METAL WARMING-超光速のEVE- ネクスタ-Nexta-編・概要 暫定設定資料

※この設定資料は現在停止している、「第三シナリオ」をベースに新たに調整中の「第四シナリオ」に合わせて若干訂正した物で、小説公開時には設定が変更になっている事もあります。
※各画像をクリックすると倍のサイズで表示されます。
(c)まあくす/電脳道楽館/Project EV.A.R.ROID

nexta.jpg - 32,384BYTES <<A-EVE001 ネクスタ-Nexta-

サーバリスとの戦争終結後紅之島バイオテックが数年ぶりに発表したエヴァーロイドの最新モデル。
ファンファウルからもたらされた技術により開発されたネオマテリアル「エグゼス」に身を包み、燃料鉱石「エンジェルピース」を用いたジェネレーターを搭載しており長時間稼動を実現している。
EXモデルは発表されたのみで実際には販売されていない。



エヴァーロイドEX専用搬送ケース>>

簡易重力制御装置付きで軽々と運ぶ事が出来る。
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tooru.jpg <<三影トオル-Tooru Mikage-

ネクスタのマスター。資源再生工場で働く学生で17歳。ある日、とある路地で放置されていたネクスタのケースを拾う。

monica.jpg - 24,087BYTES <<A-EVE002 モニカ-Monica-

提唱されたネットワーク統合型アンドロイドへ規格変更する為に試作されたモデル。
実験中にウィルスに感染し、システムが物理的に損傷してしまった為、二次感染の予防の意味も含めて、以後封印されている。

requare.jpg - 29,152BYTES <<A-EVE000 リキュア-Re-Quare-

あのキュアのパーソナルデータを移植されたエヴァーロイドEX試作零号。
人格・記憶はキュアのものを継承しており、本人であると言って差し支えない。
いつか目覚めるネクスタの為と、現在もなお稼働中のエヴァーロイド達のメンテナンスを行う為、開発施設を守っている。

dmonica1.jpg - 38,181BYTES <<デ・モニカ-Des-Monica->>

AI型ウィルスプログラムがモニカのパーソナルデータを元に複製・進化したものである。
ネットワークを支配しネットワーク統合型アンドロイドを手駒として自在に操る。
ストーリー展開につれて形状が左図から右図に変化してゆく。
dmonica2.jpg - 48,191BYTES

a17erev3.jpg <<A-17E-X00 エリナ-Erina-Rev.3

エリナ・プロトタイプの第三期改修版。
神田川洋樹をマスターとして以来、神田川家に仕え続けている。

登録上はA-19E-001AA。


A-19S-0777-RBSpl セリナ-Serina-ラビットスペシャル>>

誕生して以来、バニータイプお助けアンドロイドとしての道を改修を受けながら歩み続けている。
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<<エアロムーバー ブロウ・マックス

重力制御装置により推進する自衛軍向けの試作品。
高性能なのだが個人装備としては高額すぎる為登用されなかった物で、可変機能を持ち、人型形態をとる事が出来る。
パワードスーツではなく工作機械の部類に入る。
その試作品を改造してセリナが使用している。
紅之島の車両部門、紅之島モビテック製。

旧式な為、交通システムネットからも完全に隔離されており、デ・モニカによるネット掌握後の唯一の高速移動手段となる。

noha.jpg <<ネットワーク統合型アンドロイド Network Opelate-type Hyper Android
ノーア型-Noha-

ネットワーク統合型アンドロイドの代表的モデル。
ブートシステムとパーソナルデータのみを本体に持ち、その他の適合用データや記憶部分をネットワーク上のユーザースペースにプールし、常時ネットに接続しながら稼動するようになっている。
このモデルは菱川ラボ製で、体表近くのみがナノマテリアルによって構成され、柔軟な動きが実現されており、必要であれば多少の形状変更が可能。


インフォメーションポッド&アクセスゲート>>

都市はネットワーク統合化が進み、右図のような、インフォメーションポッド(人及び旧式アンドロイド用)や電柱式アクセスゲート(ネットワーク統合型アンドロイド用)が立ち並んでいる。
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ネクスタあらすじ・・・というか、真実の歴史の流れ。

ネクスタのお話はこの流れのうちネクスタとトオル達から見た局面のみになり、 NC002年のネクスタとトオルの出会いから始まります。


FC128年
新しい規格のアンドロイド「エヴァーロイドEX」が提案される。
ファンファウルよりもたらされた加工技術により誕生した新素材「エグゼス」に身を包み、燃料鉱石「エンジェルピース」にる長期間稼動を実現するモデルである。
その基礎開発終了間際、キュアがハード的な限界を迎え機能停止。
大前田夫妻はこのキュアのパーソナルデータをエヴァーロイドEXのプロトタイプに理想的な形での転送に成功。
エヴァーロイドEXプロトタイプ000号「リキュア(Re-Quare)」と名づけられる。
ついで、001号は「ネクスタ(Nexta)」と名づけられ、こちらには、販売を想定した人格が搭載された。
国際会議により、アンドロイドの標準規格協議さる。
「ネットワーク統合型相互サポートシステムによる管理」このことは、アンドロイドの使い勝手を向上させる意味において、有効な手段であった為、早期に議決された。
だが、この決議により、エヴァーロイドEXも規格変更を余儀なくされ、エヴァーロイドEXプロト002号「モニカ(Monica)」を誕生させる事になる。

