2000年11月分


11/25〜12/1

11/25 1998 Dolcetto d' Alba Villaile 結構美味しいイタリア物。トスカーナのあの華やかさではなく、少し落ち着いた感じの、でもイタリアらしい明るさを持っている。比較的濃厚で噛みごたえあり。
11/26 風邪気味だったので、外食先で熱燗を飲んで、戻ってからも樽酒をカンにして飲んだ。
11/27 1998 Puligny Montrachet Domaine Lefaive このドメのなんたらモンラッシェはよく飲む。かなりしっかりと作られていて好きです。若干の若葉、基本にはほどよいバター。結構濃い方だけど割と軽めに仕上がっていて、バランスがよい。
11/28 1996 Leone de Castris Salice Salentino イタリアの長靴の踵ぐらいの場所で作っている。イタリア物にありがちな軽さはほとどんどなく、濃厚で落ち着いた感じ。でもイタリアの明るさ、華やかさは持ち合わせている。チリとトスカーナを足して2で割って1引いたような・・・?まあ〜まあ〜美味しかった。
11/29 エネ賞企画展の施工で銀座にいた。夕方には余裕で上がれるはずが・・・。展示慣れしていない人が多いとこうなるんだということを実感させられた。9:30分に終了後銀座ライオンにてチリの120メルローというのを2本飲んだ。街で980円ぐらいで売っているくせに2800円も取られるとちょっと納得いかないような気になる。気の立っていたせいか?
11/30 1995 Ch-La Metairie Fronsac なんか久しぶりにボルドーを飲んだ気がする。フロンサックにはこの間少しはまっていたので間違いの無い物を選んできた。ふくよかでそれでいて凛として深く濃い。ちょっと誉めすぎ。
12/1 Ch-Soudars Haut Medoc ボルドーらしい堅さとオーメドックにありがちな鉄・良い意味でのカビ。やっぱりボルドーに限るは!と言いたくなる、複雑さと何とも言えない深み、この若さにして・・・。

銀座館の企画展も始まり、来週はエネ賞の締切と忙しくなります。2月中旬まで突っ走ります!ゴルフの練習のしすぎで身体が痛い今日この頃。


11/18〜11/24

11/18 外でピアドールの赤を食事と共に。軽い・・・。比較的評価していたんだけど・・・。戻ってからバーボンなど。
11/19 2000 Beaujolais Nouveau Crdier ボルで有名なドメというかネゴもの。比較的しっかりしていた。やはり今年は出来が良いと思う。1999 Sunpise Chardonnay コンチャイトロの白はもしかして初めてかも知れない。樽香が少しついていて良い感じに仕上がっている。この値段でこれだけの仕事が出来るのはチリならではでしょう。友人が来て飲んでいた。
11/20 2000 Beaujolais Nouveau Ch-Gaillard 少しローヌというか南仏のようなスパイシーさがある。正直ボジョレ自体飲み比べても大差がないと思っているんだけど、結構こういう面白い物があったりして楽しませてくれる。いい加減飽きては来たけど、もう少し続けますか。
11/21 2000 Beaujolais Nouveau Van Gogh ゴッホラベルの綺麗なヌーボ。味の方も今までで一番綺麗。弱炭とはいえ、スッキリとした味わい。酸味が少し特徴的。本当に綺麗なボジョレヌーボ。
11/22 2000 Beaujolais Nouveau Le Pere la Grolle 打ち合わせで何人かと。レベルが可愛いヌーボ。味は特に特長もなく良くできたヌーボなだけ・・・。今年のヌーボは外さないから助かる。居酒屋でGeorges Duboeufのシャルドネを二本。結構良かった。ところでこのドメはボジョレといえば・・・、というくらいの有名な“牛”をモチーフにしたマークでよく知られるドメ。なんかボジョレから離れられなくなっているのが怖い。
11/23 サンライズ・メルロー ボジョレばかりでちょっと一息。よく行く酒屋さんに「ボジョレなんか飲むの?」と初日に言われて最近は「まだ飲むの?」と言われている・・・。凝り性を通り越して自虐的な所があるから。正直飽きては来ているが。しかし、今日のは、少しかび臭かった。極端に気になるレベルではないけれど健康さが取り柄だけのワインだけにちょっとマイナス。
11/24 2000 Nuovo Fiore Vino novello di Toscana Frescobaldi 所謂イタリア物のヌーボ。ひねくれてこんな物を飲んでしまった。正直ボジョレだよ、と言われれば「あっそう」と言ってしまえるような味。イタリアらしさというか個人的に大好きなトスカーナらしさはほとんど皆無。弱炭。ま〜しかし、若くて健康的でヌーボでした。

今週は独身生活を満喫する予定でしたが、勤労感謝の日にニョウボ子供が帰ってきてしまい、お気楽な生活に終止符がついた。しかしこんなにボジョレを飲むのも初めてかも知れない。冷静に考えると値段の割に美味しくはないと思うけど・・・。ま!お祭りですから年末の。


