狂楽のいいわけ日記
9月2日(月)
今日は元気がありません。
なぜ元気がないかを説明すればそれが日記となりそうなものですが、説明する気力も湧きません。
まずはこの状態を脱しなくては。人にはそれぞれ元気になるための方法が有ります。
私の復活の儀式を試みる事にします。
まずは頭に赤いはちまきを巻き、気合を入れます。頭が変形するぐらいきつく巻きます。
次に好きなチョコレートを食べまくります。鼻血が出るぐらい食べます。
鼻血によって悪い血液を体外に出した後、新しい血液のもとにするべく酒を飲みます。
酔っ払って眠り2日経つと復活します。
昨日からこの儀式を始め、いま2日目です。そういうわけで昨日は日記を書けませんでした。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月3日(火)
復活しました、ハイ。
今上昇度85度ぐらいです、ハイ。
ちとハイになってます。鬱になるための儀式をしなくては日記どころではありません、ハイ。
まず一番伸びきったTシャツを着て一番ゆるゆるのパンツをはきます。
ちょっとズレたシーツの上に横になり、北枕で寝ます。寝汗用に厚めの毛布を一枚。
これで明日の朝には私の平均値の気分になっているでしょう、ハイ。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月4日(水)
さきほど上司からポケベルが入りました。
さきほどって深夜の1時です。何事かと思わずオニューのパンツにはきかえてしまいました。
ところが内容は朝飯前いや朝は弱いから3時のおやつ前のコンコンチキの楽勝ドチョンな些細な事でした。
せっかく今日は書けそうだったのに力が抜けてしまいました。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月5日(木)
今日は他の人の日記をたくさん読みました。
自分がこれから書く日記の参考にするためです。
どんな日記にしようかなあ。悩んでいます。
フレーム有り掲示板有りのクールな奴にしようかなあ。
でも内容は常にホットでいこう。
そして毎日更新しよう。そうしよう。
考えが一段落したらなんだかほっとしちゃいました。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月6日(金)
今日はすぐ日記のネタが浮かび、ものの3分で日記を書き上げました。
私は日記の天才かも?
と思ったら夢でした。がっくり。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月7日(土)
今日はTBSの筋肉番付という番組で、3分間で何回腕立て伏せができるかの大会がやっていました。
腕立て伏せといっても回数をかせぐためのフォームが認められており、ひじをきっちり曲げ伸ばしする通常の腕立て伏せとは違います。優勝回数は307回でした。
見ているうちに体育会魂が燃え上がり、自分でもやってみる事にしました。3分はきついので30秒です。
こめかみの血管切りそうになりながらやった結果は60回でした。しかし30秒で燃えつきました。3分で150回もきつそうな感じ。残念。腕立て伏せでテレビに出る野望は脆くも崩れ落ちました。次の野望を考えねば。あれ?やり過ぎで頭が・・・くらくら。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月8日(日)
今日は暇だったので日記ウォッチングに励みました。
ところがなんだかもめているようです。
しかももめつつも皆何故か楽しそうに生き生き書いています。
私のような普通の者ではとてもついていけそうにありません。
日記を書くのが怖くなってしまいました。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月10日(火)
昨日は夜とんかつを食べに出かけました。
ところがこのとんかつがまずい。固い。油っこい。
帰ってきてからも胸がムカムカ。気分がすぐれず、やむなく日記書きを断念。
今日こそはと朝からやる気まんまんです。
昨日のまずいとんかつの口直しだと、別のとんかつ屋に行きました。
うまい。柔らかい。いくらでも食える。
帰ってきたら腹がパンパン。食べ過ぎで苦しいし、脳の動きが鈍い。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月11日(水)
最近電磁波の問題がクローズアップされていますが、みなさんはどんな対策をとっているでしょうか。
私はとりあえずアルミホイルで防磁することにしました。病は気から、なんか効きそうでしょう。
