セキュリティ取り付けの超基礎知識


 入門用に本当に「基礎中の基礎」の知識を書いてみました。初級以上の人には役に立ちません、悪しからず(^^;。

配線編

・ルームランプとドア開閉の関係

 多くの車はドア開とルームランプが連動しているため、ドア開検出にこの機構を使うことが多い。すなわちルームランプの線にセキュリティのドア開く検出の線をつなぐことになる。ただし、ルームランプのオフディレイ機能がある場合にはディレイの前の配線を使う必要がある(図)。また、セキュリティがルームランプの点灯を行うような機種ではインパネ内のドア開表示との干渉を避ける為にダイオードで分離する必要があるかもしれない。
 なお、簡易型のシステムではこのような配線はせずにルームランプ点灯による電源電圧降下を検出しているものがあるが、このタイプはルームランプのスイッチをドア開で点灯にしておく必要があるし、それでも場合によっては検出できないことがあるので要注意。

・スモール/ハザードとの接続

 セキュリティの機能として設定/解除を確認するために設定/解除時にスモール/ハザードを点滅するものが多く、これを実現するために接続する。スモール/ハザードのどちらを使うかは趣味の問題。ただし、スモールの場合はインパネのイルミ等が点灯しないようにする必要があるし、ハザードの場合は左右を分離するためにリレーがもしくは大容量ダイオード(数A)を使う必要あり。

・スターターキル

 セキュリティ設定中はエンジンがかからないようにセルモータ起動の配線にリレーを挿入する。

・エンジン回転検出

 リモートエンジンスタートが付いている場合、エンジンがスタートしたらセルモーターを止める為にスタート検出が必要になる。この検出方法には以下のような物がある。

英語編

hoodボンネットのこと。
Alternator発電機出力の線(エンジン始動確認に使う)。
Tachタコメータの線(エンジン始動確認に使う)。
Factory Disarmメーカー純正のセキュリティを解除する。
Parking Lightsスモールランプと思っていいでしょう。
(日本では駐車時にハザードをつけるが
海外ではスモールをつけるのが一般的)
dome lightルームランプのこと(らしい)。
Groundアースのこと。


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