11/11〜11/17

11/11 今日はエネ賞関係の打ち合わせで7人もがうちの事務所でわさわさやっていた。居酒屋さんでチリのカベルネを4本飲んだ。(流石にスペイン産は・・・有るわけがない)
11/12 1996 Santa Ema Merlot Reserve 良くできたチリのワインみたいだな〜っと思って飲んでいたら、本当にチリだった(;_;)。すっスペインは?明日からにします。で、これは、開封後すぐものすごい濃厚なチョコ。それも少し焼きの入った。しばらくして落ち着くとベリー系がちらほら。ものすごく濃厚で料理を選ぶけどこれほど個性的なワインも久しぶり。バランスも良く非常に良品でした。
11/13 1995 Rodela La Mancha スペイン、ラマンチャのワイン。軽い・・・。薄い・・・。ほんの少しだけチョコ、ほんの少し・・・。ちょっとツライかも。
11/14 1995 Jaloco Gran Reserva スペイン。カベルネとテンプラ。結構こなれていて美味しい。開栓直後ほんの少しアルコール臭。決して重めではないが、ブレンドの妙か後味にベリーがあって、軽くても薄さはない。徐々にこなれてカベルネとテンプラが一体になってくる。
11/15 1996 Marques de Riscal Rioja いつものリオハ。今日のはいつも買う店ではなかったせいか開栓後すぐに、すこし雑味を感じた。多分保存状態云々だと思われる。とはいえ暫くするといつも通りのフレッシュなそれでいて甘みの深いリオハになる。やっぱり美味しいわっ!。
11/16 2000 Beaujolais Nouveau Cuvee Tradition Paul sapin ここのボジョレは毎年飲んでいる。作り方は30年前と同じかなりしっかり作るとボジョレも美味しいことが分かる。フルーティーがボジョレヌーボの特長なのは当たり前だけど、ワインに成りきれてるの?という物が毎年多い中、これは相当高いレベルに達している。何と深みまでも感じることが出来る!ほんの少しではあるが、これはすごい!。しかし今年ももう少しで終わりだな〜とボジョレヌーボで気づかされる。
11/17 2000 Beaujolais-Villages Nouveau Henri Duremont 典型的なボジョレヌーボの味・感覚。酒屋のお兄ちゃんとも話したんだけど(試飲でほとんどのボジョレを飲ましてもらった)今年のは例年に増してラベルの印象、そのままの味だという結論に達した。で、これは、華やかで花の香り立つような、若々しい・・・。ラベルどおりです。ちなみに昨日飲んだ物をラベル的に言えば伝統的で重め。その通りでした。

あれ?スペインはどこ?相変わらずの意志の弱さというかいい加減さに・・・。しかしボジョレなシーズンです。一年に一度(一時期)ぐらいしかガメイなんて飲まないものな〜。もう少しボジョレが続くでしょう。週末から奥さんが実家に子供を連れて一週間ほど帰ってしまったので、弾けてしまっています!何と気楽な生活か!


11/4〜11/10

11/4 1997 Connteabele Talbot St-julien タルボットのセカンド。若い木からなのだろう、ジュリアンの土臭さなどはなく健康的に明るいワインに仕上がっていた。それでもトップシャトーが作るだけの奥深さを感じる、色、香り、味わいもちゃんと深遠さを香らせる。(ちょっと誉めすぎ)
11/5 1998 Cotes du Rhone Giles de Lamoire Negociant-Eleveur クセが少なく飲みやすい。少しチョコ。色気は薄め。もう少しクセが強くてもいいのにと・・・。初めてローヌに接するならここらへんがいいかも知れない、いきなりギガルあたりに打ちのめされて嫌いになるよりは・・・。
11/6 1999 Pallavicini Frascati 白が飲みたくなってエストを買いに行ってでもこちらにした。思ったよりは濃くて、でもイタリアの青林檎的な味わいは強く、年齢的にも舌に少しの刺激を残す。軽いイタリアものとはちょっと違って良かった。
11/7 1994 Solane Santi Valpolicella Classico イタリア続き。しかしこれは大当たり!トスカーナとは一味違う華やかさを持った、もしかすると少し大人な華がある。非常に濃厚で、厚みもありこの値段にしてはとてもコストパフォーマンスが高い。どうでもいいけどビンが異常に重い。
11/8 1999 Baron De Clossmann Bordeaux かなりしっかりしている。ガチガチとまでは行かないが刺激のある堅さ(良いことなんだけど)複雑さも浅いとはいえ奥行きもありあと2〜5年ぐらいしたらもしかすると良い感じになるのかも。最近は早飲みを作るところがトップシャトーとはいえ多いんだけど、この価格にして古式ゆかしい感じがしてなんか逆に好感が持てる。大きなセーラーが有ればダース買いしてみたくなる。あくまでセーラーが有ればだけど・・・。
11/9 いつものマルベック。安心して飲める美味しさというか、最近では“家のみそ汁”状態。
11/10 1998 Fincal'argata Tarragona 最近少しテーマを持った飲み方を展開しようと考えている。で、来週に掛けてスペインを飲み倒そうと思う、最初の一本。リオハは確かに美味しいし、でもあの感じだけがスペインではない事を再確認。テンプラーニョだと思うのだけど、全然違うモノに仕上がっている。98は天候が良かったのか相当な濃厚感を持っている、こなれてはいないが、暴れているようなこともなく、非常にバランス良く仕上がっている。

今週も早かった・・・。