2000年9月に飲んだ分


9/23〜9/29

9/23 1998 Bordeaux Mahler Besse&C パルメのオーナー、マーラーベッセが作ったワイン。メルロー主体だが堅い堅い。私の嫌いなカビ臭のような、ほこりのような・・。ボルドーで安くて若いワインに良くある失敗(買った方が)。少し時間がたつとほんの少しはまともになる。
9/24 1997 Cotes Du Rhone E.Guigal 新定番ワインといっていいほど最近よく飲む。スパイシーさと濃厚感が堪らなく美味しい。黒胡椒のようなスパイスに干果実。ギガルは頑張っています。
9/25 1997 Pavillon Rouge Margaux 言わずと知れたマルゴーのセカンド。流石に美味しい。若くしかもセカンドなのに、ものすごく複雑で、それが本当に上手く調和している。今飲むセカンドではダントツに上手い!それに値段もこなれてきた。実はこれが一番嬉しい!
9/26 1996 Vosne Romanee 1er Cru Aux Chaumes Domaine Jean Grivot 先週飲んだのとは村の反対側にある畑で作られる。非常に繊細で女性的。爽やかな酸味。奥深い。複雑な噛みごたえというよりは流れるような味わい。個人的には先週の方が良かったけど本当に良くできたワインだ。
9/27 1998 Clos Fremur Anjou Rouge コートローヌだそうだ。スパイシー・少し弱いけど黒胡椒。全般に飲みやすい、ローヌやヌパブ系の個性が嫌いな人には入門的。滑らかで美味しかった。
9/28 1997 Malbec いつものマルベック。アルゼンチンのワインもだいぶ普及してきたのを酒屋で実感する。しかし最近変な(?)のばかりだからか、とっても普通な平均的なワインに感じた。
9/29 1996 Rosso Di Montalcino Col D'Orcia トスカーナと売り場に書いてあったので、なんの迷いもなく・・・。全然トスカーナっぽくない、いわゆるイタリアの軽い赤と言うほどでは無いにしろ、軽くてそれ程の深みを感じ得ない。よく見れば何処にもトスカーナの文字はなく・・・?一体何処のワインやら?最も調べる気にもならなかったんだけど。

期末なんでか、忙しい・・・・。


9/16〜9/22

9/16 個展の帰りに飲んだ。久しく行っていなかった吉祥寺のトークバックというお店。
ムスカデ 好きだ嫌いだの問題じゃなくて、何となく飲まないムスカデ。正確にはミュかもしれないけど。フルーティーでさっぱりしていて美味しかった。
ヴァンド・ペイ 南仏系のワイン。しかしそれ程特徴的ではなかった。軽めで良いんじゃないでしょうか。

9/17 1994 Vosone Romanee 1er Cru Les Beaux Monts Domaine Jean Grivot しかし長い名前。ロマネ村の1級畑。非常に繊細でロマネの良さを良く出している。若いのにとろみすら感じる透明感のある濃さ。良いビンテージのモノが飲みたくなる。高いんだろうけど・・・。
9/18 だいぶ前に飲み残しておいたワインが冷蔵庫にあるのを発見!半分ぐらい合ったのでそれを飲んだ。感想は特になし。
9/19 1997 Ch. Lilian Ladouys St-Estephe リリアンは繊細で女性的なワインという記憶があったんだけど、今回のは良い意味で外れた。非常に濃く力強く、それでいて暴力的ではなく、繊細さも持ち合わせている。見直した。
9/20 1997 Chabilis Premier Cru Butteaux Domaine Fracois Raveneau 久しぶりのシャブリ。若いのに濃厚でとろみがある。青林檎に、ほんの少しバター。舌に感じる刺激は若いからだと思うけどそれ程強烈でもなく、程良いぐらい。
9/21 1997 Ch.Beychevelle St-Julien ベイシェベルも久しぶり。ラズベリーなど、後味に少しチョコ。時間と共に若さが影を潜めてまろやかに。サンジュリアンらしさはすこし薄いけど、非常に美味しかった。
9/22 Vieux Mas Des Papes Ch.du Pape 非常に良くこなれた感じ。ヌパブ(デュ・パーブとは言い辛くて言わないここにしている)中央部南の高台の畑。かなり収穫量を押さえ、房ごとしこんでいるそうだ。最上級に濃く、ローヌ独特のスパーシーなモノは抑えられている。メルロー率が高いのかな?そう思える分ぐらいツボに入った美味しさ。

