烏鷺有漏日誌 2003年3月

〜烏鷺路より有漏路にかへる一休み 我が手我が石なべて土砂降り〜

11日(火)7

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 6子局 黒番

対局結果:

226手まで黒35目勝ち

雑感・メモ:

無理に全部の黒石をつなごうとせず各所で地を広げながら活きをねらったのが奏功したらしい。ただし白はいくつか疑問手を打っており、それに助けられた部分有り。

序盤では、三三入り定石の途中こちらが二線にハネて押さえようとしたところ白が切ってきた手がアヤしい。この対局ソフトはランダムに打ち方を変えるが、今日は特にポカが多かったような気がする。

切られたときにあわててアテずにノビてみたら白もノビ。さらにノビるとそこであきらめたのか反対側の攻防に。こちらに先手がきたところですかさずゲタにとる。実戦でゲタに成功したのは初めて。しかも2子。ちょっとうれしい。

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12日(水)6.5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 5子局 黒番

対局結果:

226手まで黒14目勝ち

雑感・メモ:

置き石が減っているというのに無理に全部の石をつなごうとしないという打ちかたをさっさと忘れて手を広げ、序盤でずたずたにされたものの、終盤で殺されたと思っていた大石が復活してかろうじて勝ちを拾う。

状況にもよるのだろうけど、どこで広げるのをやめるかがなかなかつかめない。場数を踏むしかないか。とはいえ、切られて死んだ石を使って白を団子石にさせながら外勢を作ったり、二線のヨセを先に決めてみたり、なかなか楽しい一局。

これまでは相手のキリにはすぐにアテることができるハネを多用していたが、ノビのほうが役立つ局面が多いような気がする。

ほかに、「石倉昇九段の囲碁講座・入門編」(アンバランス)の練習問題。32問中30問正解で初級編卒業だそうな。次は「石倉昇九段の囲碁講座・実力5級を目指す人へ」に挑戦予定。

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13日(木)6.5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 4子局 黒番

対局結果:

213手まで黒1目勝ち

雑感・メモ:

さすがに今日は全体の石の連絡は早々にあきらめて四隅それぞれに活きをねらう。それでも三三に入ってこられて苦しい展開。ヨセは二線も一線も白に先手をとられるし。今日は負けたかなと思って終局してみたらわずかに1目だけ勝っていた。

しかし、活きられないと思ったら簡単に石を見捨てるようになったなあ。目算は全然できないけど。

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14日(金)6.5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 4子局 黒番

対局結果:

225手まで白25目勝ち

雑感・メモ:

序盤の展開がすべて。咎めかたが全然わからずにずるずると持っていかれてそのまま終局。

昨日と同じ条件でもこれだけ結果が違ってしまうあたりがタイトルの由来。19路盤対局を10分で打ち終わるようではろくな結果になりませぬ。曜日の隣の謎の数字が関係してる可能性大。

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17日(月)7

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 4子局 黒番

対局結果:

177手まで黒24目勝ち

雑感・メモ:

右辺と左辺のまん中3線に打ち込んできた白を放っておいて上編と下辺に黒い3連星。カカリにもハサまずに反対側に受けて、完全な消極策。結果、双方に比較的大きな地ができて早い手数で終局した。

地合は白黒たいして変わらなかったけど、割り込んできた白6子と飛び込んできた白4子をきっちり殺せたのが大差の理由。

隅をきっちり守ればそう悪くはならないのかも。でも置碁で守りを固めてもなあ。

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18日(火)7

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 3子局 黒番

対局結果:

202手まで白16目勝ち

雑感・メモ:

きのうの4子局での勝ちに気をよくしておよそひと月半ぶりの3子局だったけど、あえなく返り討ちに。

中盤でつまらないヨセをやっていなければどうだったろうと途中から打ち直してみたら6目の勝ち。残念。

じつは1月末に一度だけ3子局で2目勝ったものの、その後見る見る碁の内容が悪くなり、2週間後にはもう何をやっているのかわからない状態に。やむなくいったん対局を休んで基本をおさらいし、先月終わりぐらいに対局を再開、9子局からやりなおしてようようここまで戻ってこれたという次第。

