宅地建物取引主任者

既に何年も前になってしまいましたが、「宅地建物取引主任者」という資格を取った
事があります。その時の経験について紹介したいと思います。

 


受験体験
受験動機について 大学で受けていた「民法」の授業において、その担当教授が「宅建
ならばこの授業だけでも十分」と言ったのがきっかけ。不動産業界で
活躍するとかいうことは全く考えることなく、ただ自分の実力をはかり
たかったという動機。
使用教材について 日本ビジネスカレッジ 宅地建物取引主任者受験講座(通信)
 教材としてはかなり分量がない部類に入るのではないだろうか?
 問題集自体も「過去問集」ではなく、「テキストの定着度を高める」
 問題集である。
 それだけに他の問題集で補う必要が十分にあろう。
 (テキスト構成)
  1.権利及び権利の変動
  2.宅地建物取引業法
  3.法令上の制限
  4.税・その他

今年こそ宅建(自由国民社)
 過去問などに対してはこちらで補った。
 模試なども受験しなかったが、こちらの誌上模試で練習をした。
 宅建のような試験はテキストの反復よりも問題演習による知識定
 着を行った方が効果的な学習ができる。

大学の民法の授業
 民法関係についてはこちらでしっかり基礎を作った。
 大学の授業でも要は使いようである。
受験履歴について 1990
 受験を決めたのが5月頃。10月までの5箇月間で準備、受験した。
 なおも同じ10月には「一般旅行業務取扱主任者」を受験しようとす
 る無謀。
 10月10日に旅行業務、第3週の日曜が宅建だったと記憶している。
 この時の試験は「平成宅建」というほど問題傾向が変わった年。
 過去問と比べて「とても難しくなった」と報じられ、全く諦めていたが、
 何故か合格した。自己採点で26点。最低合格点である。
 その年は「受験者・合格者とも過去最高」というニュースを見ていた
 ときに「合格通知」が書留で届いたのをよく覚えている。
実務講習
受講動機について 別に宅建主任者となる意思はなかったが、迷った結果、せっかく合格
したのだからと受験することにした。
確かに大学生にとって、受講料は多額であったけれども。。
講座内容について テキスト 3冊
 第1分冊 総論 広告 調査 法令上の制限調査
 第2分冊 契約 重要事項説明 価格査定マニュアル
 第3分冊 用語集
 ※第1分冊、第2分冊についてのレポート提出あり
実務講習スクーリング 3日間
 第1日 総論 調査
 第2日 調査 重要事項
 第3日 価格査定 契約
 ※レポート(査定、重要事項)
スクーリング内容について 実務というより「受験時の知識の復習」といった感覚が強かった気が
する。実務としてどのようなことをやっているかなどの話はあまりなか
った。ただ周りは「業界の人たち」なので、周りの出席者を捕まえて
聞いた方がはるかに良い話が聞ける。
スクーリングをどのように考えるかという個人の考えで色々変わると
思える。


99. 8.28 Update

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