一般に衣類用洗濯洗剤を大きく分類すると、合成洗剤と石鹸に分けられます。合成洗剤のうち弱アルカリ性洗剤は、汚れを落とす力が強く、生地の風合いを多少損なう性質を持っています。ですから綿、麻、合成繊維など比較的強い繊維の洗濯や汚れのひどい物を落とすのに効果的です。中性洗剤は、弱アルカリ性洗剤に比べると、汚れを落とす力はやや弱く、反面生地の風合いを損なわないといえます。
従って、薬品類に対して弱い繊維である毛、絹、ナイロン、アセテート、アクリルといった繊維の洗濯に向いています。
また、綿や麻でもデザインの凝ったもので汚れがひどくない場合には中性洗剤を使用するとよいでしょう。
石鹸は、性質が弱アルカリ性ですから、合成洗剤の弱アルカリ性洗剤と同様に、綿、麻、合成繊維など丈夫な繊維の洗濯によく、お湯で使うと一層汚れを落としてきれいにしあがります。
しみの種類には大きく分けると、しょうゆ、果汁などの水溶性のもの、チョコレート、バターなど油性のもの、ペンキ、鉄錆などの不溶性のものに分けることができます。いずれも手当が早ければほとんどは、家庭落とせます。
詳細はこのおばあちゃんの知恵袋の染み抜きのページがあります。参考にしてください。
衣類は頻繁にクリーニングすることによって消耗します。通勤用背広も毎年ドライクリーニングに出す必要はありません。かわりに10日に一度か月に一度、簡易クリーニングで十分な手入れをすると、風合いも損なわれず、傷み方も少ないようです。簡易クリーニングの方法は、まずポケットのゴミを荒神ボウキなどで払い、洋服の裏を出してハンガーにかけて、日に当てて1時間ほど干し、今度は日陰の風通しのよいところで表を出して30分くらい干します。十分乾燥したら布団たたきでホコリをたたき出します。次に毛足にそってブラシをかけます。
次にベンジンをたっぷり含ませたガーゼを袖、前あき、ポケット、袖口、ボタン穴まわりにあてておさえ全体にベンジンが汚れを溶かしたところで、手早くタオルを当てて汚れを吸い取らせます。あと輪染みが残らないように全体をベンジンでぼかしぶきし、さらに熱い湯で堅く絞った
タオルでふいて、アイロンを当て、風干ししてしあげます。
ネクタイやスカーフは思いのほか汚れているものですが、まめに手入れをする人は少ないようです。ネクタイも家庭で洗うことができますから、時々手入れを。手入れ法は、マヨネーズ等の口の広いビンにベンジンを1/3ほどいれ、そこに台所用中性洗剤を小さじ1/2位入れた液を作ります。そして、その中にネクタイをいれてふたをしてビンごと上下、左右に5分くらいふります。ふってから10分位おき、ネクタイを取り出しきれいなタオルの間にはさんでベンジンをタオルに吸い取らせます。ベンジンは揮発性がありますのですぐ乾いてきますが、さらに風に当てて乾かし、あとはスチームアイロンで仕上げます。同様にしてスカーフも洗います。なお、ベンジンを使うときは、火の気の無いところで使うのはもちろん、保管も火気の無いところにおくように十分注意しましよう。
着たあとの手入れを十分にしないで収納すると、カビが発生することになりますので、汚れはよく落として、乾燥は十分にして保管します。またカビが発生してしまったら、早く手当をすることですが、濡れた布でふくと、かえって拡大、浸透してしまいます。衣類のカビはまず、日光に当てて殺菌します。そして、腰の強いブラシを丁寧にかけます。この方法で、発見間もないカビはほとんど取ることができます。発生後日数が経っていると、この方法ではシミが残ることがあります。その場合は台所用中性洗剤を5〜6倍くらいに薄めた液をガーゼにつけて、これでシミになった部分を周囲から中心に向けてたたきぶきします。あとはぬるま湯で2〜3回たたいて輪じみができないようにし、自然に乾かします。
汗はたちの悪いもので、時間が経つと、衣類がシミになったり、変色したり、臭いがついたりします。汗の成分はほとんどが水分ですが、ごくわずかな塩分、尿素、乳酸も含まれ、これらが時間が経つと変化して、衣類に影響を与える原因になります。
ですから、汗がついたらすぐに手当することが必要です。それには、水洗いできるものは洗濯するか、汗の部分だけ水につけて、軽くもみ洗いします。水洗いできないものは、汗の部分を乾いたタオルの上にのせ、その上から水で絞ったタオルでたたきぶきをして、汗を下のタオルに移します。その後風通しのよい所で乾かします。
衣類を虫から守る防虫剤にはベンゼン系、ナフタリン、しょうのうの3種類あります。これらはいずれも常温で徐々に昇華し、ガスが飽和状態で滞留して殺虫効果をだすものです。このガスは空気より重いので、容器の上の方に多く入れたほうが効果的です。和服などで金箔のあるものは、金糸が変色しないよう、しょうのうを使うようにします。
家庭用として使われている乾燥剤はシリカゲルが主です。衣類の重さの20%が適量ですから、洋服1着に役40cくらいが必要量の目安です。入れるときは和紙の小袋か小さい穴をあけたビニール袋に入れて、それぞれの洋服の袋か収納容器の四隅に入れておきます。
