」が使用できない為、以下のコマンドで行う。 「グループの登録」 # groupadd グループ名 「ユーザーの登録」 # useradd -G グループ名 -m ユーザー名 「パスワードの設定」 # passwd ユーザー名 |
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3: | FTP-Server起動 | 「コンパクト」でInstallしたのが原因かはわからないが、「FTP-Server」がInstallされていない為、「FTP-Server」としての機能が使えない事が発覚した。 wu-ftp(RedHat用 RPMS形式)をDownloadし、Installする事でこの問題は解決する事が可能である。 Install方法は RPM -i ファイル名 で問題なし。 |
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4: | Samba起動 | Sambaについては「コンパクト」でInstallした場合、標準ではInstallされていない。その為、「DISC2 フリーソフトパッケージ」より「samba-2.0.5a-1.i386.rpm」をInstallし、設定作業を行う必要がある。 (1) RPM -i samba-2.0.5a-1.i386.rpm でInstallを行う。 (2)/etc/rc.d/init.d/smb startにて起動を念のため確認する。 (3)/etc/rc.d/init.d/smb stopでSambaを停止し、PCMCIAにてSambaを起動する為の対策として、「rm rc?.d/S*smb」にて起動用スクリプトを削除する。 (4)(3)の対策で起動時のSamba起動を停止し、「/etc/inetd.conf」に以下の行を追加 netbios-ssn stream tcp nowait root /usr/sbin/smbd smbd netbios-ns dgram udp wait root /usr/sbin/nmbd nmbd (5)「kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`」でinetdへの通知をする。 (再起動した方が望ましい。) (6)設定ファイル(/etc/smb.conf)の以下の部分について修正・追加を行う。
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5: | Netatalkの起動 | Netatalkについても「コンパクト」でInstallする限り、Installされない。「DISC2 フリーソフトパッケージ」にも存在していないので、TurboLinux4.0の「コンパニオンCD(3)」よりInstallを行う。 (1)コンパニオンCD(3)をマウント後、以下の2つをRPMコマンドにてInstall。 netatalk-1.4b2+asun2.1.2-4.i386.rpm netatalk-devel-1.4b2+asun2.1.2-4.i386.rpm (2)「/etc/atalk/AppleVolumes.default」ファイルに以下の記述を追加。 ~ home@サーバ名 (ユーザ用のhomeディレクトリ) /home/public public@サーバ名 (公開するパス名 公開する名前@サーバ名) (3)「/etc/rc.d/init.d/atalk start」にてNetatalkを起動する。 |
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6: | Apacheの起動 | Apacheについても「コンパクト」でInstallした場合、標準ではInstallされていない。その為、「DISC2 フリーソフトパッケージ」より「apache-1.3.6-7.i386.rpm」をInstallし、設定作業を行う必要がある。 (1)RPM -i apache-1.3.6-7.i386.rpmでInstallする。 (2)「/etc/httpd/conf/srm.conf」を編集し、必要に応じてディレクトリパス等の設定を変更する。 (3)「/etc/rc.d/init.d/httpd start」でサービスの起動を行う。 |
MLDV(ASCIIバージョン) | ||||||
【製品特徴】 | 「WindowsユーザーのためのLinux入門(志村 拓 著 アスキー出版)」に添付されている「MLDV(ASCIIバージョン)」をInstallしてみた。ASCIIバージョンは製品版の「MLDV」とはデバイス・ドライバが若干異なる様である(ASCIIバージョンの方が認識率が良い)。 MLDシリーズは「Windowsのアプリケーション」の感覚でInstallする事が可能。 Windowsから見えるディレクトリの「\Loop」配下に「Linuxの本体」及び「各UNIXで使用するディレクトリ」、「\MLD3LOAD」配下にMS-DOSから起動する為の実行ファイル群が格納される。ASCIIバージョンのInstallの容量は「350MByte」である。 |
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Install-LOG |
【2000. 4.16】 |
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1: | WindowsからのInstall | Windows95より「CD-ROM」を挿入する事でSetupが開始される。 標準のInstall先(x:\loop)にInstallする方が無難である。 Windowsより取得される情報は以下の通り ・コンピュータ名 ・IPアドレス、サブネットマスク ・ゲートウェイ ・DNSホスト、ドメイン、DNSサーバーの検索順 |
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2: | 周辺機器の認識その(1) | PCMCIAカードの認識 Laneed LD-CDY(LAN Card):NE2000互換カードとして認識
MELCO IFC-VS(SCSI Card):認識できず
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3: | 周辺機器の認識その(2) | PCMCIAカードの認識(続) Adaptec Slim SCSI 1460(SCSIカード):上記のIFC-VSと異なり認識される
Laneed LD-CDYは今まで「IRQ=9」で認識していたが、SCSIが「IRQ=9」となった為、今度はこちらが認識不可能になってしまう
これでPCMCIAの認識は問題なくなる |
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Setup-LOG |
【2000. 4.16】 |
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1: | DISKの準備 | 「IDE式の第2パーティション」の認識方法 Windowsにおいては「基本490MByte+拡張25MByte」の構成であった。 基本は「LOOP」ファイルとなるので、拡張25MByte(Dドライブ)をmountする事にする。 「FWVM2のControl-Panel->FileSystemConfiguration->FSM->Addmount」にて全てを調査: 「DOS 16-bit < 32M」のPartitionTypeを持つ「hda5」を上記ツールにてmount 「ADD」にて以下の情報を編集 ・Device:「/dev/hda5」 ・FSType:「msdos」 ・MountPoint:「/mnt/disk1」 「SCSI方式DISK」の認識方法 「ext2」(UNIX形式)のファイルシステムに変更し、mount 「ext2」形式のディスクの作成 ・# fdisk /dev/sda1 command nでprimary partition「P」、partition number「1」、First cylinder「1」 ・# mkfs /dev/sda1 「FileSystemConfiguration」を使用して、指定を行わないとREBOOT時に認識できない為、以下を設定: ・Device:「/dev/sda1」 ・FSType:「ext2」 ・MountPoint:「none(なし)」 起動後「mount /dev/sda1 /mnt/disk2」にてmountを行う。 「FileSystemConfiguration」による自動mountは「pcmcia」認識前に行われるので、mountが失敗する。 |
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2: | Userの追加 | 「FWVM2のControl-Panel->User and Group Configration」にて「Group」と「User」の登録可能 |