緑 茶
★中国緑茶★
釜炒りによって熱を加え、ごく早い段階で発酵を止めたもの。日本では青茶がポピュラ−だが、中国茶の中で最も歴史が古く生産高も消費量も一番多いのは緑茶
白 茶
★中国白茶★
白い産毛に覆われた新芽を使った、福建省特産のお茶。釜炒りしたりもんだりせずに乾燥させて作る微発酵茶です。茶葉は細い針のような形。色も風味も上品でデリケ−ト。
青 茶
★中国青茶★
半発酵茶である青茶は、種類も多く製造方法も複雑で多様。一般に成長した葉を使い、日光に当てるなどして香りの成分を引き出す。日本でもよく飲まれる、ウ−ロン茶、鉄観音、岩茶が有名
紅 茶
★中国紅茶★
全発酵茶。現在紅茶はインドやスリランカ産が主流だが、元々は中国の福建省生まれ。紅茶のように葉を大きいまま使ったフルリ−フと、英徳紅茶のように葉を細かくしたブロ−クンとがある。
黄 茶
★中国黄茶★
黄茶は釜炒りして発酵を止める緑茶とほぼ同様の方法で作られているが、加熱後の茶葉を放置する間にごくわずかに発酵するので、後微発酵茶といわれる。通好みの微妙な風味で、生産量も少ない高級茶。
黒 茶
★中国黒茶★
黄茶と同じ後発酵茶だが、微生物をつけて長時間積み上げておき、発酵させるのが特徴。雲南省特産のプ−ア−ル茶は香港、広東省で日常飲まれています。長期熟成のものほど価値が高い
緑牡丹茶
★緑牡丹茶★
安徽省の名山,黄山付近でとれた良質の緑茶をていねいに糸で束ね、花を形作ったもの。湯を注ぐと水中花のような大輪が開く。この中に菊の花を仕込んだ、錦上添花というお茶もある
花 茶
★中国花茶★
緑茶や青茶に花の薫香をしみ込ませたものと、菊花茶やロ−ズ茶のように花そのものを乾燥させたものがある。飲茶でおなじみのジャスミン茶など。花片を混ぜずに作られた高級品もある。
中国茶は木の種類、発酵度などにより,緑茶,白茶,青茶,紅茶,黄茶,黒茶の6種類に分けられます。これらに花の香りをつけた花茶や茶葉を花のような形に加工したものもあり、すべてを数えると何百種類にもなります。大切に飲みたいお茶はきちんと密閉し、温度の安定した冷暗所に保管すれば1年ぐらいは品質を保てます。冷凍庫では結露ができやすいので、常温か冷蔵庫で。
専用のお茶道具がなくても簡単においしい中国茶をいれることができます。マグカップに入れる方法なら一人分から作れて便利。ほかの青茶や緑茶でも試してください。
マグカップで飲む鉄観音 急須飲むプーア−ル茶,ウ−ロン茶
鉄観音をティ−スプ−ンに山盛り1から2杯をマグカップに入れます。 プ−ア−ル茶をティ−スプ−ンに山盛り2から3杯、急須に入れる。茶葉の量は急須の大きさによりますが、煎茶入れるのとほぼ同じ感覚。
沸騰した湯を茶葉にかぶるくらいまで加え、30秒ほどなじませる。 プ−ア−ル茶はほこりなどを落とすために、沸騰した湯を注いでから一度捨て、洗い流す。これを「洗茶」という。
香りと色が出てきたら、カップ八分目ぐらいまで湯を注ぎ、好みの濃さになったら飲む。もちろん、葉が開き始めてたらすぐに飲んでもよい。 沸騰した湯を再び注ぎ、フタをして2分間ほど浸出させてから飲む。急須の中の茶水は出しきらなくてもよい。残っているところに沸騰した湯を足せば、数回飲むことができます
全部飲みきらずに、少し残っているところに湯をつぎ足す。これを繰り返せば何杯でも出すことができます。2杯目からは抽出時間を長くしていくとよい。 1から2回しか出していないときは、湯をしっかりときってラップをかけてフタをする。