どこまでも礼儀正しい


カラテカ
karate-fighter

ソフトプロ
FAMILY COMPUTER
1985

ジャンル| 横スクロール型カラテアクション
目的| アクマ将軍にさらわれたマリコ姫を救うこと



当時としては驚異的なキャラクターの動きのなめらかさ。マリオ系の動きではなく、プリンスオブペルシャ系な動き。(プリペルのが後に発売)その分動きがとろいというのも共通。試合の前におじぎをするなど、主人公が(敵も)礼儀正しい。

また、色調が、駄菓子屋の中みたいなものが多い中で、南国テイスト、濃い土色、濃い青空、で独特であった。空手家ではなく、カラテカというのが訳もなく説得力がある。

難易度はそれほど高くないのだが、くせがあり、友達の家で少しやって、すぐに面白くなるものではなかった。そのため、ゲームスタートシーンの左側の崖にキャラを落として、その動きを鑑賞して、感慨にひたるのが常道であった。彼は落ちていっても、どこまでも礼儀正しく、人としてあるべき姿を示した。




参考 ファミコン通信責任編集 1992
「ゲーム年鑑1983~86」 アスキー出版局