今日から事務も休暇明けなので、大学に雑務をしに行く。
横浜のシャイロック、某 O さんから残暑見舞いをいただきました。 ありがとうございます。 「戦慄」の二文字の落款が涼しげですね。 流石に血生臭い人生を送っておられる方だけあって、 赤い落款にも凄みがあります。
この前実家に帰った時に、山のように素麺をもらってきたので、 毎日素麺三昧。 三分くらいで食事の用意がととのってしまうので、 次こそはきちんと御飯を炊こうと思いつつも、 ついつい毎食素麺になってしまう。 出来るだけ一、二品はおかずを作るようにしているのだが、 それもつい簡単なものに走ってしまい (例えば冷奴とかオクラと納豆の和え物とか)、 そのせいか夏バテ気味である。 簡単に作れて、栄養のありそうな美味しいレシピないですかねえ。
最近、いい男がいないとお嘆きの金沢の K さん(妻)に、 素麺と韮と人参の炒めものを教えてもらったので、 夕食に作ってみる。素麺よりビーフンの方があうかな。
最近、いいミステリがないとお嘆きの貴兄にお勧めと評判の 「ハサミ男」。 K さん(妻)もお勧めらしいが、面白いのかなあ。 ノベルズでは痛い目にあい過ぎて、 もう書店では近所に近寄る気もおきないのです。
最近、面白い小説がないとお嘆きの貴兄に大推薦と評判の 「ヴィトゲンシュタインの箒(ほうき)」。 今日も本屋で買うかどうか相当迷ったあげく買わなかった。 最近、ハードカヴァーが高すぎますよね… わりと薄めなのになんと4000円近い値段なのです。 誰か読んだ方は感想を知らせて下さいませ。
深夜数学を考えると、神経が高ぶるせいか眠るのがどんどん遅くなり、 もう正午にも起きられなくなってきた。 夏バテ気味なのもあって、やっぱりこの生活はよろしくない。 リトルウッドの説によれば、深夜研究が進むように思うのは気のせいで、 本当は朝やるのが一番いいのだそうだが、 数学なんて陰気なものは深夜でないとやる気にならない、 ということもありますね。
午後、二時間ドラマの再放送「黒蜥蜴」を見る。
緑川夫人(実は黒蜥蜴)を島田陽子が演じていたので。
TV の二時間ドラマでそこまでしなくても、
と思うほどの熱演ぶりだった。
黒蜥蜴というとどうしても三輪明宏が決定版という気がするが、
僕は島田陽子が一番イメージに合う。
三輪明宏も素晴しいと思うがちょっとあざと過ぎて、
緑川夫人と黒蜥蜴という二面性がぼんやりするようで、
ちょっとどうかなあ、と。
是非、島田陽子に三島由起夫の脚色版の舞台で黒蜥蜴をやって欲しい、
と思う僕はやっぱり大年増趣味と呼ばれてもしょうがないのですか。;-)
また正午起き。 夕方からチェロのレッスンに行く。
今日は処暑とは言え、まだまだ暑い。 しかし京都の夏は例年ほどの不快な蒸し暑さではなく、 かなり過ごしやすいです。 夕方の風などはそろそろ秋めいてきたような気さえします。 天気予報によれば、 関西では明日の夜は「秋の夜」になるだろう、 とのこと。 いまや本州一暑い地域である東京は最低気温28度などという 猛暑だと聞いていますが、御無事にお過ごしでしょうか。
今日の読書。
「ヴェニスの商人」(シェイクスピア)と「ヴェニスの商人の資本論」(岩井克人)
両方とも再読。
後者は前者の物語を経済学の立場から読み解くという興味深い評論で、
昔初めて読んだ時も大層感心したのだが、
今回並べて読んでみてさらに面白かった。
正午起き。チェロをさらってから、大学へ。
9月の始め頃に人前で弾かねばならないのだが、
合奏の "Eine Kleine Nachtmusik" (Mozart)
の楽譜を渡されて、弾いてね、
と言われたのが昨日ってのは直前過ぎ(泣)。間にあいそうにないです…
駅で同僚の A 氏と偶然あって一緒に出勤。
A 氏は学生の大学院入試対策とか。
予報通り、今日は夕方から涼しい。
しばらく秋めいた日が続くが、
週末にはまた蒸し暑くなるとのこと。
最近 N 大の A 先生のプレプリントについて少し考えていたことを、 ノートにまとめてみたり。 お借りしていた資料をお返しするついでに、 三田の I 先生にもノートのコピーを送っておく。
今日は米連邦公開市場委員会が開催されますね。 どのような発表があり、どう市場が反応するのでしょうか。
2.1/4 パーセント程度の利上げは既に市場に織り込まれているとされていたため、 予想通りの利上げ発表の市場への影響は軽微だった模様。 中立的な金融政策が確認された形で、しばらくは安定成長か。
今日の京都はとても涼しい。秋の気配である。 このあたりで狂った生活サイクルを整えたいところ。
今日の読書。「葉隠入門」(三島由起夫)。
これに収録されている抜粋によると葉隠には、
「あくびを我慢する方法」とか「あがらない方法」
などのお役立ち情報なんかも載ってるんですね。
葉隠というと「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」
