自然に生きている木は、土の中から栄養とともに豊富なミネラルを吸い上げています。この無機質のミネラルは、木を炭化させても失われないため、木炭はミネラルの宝庫というわけです。木炭に含まれるカルシウムや鉄、マグネシウムといったミネラル分は水に溶けやすい形になっているから、水にいれておくほか、煮物などの料理に入れてもようでしょう。 | ||||
木炭を入れて炊いたご飯は、ミネラル分でぐんとおいしくなります。炊きあがったあとも入れたままにすれば、冷えたときの黄ばみも防げます 水道水に木炭を入れておけば塩素などの不純物を吸着するだけでなくミネラルもプラスされます |
シロアリなどの虫は、高い温度と湿度の場所を好みます。湿度が低い場所には寄ってきません。木炭を湿気の多い床下に敷き詰めるという防虫方法は、昔から神社やお寺などで行われています。余分な湿気を吸湿するから、虫にとって居心地の悪い条件になるからです。 | ||||
衣がえのときにはタンスや衣装ケ−スの隅に木炭を入れて、虫食いを防ぎましょう。 米びつの米の中にきれいな木炭を埋めておけば、コクゾウなどの防虫に効果的です。 |
焼いて生木の水分を飛ばした炭は、湿った空気に触れるとその湿気を吸収します。少量でも空気に触れる面積が大きいから、効率よく吸収するほか、乾燥したとき逆に放湿。室内の湿気を程良く調整します。多孔質の無数の穴には微生物が住み着きやすいため、湿気と一緒に吸着した雑菌を分解し、消臭作用があります。 | ||||
汗と雑菌のにおいがこもる靴箱は、何カ所かに炭をいれておく。3ヶ月ほどで取り替えます。 冷蔵庫の野菜室に炭を入れれば、消臭効果と調湿効果で野菜も長持ちします。 |
住宅に入ると目やのどが痛くなるなどシックハウス症候群は、建材や壁紙の接着剤に含まれるホルムアルデヒドなどの科学物質が原因です。木炭の数ミクロンという小さな穴は空気や水をろ過し、有害な物質は炭に少しずつ吸着されます。 | ||||
人が集まる場所には、木炭をオブジェのようにたっぷり飾れば、いつも空気がさわやかになります。 |
空気中にたくさん浮かんでいる電気の微粒子イオンには、プラスとマイナスがあり、滝つぼや渓流のような水のはじける場所で多くなるマイナスイオンは、空気を浄化するといわれています。木炭と水、適度な風でマイナスイオンが発生します。 | ||||
2〜3sの炭をネットに入れ、水を張るときに浴そうにいれておいておくとマイナスイオンのほか、遠赤効果での温熱効果があります |
木炭の中でも細胞の密度が濃く、金属のようにかたい組織になった備長炭は、電気を通す性質です。しかも誘電した電磁波を外に逃がさないから、電気製品の周りに置いておくだけで人体に電磁波が当たるのを防ぐ効果があります。 | ||||
パソコンの周りに木炭を置いて、電磁波を防ぎましょう。 |
油も木炭の力で浄化!使った揚げ油をろ紙でこし色が付きにくい白炭をいれておくと油はきれいになり、しかも油臭さが消えます。 | ||||
一度使った揚げ油も木炭で、使いたてのようにきれい。 |
生ゴミの箱を開けるとプ−ンというにおい。洗っても、すぐに臭う時、フタの部分に粘着テ−プで炭を1本張り付け底にも3本くらい敷いておきます。 炭パワ−で、ニオイも少なくなります。 |
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生ゴミのニオイも炭パワ−で解決 積極的に利用しましょう。 |