2005年1月


 

1/22〜1/28

    

1/22 まんさくの花 純米吟醸。鍋と言うことで燗でもと思ったのですが、冷やで飲む酒しか無くて・・・冷蔵しておいたモノを開けた。日本酒も特に吟醸系になると買ってからしばらくは置いておいて、飲んだ方が良いと思う。ワインは絶対そうだと言い切れるが、日本酒は経験上の感でしかありませんが。落ち着くというか・・・ワインなら「旅の疲れが取れて、その家になじんだ頃」なんて言い方をするのですが、日本酒だとどうもピンと来ません。少々甘めですが米の旨味がストレートに変換して凝縮している、そんな酒です。あ!ワインほどではありませんが日本酒もそこそこの数、寝かせてあります。
1/23 2000 Cima Anchigi Toscana トスカン。良くできている!トスカンの中でも相当濃い方だと思う。ぎゅ〜っと凝縮された感じがとても好み。ベリー系が強かったけど時間がたつと、落ち着いてきてほのかにバニラなども混じり、トスカンの魅力がたっぷりです。これもあさひ屋さんに選んでいただいたモノ・・・旨いワ・・・。
1/24 2000 La Suvera トスカーナの白ワイン。あさひ屋さんに行った時(結構前)勧められて購入しておいた物。白はやはりよく分からない。美味しいことは確か!色もなんか良い色しているし・・・弱炭を感じるくらいで・・・
1/25 料理教室の新年会を八王子の蕎麦屋の名店“坐房”にて。熱燗を3種類。少々甘めの日本酒から初めて8合程度。蕎麦屋としては本当にご推薦のお店です。飲みよりも“喰い”過ぎました!旨かった〜。家では焼酎を少々。
1/26 2003 La Passion Grenache Vin de Pays Cotes Catalanes なんとも分かりやすい「グルナッシュの情熱?」(佐々木の意訳)確かにスパイスが効いていて、南仏独特の明るさを備えた面白いワインです。不思議と美味しい・・・。クセの強さはヌフ・ド・パブの強烈なモノぐらい・・・と思えば分かって頂けるかも。ただし!若いのに旨くこなれているところがすごいと思う。
1/27 2000 Les Fiefs de Lagrange St-Julien ラグランジュのセカンド。一時期はまってよく飲んだ、最近は何故か特に理由はなく遠のいていたが・・・。相変わらず、若いジュリアンらしい旨味を携えている。何しろ色々なバランスが凄く高い次元で調和していて一言で言えば優等生。
1/28 清泉。夏子の酒で有名な酒造。最近まで近所の酒屋さんで普通に変えたのだが、お店を畳んだ関係で、とんとご無沙汰していた。さらりとして飲み飽きない酒です。

来週からは戦争のような状態になります!エネ賞が始まりますので、更新できるかどうかすら・・・


 

1/15〜1/21

    

