題名・内容 |
第1話〜第6話
題名及び内容概略一覧です。 |
話数 | 題名 | 内容概略 |
第1話 | コンタクト | ホテルで待ち伏せする神崎ヒビキ。統合軍艦隊司令官とエースパイロット、シルビィーのスクープをとらえた。 シルビィーに殴られ、カメラを壊されつつもスクープをものにしたヒビキにとっては、たいしたことでは無かった。 翌日、始末書と詫び状を出さなければいけなくなったことに憤慨するヒビキ。視聴率至上主義は止めろと怒ら れ、ますます納得のいかない。そこにシルビィーからも抗議が入った。だが、軍から圧力がかかっているとの ヒビキの言葉に、何も言えなくなるシルビィー。そこにマクロス注意報。そしてデフォールド反応。シルビィーは 出撃命令で、引き返した。統合軍は10年ぶりの戦争であった。 ヒビキはバルキリーパイロットとしてデニスを乗せ、戦場に取材に出て行く。 統合軍はディフェンスシステムを展開させ、戦闘を開始する。そこに敵兵もイシュタルの歌で戦意があがって いく。統合軍は「歌」を用いたディフェンスシステム、「ミンメイアタック」に甘んじた作戦のみに頼り、今回のよ うな敵に対しては全くの無力と言っても良かった。ヒビキはなかなかデニスが指示した通りの飛び方ができず、 納得のいくような絵がとれないでいた。だが、デニスの言葉に感化され、少しずつ良い絵が撮れるような飛び 方になっていく。 ヘラクレスが轟沈され、旗色悪し統合軍。だが、連合軍も盛り返し、敵軍の撤退が始まった。ヒビキ達は良い 絵を撮るために敵艦に侵入。そこでイシュタルを見つける。デニスはイシュタルを乗せて帰ろうと言い、外に 出たが、突然の爆風で絶命してしまう。悲しみながらもイシュタルだけ乗せ、敵艦を脱出するヒビキのバルキ リー。 |
第2話 | イシュタル | フェフはイシュタルを奪還すべく地球に降り立った。 ヒビキとデニスの撮ってきたテープは軍に放映を差し止められ、イシュタルは密かにヒビキの部屋に運び込 まれていた。イシュタルは落ち着きを取り戻しつつあった。ヒビキはイシュタルでスクープを狙っていた。 そんななか、デニスの遺産ともいえるテープが放映された。だがその内容は都合の良いところだけをつなぎ 合わせた真実からかけ離れたもの。激怒したヒビキであったが、イシュタルがいつの間にかいなくなっている ことに気づく。イシュタルはマクロスを探していたのであった。だが、街中の音楽に混乱し、雑踏から逃れ、半 狂乱状態のイシュタル。そんなイシュタルを優しい目で見つめるヒビキ。 ヒビキは地球の文化に触れさせるために、イシュタルをカルチャーパークに連れて行った。その様子を密か に追っていたシルビィー達。彼女らはヒビキが何かやらかすのではと、ふと街で見かけてから尾行していたの である。そこで突如襲ってきたゼントラン。狙いはイシュタルである。シルビィー、ヒビキ、そしてイシュタルは シェルター代わりに巨大遺跡に入り込む。そこでイシュタルはヒビキ達に迷惑をかけたくないと、一人遺跡か ら出て行く。イシュタルの眼前に現れるフェフのパワードスーツ。迎えに来たというフェフの前で、一緒に行く のを躊躇するイシュタル。そこに現れるヒビキ。フェフはヒビキを撃とうとした瞬間、イシュタルはヒビキの元 に駆け寄って行く。バルキリーの登場で撤退せざるを得ないフェフ。 「アルスの船」と呼ぶマクロスを見つめ続けるイシュタルであった。 |
第3話 | フェスティバル | 統合軍ムーンフェスティバルの報道をみて、行きたいと言い出すイシュタル。そのイシュタルに君の正体を知 りたいと話すヒビキ。イシュタルはマクロスの中でその正体を教えるとヒビキに告げる。 シルビィーは、どうしてもこの非常時にフェスティバルを行おうとする軍に納得がいかなかった。ネックスと別れ 車を走らせていると、反対車線を走るヒビキとイシュタルに気づく。後を追うシルビィー。2人が来たのはマクロ ス艦内であった。ブリッジにあがりイシュタルはコンソールに手を触れた瞬間、コンソール画面が光輝く。ゆっ くりと話し始めるイシュタル。イシュタルはメルトランではなくマルドゥーク人。勝利を導くための歌巫女であり、 ゼントランの戦意を向上させるためにしか歌わない。そしてこのマクロスはアルスの船であり、マルドゥークを 勝利に導く伝説の船だと言う。そこに現れるシルビィー。シルビィーはイシュタルを軍に渡せと言う。ヒビキは戦 いしか知らないイシュタルが文化に触れることで、どのように生きていくのかをみてみたいと語る。その言葉に その場は見逃すシルビィー。だが、今度会ったときは連行すると言い残して去っていく。 統合軍のムーンフェスティバルが始まる。ヒビキ達も月にいた。その様子を探知したフェフは、何かの陽動の 可能性を考え、偵察隊を派遣した。会場での歌が始まった瞬間耳をふさぐイシュタル。だが、徐々に慣れ、地 球の歌を聴き、そして歌っていたウェンディーの楽しそうな様子を見てほほえむイシュタル。いつかラブソング を歌い、マルドゥークのみんなに聴かせたいと希望を話すイシュタルであった。 シルビィーとウェンディーの乗ったサイレーンは、マルドゥーク人に襲われていた。フェフは地球のエミュレー タたるウェンディーをサンプルとして捕獲したいと考えていた。月支局のバルキリーを借りてレポートを撮りに 行こうとするヒビキに対して、イシュタルは自分も連れて行ってくれるように頼む。ネックス達の攻撃により、 破壊されていくマルドゥーク軍のパワードスーツ。だがシルビィーのサイレーンはどんどん船に近づいていく。 そこに現れるヒビキのバルキリー。イシュタルが船に戻ると説得したことで、サイレーンは解放され、そしてヒ ビキは敵艦に入って行った。ヒビキを収容したフェフの船はフォールドし、戦場より離脱する。 |