ばかりが有名で、
軍国時代の奨励ぶりと重ねて悲愴なイメージを勝手に持っていたのだが、
意外に明るく乾いたもののようで驚いた。
三島によれば、
「犬儒的な逆説ではなく、行動の知恵と決意がおのずと逆説を生んでいく、
類のないふしぎな道徳書」。
しかし、この「入門」をどう読んでみても、
三島がそこまで入れこみ、自決にまで至ったほどの惚れこみようは、
やっぱり謎。
またもや正午起き。 どうもいかんなあ。 あっという間に週末か… 今月中にやらねばならないことで、 残していることが一杯あるなあ。
といいつつも、 あいかわらず確率論の教科書を読んだり、 チェロを弾いたり、の一日。 明日は学校に行って雑務をしよう。
私は珈琲をたくさん飲みます。大体一日コーヒーカップ五杯以上。 で、こんなに飲んでいると珈琲と言えども中毒症状を起こすのですね。 例えば、珈琲を飲まないと身体がだるくなって、頭がぼんやりする。 飲めば正常な状態に戻る。これは完全に依存症です。 しばらく珈琲を断ってみると治ります。 これと同じようなものとしては、チョコレートもそうみたいです(経験あり)。 コカコーラもそうです(経験あり)。 これらは弱いとは言え覚醒剤なんですねえ。
大学に雑務をしに行く。 京都はまた暑さが戻ってきた。しかし、以前ほどではなく、 日差しにも確かに秋の気配を感じる。 関西では早く秋になりそうですね。
金沢の K さん(夫妻)から素麺と韮と人参の炒めものの作り方の追伸。 素麺をゆでて、先に塩してから油ですね。
夏休みが終わりかけて最後の三日で(または最後の晩に)宿題を片付ける、 そういう話を良くききますが、 自分がどうだったかなあ、 と思うと何故か何も思い出せないのです。 全く夏休みの宿題らしきものをやった記憶がない。 絵日記も読書感想文も書いた覚えがない。 あまりに田舎の小学校すぎて、夏休みはラジオ体操でもやっとけ、 くらいの教育方針だったのだろうか。
夕方から「求道の果て」 R 君と四条で待ちあわせ、 中華料理を川床で食べるという京都でしかありえない夕食をとり、 「薔薇の葬列」「黒蜥蜴」などの怪しげなポスターに囲まれた映画館で、 「恐怖奇形人間」(江戸川乱歩原作、石井輝男監督)を一緒に見る。 確かに噂通りのすごい映画だ… これを皆、げらげら笑いながら見ていたが (今や、そういう見方しか出来ないとは思うが)、 こういうカルト系映画を観るたびに、 もっと真剣にしかめ面をして小難しいことを考えながら観るべきなのではないか、 とも思う。 最近は大笑いして楽しんで観るのが正しいみたいに言われるが、 逆に今、大真面目に観たほうが…ってやっぱり無理か。
映画の後は京都で最も古いバー「サンボア」で一杯飲んで帰る。 R 君が「友人がカウンターに肘をついただけで怒られた」 などと脅かすのでびくびくしていたのだが、 静かな普通の感じのいいバーでした。終電で帰宅。
月末締切の雑務を自宅でこなす。 まるで夏休みの宿題をする小学生のようだ。 といっても、小学生の時には学校がおおらか過ぎて 宿題などなかったもので、 大人になってから経験させていただいているのです。
昨日も日が落ちた後は鴨川の風が随分と涼しく感じられ、 納涼床の気分のせいかなあ、と思っていたのですが、 今日もやはり夜は涼しく、京都はこのまま秋になりそうですね。
正午起床。しかも何故か猛烈な睡魔に襲われて、 二時頃から二時間午睡までしてしまった。 疲れているのかなあ、ってろくに仕事してないのに不思議だ。 もう明日で八月も終わりか…
一応九月二十日頃まで夏休み期間なのだが、 まあそれは講義がないというだけのことであって、 それなりに仕事は常にある。 学校関係者は「いいねえ、休みが長くて」とことあるごとに言われるものだが、 学休期間は授業や講義がないだけで、 別に休みというわけではない。 大学の先生に関して言えば、 講義と会議以外の時間は本人の自由に任されているので、 さぼろうと思えばいくらでもさぼれるが、 普通の良心的な教官にとっては、 仕事のことを完全に忘れてもいいような休みは、 一年を通じて一日もないと言っても過言ではなかろうと思う。 私は不良教官なので、かなりさぼってますけど ;-)
しばらく会っていなかった知り合いから電話があり、 近況報告など。 昔の知り合いって久し振りに話すと「まだ、先生やってるの?」 と必ず聞かれるのだが、普通はそうそう職業が変わらないだろう…
山口椿氏が九月中旬、京都ツアー(?)をやるらしい。 チェロにあわせて地唄舞の人が踊るとか、 謎な企画満載。暇な人は行ってあげましょう。
夕方から合奏のリハーサルに行く。
京都では昨日、今日と日中はまたかなり気温が上がったようだが、 明日からは涼しくなりそうとのこと。 八月最後の今日が、夏の最後か。嬉しいなあ。
明日までの仕事が山積み。 しかも大学勤務者としては最高に重要度が高い。 なぜに、今日まで残しておくかなあ… というわけで宿題を残している小学生よろしく今日は徹夜。