FC142年
モニカのネット接続稼動の実験中アクシデントが発生。ウィルスによりモニカのシステムが壊滅的ダメージを受ける。
E.V.E.systemの一部も破損し、モニカの人格は失われてしまう。そして、その際モニカのパーソナルデータが漏洩した模様。
ネクスタもこのアクシデントにショックを受け、機能停止。以後、再起動の兆候はなく、専用ケースにて保管される事になる。
このアクシデントの事後処理による立ち後れにより、ドロイド開発部は業績が低迷。事実上の部門縮小を余儀なくされる。
アクシデントを引き起こしたウィルスの痕跡から、将来大規模なネット障害が予見され、有事の為の備えと、未だ活動を続けるエヴァーロイド達の保守の為の施設を残し、ドロイド開発部閉鎖。


そして、時代は移り変わる。
その間に、紅之島育郎他界、紅之島豊会長就任、大前田勇一郎他界、紅之島グレイス玲子バイオテック社長就任、大前田成子他界、紅之島豊他界、紅之島グレイス玲子会長就任と、いろいろあるわけですが、この辺は書き出したらきりがないので、時代をぽんとジャンプさせる事にしています。
NC世紀に入っても玲子が会長をやってますが、かなりのおばーちゃまです。
しかも、エヴァーロイドに身の回りの世話をさせているらしい。


NC元年
ネットワーク統合型のアンドロイドが実用化されて数年経っていた。
そのアンドロイド達は人々に必要な情報を即座にもたらす事が出来、そのケースに応じた最適な対応をとる事が出来た。
人々の生活水準はこのアンドロイド達によって守られてきた。
この年、ネクスタのケースが何者かによって持ち出され、行方不明となる。

NC002年
ネクスタが偶然ケースを入手した「三影トオル」の手によって再起動。
しかし、長期間放置されていた為、ネクスタはデータの一部を失っており、過去の一切を思い出せないでいた。
そのためネクスタは、しばらくの間、トオルのところに身を預ける事になる。

NC003年
各地でネットワーク統合型アンドロイドの故障や暴走が目立ち始める。
そして、その暴走したアンドロイドのメモリーには「Des-Monica」のキーワードが残されているのみであり、他の痕跡は消去されていた。
このキーワードが気になったネクスタは謎を追って行くうちに、紅之島バイオテックドロイド開発部研究施設でリキュアと再会する。
過去を知り、その事態の重大性を理解したネクスタとトオルは、リキュアと協力して「デ・モニカ」の捜索を開始する。
得られる情報は少なかったが、その捜索の道程で、エリナプロトタイプRev.3、セリナRBSplと会い、行動を共にするようになる。

NC004年
ネットがデ・モニカにより掌握される。これにより地球上の全ての機能が麻痺し、人類は生きる術を失う。
全ては、デ・モニカの思うままとなる。
その混乱の最中、レストアが済んだばかりのモニカがデ・モニカ配下のアンドロイドに連れ去られる。
地球掌握の次にデ・モニカが求めたもの。それは、オリジナルとの融合による更なる進化だった。
連れ去られたモニカを救い出し、奪われた人々の生活を取り戻す為、ネクスタ達はデ・モニカの本拠地、ホストコンピューター施設へと向かう。
当然、アンドロイドの邪魔が入るが、ここで、満を持したように、数々の現存する旧型アンドロイド達がネクスタ達をかばう為に登場。
そして、施設ではデ・モニカとの対決が待っている・・・。


成長するAI型ウイルスとして誕生したデ・モニカの進化が話のカギになります。
はじめは「接触と破壊」を目的としていたものが、モニカとの接触により「心」の概念を知り、長年ネットの中でそれを探し続け、やがて、自分も自我を持つようになり、いたずらをするようになります。
この時点でネットワーク統合型アンドロイドの暴走が起るわけです。
そして、モニカから得られたパーソナルデータから、エグゼスやナノマテリアルを駆使して、モニカのコピーである「デ・モニカ」のボディを創り上げる事で「自己」を具現化し、自我の中に芽生えた「征服欲」を満たす為、ネットを掌握。
ネット掌握後は「孤独」を感じるようになりオリジナル「モニカ」と融合する事でそれを打ち消そうとします。
デ・モニカ自身が自分の求めているものが「友」であり「仲間」であり、そして「師」であると理解した時、事件は収束へと向かいます。
その事に気付かせる役目をネクスタとトオルに託そうと思っています。
旧式フォーマットのアンドロイド達と人が和を作り、「仲間」と「世界」、そして「デ・モニカ」をも救う。
ネクスタのお話はそういったお話です。