第4話 | マルドゥーク ディスオーダ |
ヒビキはフェフの船で尋問を受けていた。イシュタルは旗艦へと護送され、またシルビィーはヒビキの救助をす るため、行動を開始していた。ヒビキはシルビィーに助けられたものの、艦内の様子を撮影しながら逃げてい るので行動が遅い。洗脳を受ける兵士を見て、普通のゼントランと勝手が違うと感じる2人。 イシュタルは旗艦で洗脳を受けていた。アルスの星でのことを話し、歌にも恋の歌などがあることを楽しそうに 語るイシュタル。そのイシュタルを取り戻すために旗艦に潜入するシルビィーのバルキリー。シルビィーは洗脳 されるゼントランを見て、自分の意志で戦わされていないことを知り、極力殺さずにと進行していた。だが、あま りに敵兵の数が多く、ついに袋のねずみとなる。そこに聞こえるイシュタルの歌声。イシュタルは「戦意を高揚 させる歌」ではなく、ラブソングを口ずさんでいた。それによりマルデュークの兵達は自分達が汚染されたこと を感じる。手薄になった隙をついてイシュタルのところに辿り着く2人。そこに現れるフェフのパワードスーツ。 イシュタルが乗っているために攻撃できないシルビィーは、フェフの攻撃をかわし、どうにか旗艦からの脱出に 成功した。旗艦は汚染されている船として破壊された。漂うシルビィーのバルキリーは無事救助される。 |
第5話 | ステーション・ ブレーク |
戻ったシルビィーは司令官にヒビキ、そしてイシュタルのことを話す。そのヒビキは統合軍の非常回線を使い、 マルドゥークの存在をメディアにより暴露するが、即刻報道は妨害され、軍に逮捕される。この状況を芳しくな いと考えた統合軍首脳達は、シルビィー、ヒビキ共に3日間の監禁処分となる。 一方、マルドゥークと統合軍は全面戦争に突入。マルドゥークの数の多さ、そして死の歌により戦意が高揚し ているゼントラン達の力に統合軍は明らかな劣勢。亀の子のマクロスキャノンも次々と突破される。 イシュタルは歌を歌うのを拒否していた。反逆罪として処刑されようとしたイシュタルをかばうフェフ。フェフは イシュタルを生かすがため、追放処分とし、イシュタルをアルスの星、つまり地球へと送った。 シルビィーは監禁を解かれ、司令との非公式会見を始めた。シルビィーはイングスの暴虐を阻止、つまり敵 母艦への一点集中攻撃をしてイングスを倒せば、和平の道が開かれることを力説する。そしてそのために はアルスの船、マクロスが鍵を握っているということも。 |
第6話 | シング・ アロング |
統合軍は最終防衛ラインを突破され、地球への直接攻撃はすぐそこであった。シルビィーはヒビキを連れ出 すことに成功。またイシュタルも地球に降りたっていた。シルビィーがヒビキを連れて行ったのは、アルスの船、 つまりマクロスである。ブリッジでマクロス稼働準備をする2人。そしてイシュタルもマクロスの中に入り込んで いた。イシュタルも乗せたまま浮上を開始するマクロス。 マクロス浮上の知らせに動揺する統合軍司令部。そして住民達も騒ぎ始める。軍から直接敵母艦のデータを 盗み出したシルビィー達は、母艦に対し、主砲を発射する。イングスの船に当たったが全く効果なし。シルビ ィーは愕然とする。そのシルビィーを慰めるヒビキ。ヒビキの自分たちが分かり合えたという言葉に勇気づけ られるシルビィー。自然と抱き合い、唇を重ねる2人をみて、「これが愛なのね」とうれしそうに近寄るイシュタ ルであった。 攻撃が始まり、地球の都市が次々と破壊されていく様をみて、無力である自分達を卑下するシルビィー。しか しイシュタルは、マルドゥークに対して地球の文化を破壊してはいけないと説得を開始する。その言葉に激怒 するイングス。マクロスは光に包まれ、破壊されていく。ブリッジだけが残るマクロス。全てを破壊しろというイ ングスの命令に従わないイミュレータ達に対して制裁を加えていくイングス。それに逆らうかのようにラブソン グを歌う。破壊の歌をやめるイミュレータ。さらに破壊されていくマルドゥークを守るためにフェフが反逆。統 合軍、そして反乱を起こしたフェフ達の攻撃により、イングスの母艦は沈んでいった。 それから3日後、統合軍とマルドゥークは停戦協定を結び、そしてイシュタルはフェフと共に新しい文化を創る ために戻ることにする。そんなイシュタルにヒビキは今までのイシュタルを撮影したテープを託す。イシュタル はシルビィーに「ヒビキをよろしく。すばらしいライバル」と言葉を残し、地球を後にする。 |