個展も終わり、ようやく通常に戻った気がする。しかしレギュラーの仕事が貯まってしまっていて・・・。


9/9〜9/15

9/9 外食先でイタリア物の白。ディキャンタで。特に感想はない、よく冷えていてイタリアって感じ。
家に戻ってから口直しに1996 Ch.Macquin St Georges サンテエミリでも特によく飲む一本。安定したメルローの心地よさ。重くもなく軽くもなく、料理にも煩くなくてそれでいてちゃんと産地を主張する。眠くなって3分の1残す。
9/10 昨日の残りをとりあえず飲んで・・・、少し甘みが増したようだ。
1997 Ch.Puech Haut St-Drezery ランドック地方のワイン。ランドックにしては抑えめのスパイシーさ。華やかではあるけど淑女のような慎ましい味わい。色々な味がとてもバランス良く混じり合い、最後にほのかにスパイスがランドックを主張してくる。
9/11 1997 Ch.Peyredoulle Premieres Cotes de Blaye アペラシアンコントロール(フランス読みと英語がゴチャだけど・・・)されている割にこのワインについての情報が見あたらない。とても華やかでトスカーナに似た感じ。少し甘みがそれより多く感じるけど、深みよりは明るさや華やかさを感じる。でもとってもしっかりしている、ちょっとツボはまりの一本。
9/12 本日イベントの撤収&打ち上げ。和食っぽいところで美味しそうな日本酒を横目に見ながら・・・
トスカーナのなんとか トスカーナがあると頼んでしまう。(キャンティはどうも・・・たのまんが)軽めだけどトスカーナらしさは少しあって、一本目には良かった。
ランドックのなんとか ランドックらしさがこれも少ししかしないけど、それらしいスパイシーさはランドックの物。
ソアベ・クラシコ ここのワインは全て軽い!3本目で気付く方もなんだけど・・・。何故か最後に白の軽いのを飲んだ。こういうのも良いもんだ、さっぱりして。

9/13 1997 Les Bahans du Ch.Haut Brion まともなボルはやっぱり美味しい!?樽香なのかオーブリオン独特の香りと下を滑る感触が心地よい。本日午後写真教室の先生なるモノをやったいたので喉が痛い、2時間もしゃべり続けるというのは大変なことだとつくづく感じた。しかし相当、寝ていないは疲れているはで、ボトル半分でダウン!
9/14 昨日の残り。本日より吉祥寺でこの忙しいのに個展を開催することになりわたわたしていた。2本目は1997 Ch.de La Huste Fronsac いい加減疲れ切っているのに明日は休みだし、飲むぞ!態勢。バニラのように滑らか。フロンサックにしては濃い気がする。美味しい。
9/15 1997 Haciedda Monasterio spain スパニッシュなワイン。割と雑なモノを多く見かけるけどこれは、相当丁寧に作ってあるゾ!と主張してくる。しかし半分残した。個展の会場に一日いて、終わってから2軒ほど梯子したら疲れ果てて半分でダウンした。

今週は夜1時まで働いて朝5時から働くような日が続いて、写真教室の先生して、個展して・・・人間の限界を超える勢いでした。


9/2〜9/8

9/2 外食だったので外で紹興酒をたらふく飲んでしまって、ワインはお休み。
9/3 MG RV8(愛車)のミーティングで朝も早くから暴走していた。帰りが遅くなり、疲労もピークだったのでバーボンだけでした。
9/4 1998 Greg Norman Estates Coonawarra Cabernet Merlot グレッグノーマン(プロゴルファー)がつくったワイン。開けたときはその名の通りカベルネとメルローが同居していて仲が悪い・・・感じでしたがしばらくすると和解してくる。ノーマンさながらの力強いワインでした、しかし何かが足りない・・・体を壊して休んでいるうちにタイガーの天下になってしまっているし・・・あ!それはゴルフの話か。
9/5 1996 Brunito Terre De Priori Toscana あ〜やっぱりトスカーナは旨い!爽やかでほのかに甘く、とても幸せな気分にさせてくれる。
ロバートモンダミのピノ。本日施工のため銀座にて打ち上げ兼飲み会。橙屋という日本食をメインにした飲み屋にて。(それって居酒屋のこと!?)本当は日本酒の方が美味しそうだったけど、諸般の事情(そんなに大げさなことではないけど・・)でワインにした。非常に軽めに仕上がっていて、和食にもよくあった。

9/7 1997 Nuits St Georges Les Chaliots Michel Gros ミシェルグロのニュイサンはよく飲むけどこんなに軽かったっけ??でも値段が値段だからしょうがないのかもしれないが、少し軽すぎ。しかし昨日のモンダミにしてみれば後に残る感触は流石にニュイサンです。
9/8 1998 Mas du Colombel Faugeres いわゆるCoteaux du Languedocのワイン。フォジェールは初めてかもしれない。南仏方面は最近のお気に入りスポット。これは、非常にまろやかでこの表現はあまり使わないけど本当に“まろやか”という表現が一番言い得ている気がする。ヌパブなどのスパイシーさはあまりなく、といって軽く仕上がっているわけでなく、とてもバランス良く若いのに一番いい状態になってしまっているようなまろやかさ。

本当にどたばたした一週間でした。ただ来週の方がもっとばたつきそうで・・・。こわ!