1/15 2003 Perez Cryz ペレスクルスのカベルネソービニオン。チリならではの太陽をいっぱい吸収したかの凝縮感と、強烈なバニラ!スパイス!甘さを感じるアフターと、ワインといってもこれほど色々なモノがあるのかと感心するぐらい、変わっている。しかし濃くて非常に美味しいのも事実。時間がたつと多少おとなしくはなる。
実は今日また、昨日行ったワイン売り場へ行った。ところで私はどうもテイスティングコーナーの人が好きになれない・・・のですが本日デリバリーしてくれた女性は非常に良かった!波長が合うのでしょうきっと、人のかごの中を見て「変わったものが好きなんですね」と言われた。確かにクセのあるローヌ等に興味を示したので当たり前だが、普通客にそんなことは言わない。変わったモノをあえて選んでいるということが分かる、しかしちゃんと“濃いめ”を選んでいることも見抜いてアドバイスしてくれた。コルシスの限定カベルネが美味しかったので、メルローの限定も試してみるかと思って買いに行ったのですが、彼女の試飲の感想を聞いて止めました。で、新たに選んだワインを見てさらにちゃんとした情報をくれました。
と言った経緯で、テイスティングで良くて買うことは滅多にないのですが本日のワインなどのワインを購入。しかも購入して即日飲むことも滅多に無いことですが、強そうだったので開けてみました。明日・・・は行きませんが、あれば購入すると思います。
1/16 1999 Barbera D`Asti Sansi あさひ屋さんで選んでもらったモノ。「いくらで詰め合わせて」というのがあさひ屋さんでの買い方です。なにしろ美味しいものしか勧めないから自分で選ぶ気が失せるし、知らないワインが一杯でてくるのが何しろ楽しみです。このピエモンテのワインもなんとも柔らかく深く、でもイタリアの明るさが一杯の美味しいワインでした。実は今日も例のお酒売り場の前を通過したのですが、流石に連日は気恥ずかしくて足早に通り過ぎました。
1/17 だっ祭。温め酒。今日血を吐いた。夕べ胃の調子が相当悪くなっていたのですが、まあ〜いつものことだしと思っていたら、昼頃からもの凄く具合が悪くなり吐き続けていたら四谷駅でついに血を吐いた。胃に穴が空きましたね!速攻、医者に行って点滴。事務所で少々仕事をしているうちに大分良くなりました。夕方新宿に用を足しに行ける程度には。そんなことで流石に酒は・・・熱燗2合弱程度、かなり危ないのでそこで止めました。
1/18 燦々、温め酒。(昨日の残り)辛口で非常にスッキリ。この手の燗用の酒は、燗を付けた時に何かアルコール独特の“きつさ”みたいなモノを感じるときがあるんですが、これは燗にしても味が崩れることが無く、滑らかに辛口で非常に優秀。“胃”は、だいぶ復活!お昼には料理教室で作った洋食をいただくくらいには復活しました。でもなんか怪しい・・・ので酒は抑えめです。
1/19 2001 le Rivaage Pays d`Ocですが良くできているので家の定番です。さわやかな酸味とアフターの果実味。プラムや酸の効いたベリー。味わいよりも色は濃いめで、少々熟成させてみたくもなるが、たぶんちょうど良い頃合いなんだろうと思います。未だおそるおそる飲んでます・・・。
1/20 2001 Marquis de Calon St-Estephe カロンセギュールのセカンド。流石に軽い。かなり薄めた感じが強い・・・。はずした・・・。体調は良く、今日はかなりの運動量をこなした。週一回は筋トレに通おうと心には決めている。何せ体脂肪を燃やさねば!胃痛と肋骨痛に悩まされながらも汗をかいてきました。
1/21 外食先のイタ飯屋でハウスワインの白をカラフェで。家では伊佐美

久しぶりに胃に穴が空いて血を吐いた!しかし2日でかなり復調3日目には完全復活(?)胃は悪くなるのも良くなるのも早い・・・と思う。


 

1/8〜1/14

    

1/8 八海山、純米吟醸。最近よく飲む純米大吟醸のひとつ下のクラス。こちらの方が多少吟香が薄いぐらいで良くできたお酒。かえってこっちの方が料理などにも影響せず良いのかも知れない。八海山を安く(定価)とても良い状態で購入できる事に感謝ですね。
1/9 柏露。熱燗で。良く行くそば屋で夕食と共に。スッキリ辛口で、嫌みが無く、日本酒らしい日本酒(この表現は多くは使いたくないんだけど、自分の中に確たる“日本酒とはこういうもの”というスタイル・味わいなどがあって、それに近いという意味です)。家では天狗舞、純米。黄色がかった独特の色気、酸に似たファーストアタック、個性的ですよね。でも好きです。
1/10 銀座館の終わりまで企画展の会場にいたので、作家などと少々のみに行く。ジンを数杯飲んだ。少しのつもりがかなり遅くなってしまった。
1/11 企画展の打ち上げ。銀座館近くの居酒屋で日本酒(竹酒)を大量に飲んだ。二次会は何故か卓球に行く。2時頃まで飲んでいた。
1/12 2000 Godimondo Veneto La Montecchia カベルネフランと書いてある。イタリアの赤の特長が良くでている。ヴェネト州のワインです。瓶内にかなりのオリがこびりついていた。イタ物にしては珍しいと思う。今日は正直疲れ果てていた。ま〜昨日が昨日だからねぇ・・・。
1/13 2001 Cono Sur Limited 20 Barrels 数量限定で出しているワイン。20樽分だけの限定だそうだ。素晴らしい凝縮感と果実味!これは凄い!まだ残っているかな・・・明日速攻で買いに行きます!
1/14 1999 Ch-Domi-Cours Bordeaux Superieur 仕事の合間を抜けてCono Sur Limited 20 Barrelsを3本(残っていたのを全部)買ってきました。ついでにCh-Domi-Cours Bordeaux Superieurも安かったので3本。で、以前買っておいた方を開けてみた。前に飲んだ時のような凝縮感が味わえなかった。少々軽めに感じた、オーブリオンやグラーブの方向性を考えると今日の方が納得できる気がする。


ちなみに出番待ちのディリーワイン達(40〜50本程度)他にセラーに良いのだけ100本程度。
すでに置き場に困るんですがでも、美味しそうなものを見つけると買ってしまうんですよね・・・。
ディリーとはいえ大量の買い置きは夏場には出来ないことです。

企画展も終わり、少しホッとしています。来週から料理教室も始まりますし、エネ賞の準備も本格化します・・・忙しそうです。


 

