2001年9月に飲んだワイン


9/22〜9/28

9/22 1999 I Pini Toscana トスカーナの特長がよく出ている、秀逸のワイン。ベリー系の爽やかな酸味が特長。サンジョペゼ50、カベルネソーヴィヨン50。前飲んだときの印象が薄かったけど、逞しい骨格を感じる。
9/23 1999 La Vieille Ferme Cotes du Ventoux ACに1974まで入れてもらえなかった地域。ローヌの南。カシスなどとローヌ独特のスパイスが少し後から感じる。非常に濃く深い部分で融合している。何とコレで990円とは!フランスの底力です。
9/24 1998 Ch-D'Issan Margux チョコやバニラ・煙草などが口の中に滑り込む。甘さを感じるほど角が取れた濃厚感。ほんの少し若さも開けたてに感じたが、本の数十分で消えた。昔このワインが好きで、1988をかなり大量に飲んでいた。昔はびっくりするぐらい安かったんだけど・・・。最も全体的に見て値段は少し落ち着いてきたような気がする。
9/25 1999 Franconia Staatlicher Hofkeller Wurzburg 青リンゴが香り立つ。爽やかな果実の酸味を持ち、後味に甘さを感じさせる。見た目のボトルもちょっと珍しいフランケン。全体の印象はフランケンよりも華やか。とろみの感じなどはフランケンらしいけど。
9/26 1996 Ch-Beychevelle 丁度シャトーに見学に行った年のワインが安く出ていたので購入。ジュリアン独特の土臭さがあり、若いくせに複雑で、嫌みにならない程度のチョコやバニラ。やはり美味しい!
9/27 1998 Morey St Denis Les Herbuottes Frederic Magnien ふくよかな味わい。カシス、チェリーが柔らかく混じり合い何とも優しい味わい。この地域だとリニエのワインが大好きなんだけどリニエに比べると女性的で何しろ優しい。最近作り手が息子のFredericに変わったそーだ。
9/28 1997 The Bend In The River リヴァーナーとリースリング。ドイツワインでは貴重な甘くないもの。前回、というかコレは割とよく飲むけど、今回は酸味が前に出過ぎていた気がする。サッパリとしていてイタリアあたりの白に飽きたらちょうど良いかも知れない。もう少し何かが欲しい。

長島引退・・・原じゃな〜〜。広島に負け越し・・・最悪だ・・・。


9/15〜9/21

9/15 敬老の日なので両親と外食。日本酒(熱燗)をそば屋で。帰ってからはバーボン。
9/16 1995 Yarrafeira Finto Palmela V.Q.P.R.D ポルトガルの赤ワイン。ポルトというとあの甘いのしか知らなかったけど、コレは良くできている。プラムなど、果実のもの凄い凝縮感と心地よい酸味。良くできたイタリアワインから洗練さを差し引いたような(悪い意味ではなく)濃いワイン。複雑さはあまり感じないものの存在感がすごい。
9/17 打ち合わせで銀座。ビールとライを飲んだ。
9/18 1997 Boscarelli イタリアの旨いワイン。昔飲んだ記憶が・・・?。太陽の恵みを大量に吸収したような濃さ。色々な果実が熟して複雑に絡み合う。イタリアでしか作れない!と思わせる完成度・爽快感。
9/19 1998 Ch-Mazeris Canon Fronsac フロンサックらしい爽やかな酸味と独特の深みを持つ。メルロー75%とマルベック25%という個人的に“つぼ”口当たりは軽いけど、とても複雑でいて、それでいて主張するところが強くなく奥ゆかしい。1989のビンテージはRPのベストワインに選ばれているほどのシャトーならでは。14haから4500ケースほどが造られる。
9/20 1999 Parallel"45" Cotes du Rhone Paul Jaboulet Aine ローヌらしさが程良く感じられる。スパーシーらしさがアフターに来る。胡椒など。ファーストアタックはフルーティなプラム。しばらくして干したフルーツ、追いかけるようにスパイス。久しぶりにローヌらしいワインだった。正直これだけ安くて(990円)ギガルのようなワイルドではなく、繊細でいてちゃんとした腰があることは本当に素晴らしい。
9/21 1995 Les Fiefs de Lagrange St-Julien サンジュリアンの土臭さは無く、もっと綺麗に仕上がっている。かなり濃縮されたベリー類やコーヒーなど。綺麗ではあるけど相当濃く、複雑に絡み合う。多少若さを残しながらちょうど良い飲み頃を迎えつつあると思う。