シリカゲルは、粒状でほとんどが半透明ですが、中に青い粒が混じっています。これは塩化コバルトを青く染めたもので、湿気を吸うとだんだんピンク色に変わってきます。ピンクに変わったときが効力のなくなった目安となります。ピンクになったシリカゲルをフライパンに入れて弱火で熱すると湿気が蒸発してもとの青い色に変わります。こうして元にもどすとまた使うことができます。
大根をすりおろすと組織がこわれて酵素が働きだし、時間がたつにつれて、だんだんから味を増してきます。おろした大根に酢をくわえるとからみが消えます。これは酢が酵素の働きをおさえるためです。このから味は揮発性なので熱を加えるとなくなります。ですから煮る料理では、辛みが残らないわけです。
卵をゆでるとき塩や酢を入れると割れにくい。塩や酢にはタンパク質を早く固める働きがあります。もし卵をゆでている途中でひびがはいっても、湯に塩や酢がいれてあると、すぐに卵白が固まるので、中身が外に流れでません。しかし、冷蔵庫から出したての卵は、割れやすいので、室温にしてからゆでることです。
レバーの臭みの正体は血液ですから、十分に血抜きさえすれば、くさみも消えておいしく食べれます。血抜きの手軽な方法としては、塩水にしばらくつけておき、もみ洗いしてすすぎます。さらに牛乳に浸したり、ワインや酒をふりかけたり、ショウガ、ニンニク、ネギを上手に使うとおいしくなります。また調味料にしょうゆや味噌を使うのも、くさみを消すのに効果的です。
タケノコは時間がたつにつれて、特有のえぐ味がでてきます。米のとぎ汁でゆでるとぬけます。のそ理由は、えぐ味のもとになるしゅう酸が、ぬか汁に溶けやすいからです。また皮をつけたままゆでると、皮の成分の作用で、タケノコが白く、やわらかくなるといわれています。
ゆでるときは先端を少し斜めに切り落とし、イボイボをこそげ取り、中央に一本包丁目を入れてたっぷりのとぎ汁でゆでることです。
化学雑巾は静電気の働きによってホコリを吸着するので、汚れがよくとれて重宝です。作り方は、溶剤タイプの住宅用洗剤10倍液半カップに、液体ワックスを大さじ1〜2杯いれてよくかき混ぜます。その液を用意した雑巾にスプレーすればできあがりです。
男性の靴下と悪臭は、切ってもきれない関係ですが、なんとかさっぱりとさせたいものです。洗濯のすすぎが終わったら、酢を数滴たらした水にしばらくつけておくと、臭いのが消えます。酢の代わりにホウ酸を用いても効果があります。湯1カップにホウ酸茶さじ1杯を溶かしたものに、靴下を浸し、後はしぼって干します。
幼稚園や学校で、子供が胸につける名札は、いつも同じ位置なので、その箇所の布地が傷みやすいものです。そんな時、安全ピンをさす位置の裏側に補強布を接着剤で張り付けておきます。それが面倒なら、ばんそうこうを用いると簡単です。薄地のものや、柔らかい材質の服にブローチをつける場合も、ばんそうこうを用いると、布地を傷める心配がありません。
春先、芽の出る季節になると、タマネギも青い芽を出してきます。これはみじん切りにして、青ネギのかわりに薬味として使えます。つみとっても、またすぐにでてくるので、ネギの買い置きの無いときなど重宝します。またタマネギ1個を水栽培のように根の部分だけを水につけておくと、次から次ぎに芽がでてきます。
洗濯物を干そうとしたら、黒っぽいゴミのようなものがへばりついていた。おそらく洗濯槽のカビでしょう。粉末洗剤が溶けないで内側の水槽の穴から出て、汚れと一緒に外側の水槽に付きカビがはえている。カビを落とすには、酢を使います。低水位にして合成酢を200ogくらい加え、普通に回せばだいたい除去できます。すすぎで酢の臭いも消えてしまいます。月に一度の目安でやっておけば十分でしょう。
カビを防ぐには、洗剤をよく溶かしてから洗濯物を入れることです。
部屋の模様替えで家具を動かすと、畳やカーペットにくっきり跡がついてしまっています。まずあて布を用意し、跡がついていたところに置いて、上からスチームアイロンで蒸気を当てる。あまり長く当てると畳を傷めるので、加減を。しばらく置いておくと、畳が膨らんで元にもどります。戻ったら乾いた布で乾拭きして終わり。
さあ、ご飯ができた。と炊飯器のフタをあけてみたらアララ、ご飯に芯が!こんな経験ありますね。でもご安心を。米3合に対して大さじ2〜3のお酒をまんべんなくふりかけ、再び炊飯器のスイッチを入れて炊く。お酒には、うまみ成分があるからたしても水っぽくなりません。
炊きあがりの合図が鳴ってふたを開けると芯がなくなりふっくらご飯のできあがり。
茶碗蒸しは、なんといっても火加減が命。まず最初は強火で2分蒸す。みた目の目安としては、表面の色が白っぽく変わり、固まりかけてきたな、というくらい。表面に火が通ったら、今度は弱めの中火にして約10分中までじっくり蒸す。火加減を守ると、すが立たない。
竹串を刺して澄んだ汁が出てくればできあがり。