切った貼った!


割と古典的な手法(?)
昔からやっていた方法で一番作りやすいと思っている。
銀の板や棒状の物を切り取り、ヤスリで成形してロウ付けして磨いて出来上がり。


“Y”デザイン
基本はデザイン。善し悪しはともかく、設計図です。(“K”も作る予定なので一緒に切り取っておく)
2mm厚の銀板にトレス。少し大きめに切り取ります。
ヤスリで厚みにグラデーションをもたせてバランスを取りながら大きさを決めていく。
石の台座(今回は3.5mmの爪・すでに作り貯めしてある)とチェーンを通す耳も同時にロウ付け。
2分ロウという融点820度のもので付けた。(手抜きではなく小さい物なのであまり高温状態を続けると本体が溶け出すので)普通はもっと融点の高い物を使ったほうが丈夫に仕上がる。
ロウ付けが出来たら、磨き上げの最終段階。ロウ付けの前にほとんど磨き上げておくのだけど、火を通すと多少色味も変わるのでシリコン研磨に止め、最後の段階でバフを掛けて仕上げる。

石を留めて仕上がり。爪の部分に魚目鏨と言う道具で丸みをもたせる。
今回の石は、サファイア(天然)です。

完成月日2000.7.30