Featuring British Rock, Folk, Pops and more...
 MU the disc review from MUNO Corporation 1998/8/8




HARVEY ANDREWS / Friends of Mine
(1973) CUBE RECORDS

以前から友人に勧められていたいたにもかかわらず、なんとなく手が出なかったハーヴェイ・アンドリュース先生(だってオヤジ顔なんだもん)をようやく購入しました。73年発表の3rdアルバムです。

買う前にチラッと聴かせてもらったことはあったんですが、改めて聴いてみるとこれがまた実に驚くべき質の高さ! あのオヤジ顔からは想像もできない艶のあるハイ・トーンな歌声に、バックを固めるベテラン・プレイヤーたちの確かな演奏。1曲目が始まった途端に、明らかな「格」の違いってやつを感じさせてくれます。

やっぱ、こうなんて言うか、実力のあるミュージシャンってのは存在感みたいなものが全然ちがいますね。これがオリジナル盤で3,800円というのは安い!

TERRY SYLVESTER / Same
(1974) Epic

ソフトロック方面では割と有名な元ホリーズのSSW。新宿のレコード・コレクターズで「一生モノの名盤!」と書いてあったので、つい買ってしまいました。シールド盤だったし。

内容的には確かにソフトロックの人たちが喜びそうなソフト&マイルドな作風で、楽曲のグレードも高く、なかなかの力作だと思います。さすがに「一生モノ」とまではいきませんが、ソフト系SSWものとしてはかなり「聴ける」方だと言って良いでしょう。実際、最近よく聴いてます。まぁ、長く聴いてるとちょっとクドイ気もしなくもないですが。

しいて言えば、夜中に見るとジャケットの写真が幽霊みたいで怖いのが難点でしょうか。

ALLAN TAYLOR / Sometimes
(1971) Liberty

SSWは声が命!ってことで、実に気持ちのいい純正英国ヴォイスを聴かせてくれるアラン・テイラーのオッサンです。つい先頃、1stと2ndがカップリングでCD化されたのはご承知の通り。本作『Sometimes』は1stの方になります。

アラン・テイラーの音楽をひとことで言い表すとしたら「ブリティッシュ・フォークの標準型」ということになるのでしょうか。もし、全く予備知識のない素人さんにブリティッシュ・フォークを紹介しろと言われたら、私の場合このアルバムに収録されている「Swallow Swallow」と、ジョン・マーチンの「The River」を真っ先に聴かせると思います。

ちなみに、この作品もアメリカ盤なら安価で入手できますが、あまり状態のいいのは少なそうなので、今ならCDを買ったほうが無難かもしれません。「Swallow Swallow」は本っ当に名曲!

CLIFFORD T.WARD / Mantle Pieces
(1973) Charisma

どれを聴いても同じように聞こえるクリフォード・ワードの作品ですが、私が持っている中ではこの3rdアルバムがいちばん内容が良いように思えます。

まぁ、どれ聴いても同じとは言っても、決して凡作が並んでいるというわけではなく、平均的にはどの作品も佳作レベルとは思います。ソフトで聴きやすい楽曲が多いですし、値段も手頃なはずなので、とりあえず買って損するようなことは少ないでしょう。

ところで、これの前作『Home Thoughts from Abroad』の内ジャケには、彼の家族らしき人々の写真が載っているのですが、なぜか2人の子供も奥さんも、みんなクリフォード・ワード本人と同じような髪型をしてます。この時代のイギリスでは、こういうのが普通なんでしょうか!?



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