モニターにぐるぐるとアルミホイルを巻いてみたのですが、巻いた後で肝心の画面が見えないことに気付きました。困った。防磁にはなるけど、これじゃあ使えない。こういう時は発想のコペルニクス的転回で乗り切らねば。
ぴーん。そうだ、アルミを頭に巻こう。まさにコペルニクス。早速自分の頭にぐるぐると・・・あれアルミホイルなくなっちゃった。防磁できないんじゃあ日記どころじゃないなあ、残念。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月12日(木)
「細かいことにあまり一生懸命になる人は、ふつう、大きなことができなくなるものだ。」
17世紀の大作家ラ・ロシュフコーの言葉である。
全くその通りです。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月13日(金)
なるほど確かに私は日記を毎日更新すると公言しています。
ところで芥川竜之介はこう言いました。
「言行一致の美名を得るためにはまず自己弁護に長じなければならぬ。」
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月14日(土)
今日が赤塚不二夫の誕生日でなければよかったのですが。
ちょろ松と一松の区別がいまひとつわからないのです。
今日中になんとか目鼻をつけないと。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月15日(日)
今日の夜、プロバイダに繋ごうとしたらお断りされてしまいました。
コントロールパネルを確認しろというので眺めてみましたが、やっぱり繋がりません。
仕方なくあちこちいじってみたところ、プロバイダには繋がるようになりましたが、今度はネスケがおかしくなっていました。
久しぶりに95を再インストール。2ヶ月ぶりです。久しぶりだったのでIDをどこへ置いたかわからなくなっており、ID探しからスタート。やっと先程繋がって見られるようになりましたが、解像度がおかしい。ディスプレイドライバ関連をいじらなくては。また再インストールという事態にならなければ良いが・・・。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月16日(月)
理不尽な出来事に対する感情は怒りからやがて悲しみへと変わっていきました。
人に対する感情も怒りから呆れそして哀れみへと変わっていきます。
そんなこともいつかは忘却の彼方へと去っていくのでしょう。
人は忘却によってかろうじて前進できるもの。しかしその宿命に無自覚になった者は、ほんの一歩の前進もままならないでしょう。立ち尽くす彼には哀れみの眼差しだけが降り注ぎ、決して手が差しのべられることはありません。彼を救える者は彼自身以外にはいないからです。
キーボードを叩く音が切なくてこれ以上書けません。書いても無駄でしょう。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月17日(火)
昨日ほとんど寝ていないという状態で、本日は横浜へ出張。
仕事中はなんとか眠気を堪え、大過なく終了。
液体の眠り薬を軟骨と共に服用。やはり薬は生に限る。ぷっはあ。
帰りの新幹線の中で爆睡。起きたら何かおかしい。
寝違えて首が正面を向かない。
パソコンの前にまっすぐ座っても、視線はモニタではなく脇の本棚へ。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月18日(水)
我々は今経済、政治、文化等の大変化の時代に生きています。
我々の為すべきことは次代へのパラダイムの転換であります。
過去の単なる回顧などに意味はないのです。
明日をどうするべきかという未来への志向にこそ価値を置くべきでしょう。
過去の出来事に拘泥している場合ではありません。
そういうわけで私は業務日報を提出していないのです。
え、いいから出せって。1ヶ月分もですか。
えっ、出さなきゃ夏休み取らせないって。そんな殺生な。
お願いしますよ、ねっ。またまたー。冗談でしょう。
1ヶ月も前のこと覚えてるわけないじゃないですか。
えっ、明日までに出せって。いや、困りますって。
今日は日記を書かないと・・・、いやなんでもないです、ええ。
ねえ、ちょっと、待って下さいよ、ねえ、・・・。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月19日(木)
おかげさまで業務日報はなんとか提出することができました。
今日は日報提出記念のお祝いということで、お酒を飲んでおります。
ところで野茂はすごいですね。
ノーヒットノーランの感想を聞かれてこう答える野茂。
「いや昨日のことは昨日のことですから。別に何とも思っていないですし。」