1/1〜1/7

     

1/1 日本酒です。昼間から・・・お昼は剣菱を熱燗で数本。初詣などをして過ごしました。夕方から英勲純米大吟醸、原酒、古都千年・限定。という京都のお酒。京都でしか栽培されていない「祝」という酒造米を使い伏見の名水「白菊水」「御香水」などで知られる砂礫層を通った地下水で作られたなかなか手の込んだお酒です。切れも良く深みもあり、美味しいです。
1/2 2000 Le No2 de Maucaillou Moulis 繊細なワイン。深いところに複雑さを隠し、一見軽めに感じさせながらも相当な深みをたたえる。控えめで上質な小料理屋の若女将といった感じですか。ブラックベリー、カシスなど。若さ独特の軽い酸味も非常に小気味良い。ムーリスのネゴ、ドゥルト家の所有するCh-MAUCAILLOU。自分の経営するドゥルト社は手放したがフィリップ・ドゥルトはこのシャトーだけはまだ持っているようだ。セカンドだと思って購入したんですが、ここのセカンドはCh-Cap de Haut Maucailloというオーメドックのアペで年8000ケースほど作られているはずなので、このワインの素性が宙に浮いている。美味しいので再度購入して調べてみます。夕食時にはイタ飯屋のハウスワイン白
1/3 伊佐美。年末に明けた芋焼酎。1升瓶なので流石にまだ残っている。臭みも程々で美味しい。ただ、これほどにプレミアがつくのには納得できないのだが・・・。今日は奥さんで夕食を食べた。車で行ったので一滴も飲まずに9時過ぎに戻る。歳のせいか“暗い”“雨”等を含め条件が悪いと少々運転が辛く感じます。
1/4 2002 Ch-Les Trois croix Fronsac 珍しく、試飲会で気に入って購入。ほんの少し、微妙にカビ臭があるが、時間と共に自然消滅。軽やかでいてタンニンの効いた・・・ライト級のチャンピオンのようなワイン。ブラックベリー。タンニン等の強い感じも、温度の上昇と時間が滑らかに変化し、こなれたものになる。ムートンの元醸造長、パトリック・レオンが作り、コンクールでも毎年メダルを取っているワイン。フロンサックでもっとも歴史のある畑のひとつで樹齢45年以上が大半を占める。オークの新樽で16ヶ月熟成。ラ・クロワの情報しかないのですがメルロー73%カベルネのFとSが27%程度だそうです。もう少々CSが強く感じます。食事の時は日本酒、想天坊・純米吟醸。新潟県三島、河忠酒造のお酒。新潟らしいさらっとした美味しい日本酒。食事の邪魔にならず良い引き立て役。吟香も自然で嫌みにならず良酒です。
1/5 第13回「エネルギー賞」展・企画展“CRAFT7”の施工で朝から銀座に詰めていた。施工後の打ち上げで居酒屋へ。新正の熱燗を相当飲んだ。疲れていたので相当廻った。日本酒が上手かった事は覚えていますが・・・。
1/6 桑沢学園(桑沢デザイン研究所と造形大学の教職員)の新年会渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて、100名を越す相変わらずの盛況なパーティでした。白ワイン(カルフォルニア)を大量に・・・。カルフォルニア独特の樽を効かせたタイプ。極端には強く出てこないので上品な部類ですが、色がさも・・・という飴色をしていて、なんか興ざめ。赤は飲みませんでしたがメルローでした。これも中途半端なワインブームとアメリカのここ数年のメルローシンドロームのせいでしょうか。食事は陳建一の麻婆豆腐や金田中の箱寿司などと、とても美味しかった。家で2000 St-Chinian Laurent Miquel 強烈にワインショップに勧められて購入。しばらく保管して落ち着いたと思ったので開けてみた。シラーですが、ランドックのクセの強さは全くなく非常に上品でいて美しいワイン!アフターに鼻に抜ける感じはまるでグランクラスのビンテージもの!ローランという村でド・ローランというのはそこそこ有名ですが同じローランを名乗るこれは知らなかった。少し調べると同時にまだ残っていたら即!購入します。
1/7 想天坊・純米吟醸。昨日少々飲み過ぎたのでおとなしくこの間の残りをとりあえず飲む。最近の見過ぎると内臓にくる・・・。年ですかね。このお酒は少々とろみがあってなかなか美味しい。とろみ感があるのにキッチリ辛口、キリリとしている。米は越後三島産の高嶺錦を100%使用して作られています。

今年は少々マニアックになろうともきちっとワインのことを語ろうなどと大それた事を・・・1月続いたら奇跡ですが・・・何しろ休みで書き込む時間がありますから、今は!