結構暇な時期が今回は長く続いている・・・イカン!仕事探さねば!。ぼちぼち動き出しそうなんだけど・・・動かない。


9/8〜9/14

9/8 1999 Menetou Salon Domaine de Chatenoy 白。薄いけどバター、濃厚と言うほどではないけど軽くもなく、非常にバランス感が良い。安いなんたらモンラッシェなんかよりいいかも(言い過ぎか?)。今話題(?)のサンセールの南西隣。サンセールの複雑な地形や“土”に比べやや平坦で安定した土地で、特徴的にはサンセールとあまり区別が付かないかも。これは、この地域で一番大きいドメ。14haから年7万本ぐらい作る。赤やロゼも作っている。
9/9 1998 Castell del Remei Gotim bru スペイン産。テンプラーニョ主体だと思う。但し濃厚感がテンプラ、もの凄い酸味はカベルネの仕業だとすれば、比率は・・・。フルーツのような香と共に突き刺さる酸味に驚かされた。スペインのテンプラ系統のものを思い浮かべていたが、それとは別物です。年を重ね、酸味が落ち着いてこなれてくれば、相当良い感じになるのだろうけど、ボルのそれと違って、どうなるか見当がつかない。今はきついタンニン酸は良くできた証だし、沈んでいる濃厚なチョコやヴァニラはそれも時間と共に浮上する要因。今飲むには疑問が残る。
9/10 1999 Clos Bagatelle St-Chinian サン・シニアン二本目。7日に飲んだのに比べると、かなり軽い。奥の方にチョコやバニラが見え隠れする。ランドック的な要素は少ない。濃縮感の少なさは値段に比例するかのよう。ただバランスはとても良いので、入門的にお勧め。
9/11 1999 Chablis 今日はもの凄い日だった・・・朝起きる(AM4:45)と漏電のため断水(AM5:30)給水タンクを見に行くと玄関先に死にそうな子猫発見(AM6:00)奥さんをたたき起こして、子猫は病院へ。東電さんを呼んで漏電系を看てもらい、何とか水道は復旧。奥さんも子猫を入院させて帰宅(AM8:00)台風の中一路八王子へ。風と雨で運転するのが久しぶりに怖かった。事故りそうになること2回。疲れ果ててTVを見ていればアメリカでテロ!友達あそこら辺で働いているんだよな・・・。
で、ワインは・・・。キレのあるタイプではなく、バターやナッツなどの濃厚系。但しそれ程濃厚といったわけではないが、脂質感のあるタイプ。
9/12 1999 Pomerol 美味しい。流石というか、チョコや胡桃・煙草・・・どっしりしていて、とっても濃厚にして複雑。しかし強要するような強さを見せず。このビンテージでもうすでに出来上がってしまっているかのよう。この先は“枯れ”を味わえるかどうかの評価でしょう。しかしコレ安いんだよね、少し買い込みますか。
9/13 2000 Starke Pinotage 南アフリカ独自の品種。ピノ・ノワールとサンソーの交配種。ピノよりもとても濃く、フルーティーでいながら鋭く若い酸味ではなく、爽やか。甘味に似た深さがある。色はもの凄く濃い。香にピノの良さが残る。バランス感覚がものすごく良い。
9/14 1999 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits A.F.Gros グロの姉さんはグロファミリーの中で安いワインを作らせたら一番上手い。爽やかなブルにして、奥行きを持たせてある。確かに複雑さなどはそれ程感じないけど、充分満足させられるクオリティ。

夜がもの凄く弱くなってきて・・・元々夜は弱いんだけど、ニューヨークの事件もニョウボにたたき起こされて、「なに、ゴジラ??」などと寝ぼけていた。今週は少し真面目にコメントを書いたつもりなんだけど、いかがでしょうか?


9/1〜9/7

9/1 外食。近くに美味しい焼き肉屋を最近発見し、2度目。久保田があるんだけど切れていて・・・それ以外は焼酎かビールかカクテルしか無いというのが何とも変な店なんだけど、カクテルも今一甘系ばかりなので、もの凄く珍しくもレモンハイを飲んだ。死ぬかと思うぐらい食べた。
9/2 ゴルフにいった。とっても良かった。帰りのバスでラッシャー板前さん(何故か参加していた)と飲んだ。ビール&酎ハイ(缶)シーバースリーガルをガブガブと。
9/3 1998 Cotes du Rhone E.Guigal 疲れているせいか、あまり印象が残らなかった。もっとローヌらしい荒々しさを期待したんだけど、凄くおとなしかった。
9/4 1999 Pignanello Rosso Sicllia イタリアものにしてはしっかりしていて、お買い得。ギガルが少し残っていたんだけど、負けないぐらいに元気がいい。値段的にもイタリアの軽めのワインだと思っていたので、良い意味で外した。買いだ!
9/5 昨日の残りが有ったので・・・。最近疲れているせいか良く残して寝てしまう・・・。歳かな?
9/6 1999 Les Templiers Premieres Cotes de Bordeaux 繊細でいてボルドーの特長も持ち合わす。旨味も出ていて結構良いんじゃないかな。少し軽め。
9/7 1998 G.Moulinier LesTerrasses Grillees St-Chinian サンテ・シニアン事態、結構珍しいんじゃないかな?ランドックの西のはじっこあたり。この地域だと、シラーかグルナッシュ主体の・サンソー・カリニヤン・・・かな?タバコ・チョコの燻煙系の濃厚感。複雑でいて繊細。ランドックには、本当に驚かされる。少し残す。

先週から疲れが抜けずに、一日一本といいながら途中で寝てしまう日が多い。歳かな・・・。