なんともニクイ答えじゃないですか。私も見習わなくては。
「いや過ぎたことは過ぎたことですから。別に何にも覚えていないですし。」
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月20日(金)
明日は先輩の手伝いで渋川まで働きに行かなくてはなりません。
渋川といえば言わずと知れた、そう、へそのまちです。
へそのお手入れをしていかないと、仕事もままなりません。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月21日(土)
一週間前にビデオを借りたのですが、家に帰って最初の2、3分見たところで気付きました。
既に見たことのある作品だったのです。
アダルトビデオなら良かった(?)のですが、あいにく香港アクションのB級映画でもう一度見る気にはなりませんでした。
そのまま放って置いたのですが、そのビデオの返却期限が今日であることに先程気が付きました。このまま返すのも悔しい感じがします。レンタルするのに費やした時間とお金が無駄になってしまいます。
もう2度とこのビデオを借りないためにも、この作品のことを忘れないようにしなくてはなりません。 「つまらない」ということをしっかり心に刻み付けなくては。
やはりもう一度見るしかないでしょう。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月23日(月)
昨日は台風で停電。日記書けず。いいネタが入ってたのですが、もう腐ってしまいました。
日記はネタの新鮮さが命。古いネタなんざ食わせられるかい、べらぼうめ。
でも今日のネタは新鮮です。ぴちぴちです。生きてます。
ところが藤子・F・不二雄さんがお亡くなりになったとのニュース。
子供の頃は家にあった藤子不二雄の作品は全て読みました。家というのは私の場合、本屋ですので相当数の作品を読んだと思います。しかも繰り返し読んでおりました。小学館の月刊誌「小学*年生」にはたしか一年生から六年生までの六種類全てに、ドラえもんが連載されていた時期があったと思います。全部のドラえもんを読んでいました。中学生になってもドラえもんだけは読んでいました。
まだまだ長生きをして、いい作品を作って欲しかった。残念です。
個人的に喪に服したいと思います。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月24日(火)
伊達公子現役引退のニュース。
「力のあるうちに引退したい。」
うーん、格好良い。
私も力のあるうちに日記界を引退しよう。
と思ったら力があるも何も、まだ日記を書いていないことに気付きました。
格好良い終わり方が見つかったからには、格好良く日記が始まっていないとなりません。
いかに格好良く日記を始めるか、これは大問題です。
なんとなく書き始めてしまうなんていけません。
日記を書く大きな意義を見つけなくては。
それが見つからなくては日記を書くどころではありません。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月25日(水)
買って来ました。原稿用紙を。
今までどうも日記が書けないと思っていたら、モニターにキーボードじゃ気分が出ませんよねえ。
やはり原稿用紙に万年筆でなくては。
机に原稿用紙を広げて、ひきだしから万年筆を出して、さあ日記執筆と行きますか。
あれ、この万年筆書けないなあ。おい、インクが無いじゃないか。これじゃあ書けないぞ。
せっかく気分がのってきたのに・・・。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月26日(木)
原稿用紙だ、万年筆だと騒ぐのは緒戦小物の証拠。
「興亡筆を選ばず。」
どんな道具を漬かったとしても、日記は駆けるようでなくてはなりません。
ん?やけにご返還が多いなあ。違う、誤変換。
MS−IME2の墓野郎。うわあ、タイ踏み酢まで。
妄執臭がつきません。
筆は選ばぬがIMEはATOKを。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。
9月27日(金)
今日転勤の内示がありました。
引っ越しの準備を始めなくてはなりません。
「ほんまかいなそうかいな」と歌ってみましたが、荷造りは全く進まず。
「100人乗っても大丈夫」これは関係ないか。
それにしても転勤先は全く不明。
一体どこへ行くのやら。
世界地図を広げて考え込んでおりました。
そして2時間かけて転勤先は日本というところまで絞れました。
果たして日本のどこか?絞るのにあと96時間ほどかかる予定です。
そういうわけで今日は日記を書けないのです。また明日。