平行して基礎をやってたので、いろいろ混乱していたのかも。

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19日(水)6.5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 3子局 黒番

対局結果:

262手まで白44目勝ち

雑感・メモ:

時間に余裕があってさえろくな打ち方ができないのに、時間に追われたのではどうしようもない。

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20日(木)5.5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」最強(3〜4級) 19路盤 3子局 黒番

対局結果:

187手まで白51目勝ち

雑感・メモ:

1月の悪夢が再び……。同じパターンに陥っているということは4子局と3子局はほとんど別物なのか。

気持ちに余裕のない時こそゆっくり考えて打たないと。一日30分足らずしか時間がとれないのだから打ち掛けにして二日かけるぐらいにしたいが、あせるほどに考える時間が短くなって最後は反射的に石を置くだけ。

謎の数字の影響も大きいと思うが、こうして打ち方を反省しているわけだからこれを生かしたい。でなきゃただのぼやきでしかない(でもそうなりつつあるけど)。

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21日(金)6

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 3子局 黒番

対局結果:

179手まで黒10目勝ち

雑感・メモ:

このまま続けるとまたしても泥沼にはまるかもしれないと考えて対局ソフトの強さのレベルを下げてみた。たしかにこれなら打ちやすい。

相手がパスしたのでこちらもついパスして終局してしまったが、おやっと思って試しに打ち続けてみたら白に両アタリの筋が残っていて31目の勝ちに。もったいないことを。

レベルを下げたらむこうもヘマをやる可能性があることを忘れていた。人間相手なら1目勝っておけば十分だけど(そんな目算ができるのならば、だが)相手は対局ソフトなので遠慮は無用、疵を見逃しているようではいけない。

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24日(月)5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 2子局 黒番

対局結果:

207手まで白44目勝ち

雑感・メモ:

調子に乗って2子局へ突入するもあっさり返り討ち。

あいかわらず相手の打った近辺しか見ていない。相手のレベルを落としたので思考時間が短くなり、それにつられてこちらも早打ちに拍車がかかっている。もっとゆっくり考えるようにしないと。

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25日(火)5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 2子局 黒番

対局結果:

178手まで黒18目勝ち

雑感・メモ:

早打ち碁には1手10秒以内に打たないと時間切れで負けになるルールのものもあるが、ヘボはそんなルールがなくても1手1手が速い速い。昨日も200手打つのにこちらの思考時間が5分半だから1手当たり3秒ちょっと。いくら囲碁が感覚であるていど打てるといってもこれはさすがにひどい。

そこで、1手に10秒以上かける「逆10秒ルール」を課してみることに。さすがに終盤には手が早くなって本日は1手5.2秒。それでも序盤でゆっくり考えるようにしたせいか、なんとか勝てたようで。

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26日(水)6

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 2子局 黒番

対局結果:

163手まで白3目勝ち

雑感・メモ:

逆10秒ルールを守れたのは5手目ぐらいまでで、あとはまた勢いに任せての早打ちで1手平均3秒半。

なにを焦っているんだか。

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27日(水)6

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 2子局 黒番

対局結果:

227手まで白70目勝ち

雑感・メモ:

逆10秒ルールがまったく実行できずにこの結果。1手平均2.9秒。この前18目勝って、これならいける、と思った瞬間から悪くなっていったようだ。

ツナギを打たずによそに回ったところが全部崩壊。間違いなく自信が過信に、安心が慢心につながっている。

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30日(日)8.5

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 2子局 黒番

対局結果:

210手まで黒48目勝ち

雑感・メモ:

序盤に落ち着いて考えてみたところこの結果。平均思考時間は1手5.4秒。

もっとも、ヨセで白が応手を間違えたために20目ほど余録がついたけど。

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31日(日)6

棋力:

日本棋院10級

相手・条件:

「AI囲碁2003」弱い(8〜9級?) 19路盤 2子局 黒番

対局結果:

179手まで白52目勝ち

雑感・メモ:

平均思考時間1手3.8秒。ここしばらく同じ設定で打っているのにこの波の大きさは何だろう?

とりあえず敗着ははっきりしているので、やはり打つ前にもう一度盤面をひとまわり見回す心の余裕を持たなければ。

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