ホーローの洗面台や浴槽の縁にできたひび。それだけで新品に交換するとなると、大変な出費である。かといって放っておくと黒ずんできて見栄えが悪くなるうえ、錆が発生したり割れやすくなったりと、状態が悪化してきます。ホーロー用の接着剤を使えば簡単に直せます。
ホーローと色が合わない場合は主剤と硬化剤を混ぜ合わせる段階で、水彩絵の具を足して加減すれば目立たなくなります。あとはひびや欠けの部分に押し込むようにして補修剤をのばし、厚紙などで平らにならして、完全に固まるのを待つだけ!
まず弱っている目地を目地ナイフかマイナスドライバーでかき落とします。目地はしっかり下地付近まで落とすこと。ちょっと落とし、上に新しい重ね塗りしたんではまたすぐにはがれ落ちます。また力任せにガリガリやるとタイル本体をこわすので根気よく作業をしましょう。
弱い目地を落としきったら、その部分を霧吹きなどで濡らす。こうしておくと新しい目地との密着がよくなります。目地剤は専用の目地セメントを使用。作業のコツは溝に丁寧に押し込むこと。
浴槽と壁面の間の充填剤も、老化するとはがれてきて、透き間ができてしまう。ここから水や湿気が入るとカビが生えてきます。補修剤につかうのは防水性のシリコン系充填剤。乾くとゴム状になるため、多少のことでははがれたりヒビ割れしたりしません。図のようにマスキングテープを貼ってその間を埋めるように充填していくだけ。
便器の輪じみは専用の水垢とりを使っても効果がでないときもあります。2000番くらいの目の細かい耐水性のサンドペーパーを使います。それを名刺大にきってそれを濡らして固形石鹸を塗りつける。そして力をいれないで泡立てるように磨きましょう。安上がりで効果絶大。
蛇口からポタポタ、ハンドルからジワーッと水漏れ!でも簡単に直せます。蛇口の水漏れの大半は、水栓内のパッキンの交換だけで直ります。パッキンはゴム性のリングみたいなもので、家庭内はほとんど13というサイズ。使われる箇所で形は異なり、コマパッキンとか三角パッキンと呼ばれています。1袋5個入りで100円台。水道屋さんに頼むと高額になります。さて水漏れ、栓を閉めても蛇口の先からポタポタ漏れるのはコマパッキン、蛇口のハンドルの下からにじみ出すのは三角パッキンの摩耗です。
網戸に張り替えるほどではない穴があいた場合、図のように継ぎ用の網を大きめに切り、周囲の編み糸をある程度抜き取って十字の絆創膏のようにします。その十字の端糸を網戸の穴の周囲にピンセットなどで一本ずつ織り渡していきます。少し手間はかかりますが、なかなかほつれない。
あっと思った時にはもう、カーペットに黒々とタバコの焦げが。小さい焦げは焦げ跡を削り取り、目立たないところから繊維を移植してくる。大きい焦げ跡は同じカーペットの端切れあれば、なければできるだけ近い素材、色の端切れで入れ替える。
壁紙のめくれやはがれを直すを直す場合裏が紙なら木工用の接着剤などのよく家庭にあるもので補修できます。裏がビニールの時は塩ビ対応の接着剤でなければつかえない。また専用の壁クロス用ボンドが市販されています。これはあらゆる壁紙につかえます。
家具についたキズ!薄い色の家具で傷の浅いものは透明マニキュアを塗るだけで、ある程度目立たなくなる。濃い色の場合水性絵の具を水を加えずに混ぜて傷の部分に塗る。深い傷や欠けた部分があるなら、エポキシ樹脂のパテを練って埋め、乾いたらその上に家具の色にできるだけ近づけた絵の具で色をつける。乾いたら透明マニキュアか透明ニスを塗る。
ちょっとつまずいたりして、小さな穴ができてしまった。それだけで張り替えるのは手間なので、その部分だけを補修したい。このとき活躍するのが、古いはがき。張り合わせる糊はふすま用または、木工用のものを用意する。筆を使って丁寧に塗ると、仕上がりがきれい。