Featuring British Rock, Folk, Pops and more...
 MU the disc review from MUNO Corporation 1998/4/30




GRAHAM GOULDMAN / The Graham Gouldman Thing
(1968) RCA / (1992) Edsel Records

ホリーズの「バス・ストップ」や、ハーマンズ・ハーミッツの「ノー・ミルク・トゥデイ」の作者であり、後に10ccのメンバーとなる、グラハム・グールドマン唯一のソロ作。

ジャケの写真を見ると顔が日本人みたいで(うちの会社に来る営業さんに似てるよ!)、思わず笑っちゃいますが、内容は文句なしに抜群。60年代ポップの甘酸っぱいエッセンスを散りばめながらも、英国らしいクールな肌合いを満喫できる傑作であります。ソロが1枚しか出ていないというのが実に惜しい。

オリジナル盤は高いですが、再発CDなら入手も容易だと思いますので、ポップス好きの方はぜひお試しください。

THE PLEASURE FAIR / Same
(1967) Uni / (1997) Universal Victor MVCE-22013 【米国】

ソフトロック人気いまだ衰えず、かどうかは知らんけど、ここに来てユニバーサル/ビクターより米国ポップスの名作(?)群が国内盤CDとして復刻。かの『Rock Diving Magazine』にも何かの間違いで紹介されてたプレジャー・フェアも、この度めでたく世界初CD化となりました。

なんでもこのグループ、ブレッドのロブ・ロイヤーが在籍してたということで有名らしいですが、宮廷音楽調のハープシコードが冴える2曲目など、なかなかどうしてヨーロッパっぽい感覚の持ち主です。70年代アニメの主題歌みたいなノスタルジックな雰囲気もある。

とりあえず、「ソフトロック」の一言で片づけるには惜しい好作品。

THE END / Introspection
(1969) Decca / (1995) Si-Wan Records SRMC0065

ストーンズのビル・ワイマンによるプロデュースで知られている英国のサイケ・バンド。以前にも(おそらく)別のレーベルからCDが出回っていた時期がありましたが、近頃は全くといっていいほど見かけませんでした。ちなみに、これは新宿ディスク・ユニオンでたまたま入荷されてるのを見つけたものです。

内容的にはやはり『Sgt.Pepper's〜』系のサイケ・ポップなんですが、個人的にはそれ以上にシャーラタンズ(英)を思い出して懐かしくなってしまいました。これを聴くと、90年代初頭のあの時代が本当に「セカンド・サマー・オブ・ラブ」だったんだなぁ、というのがよくわかります。ただし、アルバムとしての出来はいまひとつ。

BARCLAY JAMES HARVEST / Same + Once Again
(1970-1971) EMI / (1992) BGO Records BGOCD152

叙情派プログレとして名高いバークレイ・ジェームス・ハーベスト。有名なグループだし、以前から気には留めてたんですが、遅ればせながら今回が初の試聴となりました。

で、感想ですが、まぁなんというか確かに叙情的ではあるけれども、ちょっと全体的に「プログレ」色が強すぎる。初期のフロイドとかキャラバンを初めて聴いたときのような意外性を期待してたんだけど、そこまでは及ばずといったかんじでしょうか。良い曲もあるんですけどね。2ndアルバム収録の「Galadriel」なんかは名曲と思う。



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