フレッツ・ADSL導入メモ(first)
我が家にADSL環境がやってまいりました。感激です。覚書です。
工事が終わり、NTTの人は帰ってしまっていました。昨日の仕事が朝までだった私は昼頃起きて設定を始めました。
料金はプロバイダ料金込みで月額7000円弱です。フレッツ・ISDNの値下げ前にADSLなので割高感はありません。
1.NTTのツールで接続を確認してみる。
Windows98SEにインストールしてあったフレッツADSL接続ツールを使い認証をしてみました。
あまりにもあっさり繋がりました♪
ftpソフトで下り速度を計測してみると800Kbit〜850Kbit出ています。早ぇ〜〜〜
2.今までフレッツ・ISDNのダイヤルアップサーバだったマシンで接続してみる。
NTTの接続ツールはWindows/Mac/Linux用で、私がサーバに使っているFreeBSDはサポート外でした。
しかし、PPPoEというプロトコル認証さえできれば良いのでPPPoEを使えるようにすれば問題ないようです。
3.FreeBSDでPPPoE
FreeBSD ハンドブックによると、FreeBSDでPPPoEをサポートしているのはFreeBSD
4.2-STABLEです。
困った・・・、我が家のFreeBSDは3.4 RELEASEです、バージョンアップが必要でした。
メジャー番号が変わっているので、ソースコードからのバージョンアップより、新規インストールを選びました。
先日ハードディスクがクラッシュして、ディスクの買い替えが必要だったのも大きな理由ですが・・^^;
ハードディスクは30GBのIBMを用意してあったので、4.2
RELEASEをインストールしてSTABLEにアップしようと
コンパイル作業を行っていましたが、大きな間違いに気がつきました。
4.2-STABLEとは4.2 RELEASEを出す前のまとめ作業用の名称なので、4.2
RELEASEはPPPoE対応だったので
make worldは必要なかった・・・・あぁ無駄な数時間を過ごした(爆)
イーサネットカードが一枚だったので、ADSLモデムと接続する為のカードを増設して準備完了、古いマシンで30GB
なのに8GBとしか認識されませんが、ブートしてくれたので問題無く30GB使えました。
肝心のPPPoEはハンドブックの設定方法で問題無く認識&接続できました。
ローカルLAN内のWindowsマシンからftpソフトで下り速度を計測してみると780Kbit〜820Kbitと若干落ちますが
NAT変換のロスか時間帯に関係しているのでしょう。
とりあえず、立ち上げると自動接続してLAN内のクライアントからのリクエストを処理してくれるADSL用NATサーバ
が稼動開始です。
+-------------+ Hub +---------------+ Cable +------------+ | Local LAN |----------|dc0 ed0|----------|Ether Line|-- Spliter ---- NTT | Win/Mac/etc | EtherNet | FreeBSD PPPoE | EtherNet | ADSL Modem | + +-------------+ 10/100 +---------------+ 10BASE-T +------------+ TEL PPPoEはed0に対して行い、認証後tun0経由でアクセスする。 dc0からのリクエストをpppのNAT機能を使いtun0に送り出す。 PPPはed0にPPPoEでアクセスする ※イーサネットが二枚あってもnatdを使う訳ではないのであった。 ※ed0には通常のTCPパケットは流れない、PPPoEのパケットだけである。まさにPPPoE(笑)
4.DNSサーバの設定
ローカルなマシン達の名前解決にBindを起動します。内部からのリクエストのみ受けつけ、プロバイダに問い合わせを
転送する設定にする。(以前のものを使いました)
5.NTPサーバの設定
モジュール名が"xntpd"から"ntpd"に変更になったらしく、ちょっと悩んでしまいましたが、以前の設定ファイルで
問題無く動作しました。内部ネットワークマシン達が日付ばっちり!
6.HTTPサーバの設定
パッケージからapacheをインストールしました。確認及び、外部用にapacheを起動します。
以前の設定ファイルと若干違いがあり、CGI/SSI関連の設定に手間取る。
portsでwwwcountをインストールしてカウンタを動作させる。(NO_CHECKSUM=yes)
以前のカウント値をコピーする。
※ パッケージから日本語対応のperlもインストールしました。
7.sambaサーバの設定
portsからsambaをインストールしました。以前の設定ファイルと比べて確認。起動して内部ネットワーク間で
Windowsクライアントから見た、ファイルサーバとする目的で利用します。
lpdデーモンを走らせ、プリンタの共有設定も行います。
8.DHCPサーバの設定
portsからwide-dhcpをインストールしました。前の設定で問題無し。
なんとか復活したと思われます。