セカンドアルバム『アサバディ』制作日記 



2008年



6月18日 たった独りの(というタイトルの歌)


いよいよ今週中、あと1週間でレコーディングも終わりそうです。
23日までに、ミキシングを済ませて、27日までにマスタリングを済ませて
できれば、28日にネパールで発表記者会見を行いたいなーーーとおもっています。
アルバムとして商品が出来上がるのは7月15日くらいの予定でいます。


6月22日にアルバムのジャケット撮影が予定されています。
私以外に3人ネパール人の女の子をモデルとして起用し、
カトマンズ郊外でフォトセッションの予定でいます。
3人とも私が選んだ選りすぐりのかわいこちゃんですよ。
たのしみにしていてくださいね〜!

さて、今日紹介するのは、1995年に当時のバンドで「浅黄色の手紙」という曲を
発表したことがあるんですが、今回ネパール語で復活させました。
この歌を歌うのは実に1999年以来です。

どうしてもこの歌を世の中に残したかったんですよ。
私の中では名曲だから。
この曲があったから今の私がいるといってもいいです。

歌詞はオリジナルの日本語の歌詞とはまったく違いますが、
私のイメージ通りの詩を作詞家の人が書いてくれました。
このイメージの詩を手に入れるまで、3年かかりました。
本当にうれしい。書いてくれたロチャン リザールさん、ありがとう〜

この歌の歌詞を読んだとあるネパール人は

「政治的な歌詞ですね」


といいましたが、

これは政治ではなく、

哲学ですよ〜〜!


政治的な言葉がちょっと含まれていましたが、それは、私が修正しました。

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美味しいことばかり話す人物よりも
できたばかりのこの国の未来は ずっと明るい



。。。。。というところを


わかったようなことばかり話す 物知り顔の大人よりも
何も知らない子供の未来は ずっと明るい


にかえました。


わたしは政治を歌うつもりはなかった。
哲学を歌いたかったの。
私という人間の哲学をシェアしてくれるネパール人の女の子と出会いたかった。

この曲が、ネパールの若い女性の間でヒットしてくれたらいいな、と思っています。


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たった独りの

おしゃべりな輩達 もう少し丁寧な言葉を知らないの?
叶えきれない夢を抱えて 戸惑うより 
小さな現実を 積み重ねていければいいのに

簡単で短いけど 心にそむいた道を行くより
困難で長くて 辛い道のりを喜んで行こう
心の底をえぐられるような関係を持ち続けていくよりは
こうして独りで耐えていれば いつかは傷は癒える

涼しい風が吹いていても 巡る想いで頭はヒート寸前
一本の木が太陽を遮ってくれたかと思えば
陽は刻一刻と傾いてゆく
時が私をもてあそんでいるみたいに
太陽は沈み 一日は終わってゆく、、、、、、
だから
私は私の考えに従う人間でありたい

たった独りのこの人生の旅路を 
どれだけ遠くまで たどり着くことができるのかしら
歩き続ける 泣きながら 歌いながら
私の喜び 私の人生 心の中は喜びでいっぱいなの


大志を抱くことよりも 
思い通りに行かない時にこそ それに耐える力が必要だわ
甘い夢にまどろむひと時よりも 冴えて眠れない夜で今は十分

踏み固められた硬い地面よりも
種が落ちて芽がふくくらいの やわらかい大地が欲しい
わかったようなことばかり話す 物知り顔の大人よりも
何も知らない子供の未来は ずっと明るい

一瞬の休息の閑もないような争いはないはず
その間に小さな力を集めて世界を作ろう
どんなに固い意志があっても 時には周りの誘惑に挫けそうになる
善と悪はいつも交互に巡ってくる
だから
私は私の努力を信じる人間でありたい

たった独りのこの人生の旅路を 
どれだけ遠くまで たどり着くことができるのかしら
歩き続ける 泣きながら 歌いながら
私の喜び 私の人生 心の中は喜びでいっぱいなの

私と同じような考えの人が きっとたくさんいるはず
輝く未来 みんなで一緒にわけあいたい
心をひとつにして 辛い登り坂を一緒に行こう
時代は私たちの味方についてくれたのだから

私たちのこの美しい人生の旅路を
どれだけ遠くまで たどり着くことができるのだろう
笑いながら 歌いながら 楽しもうよ
私達の喜び この私達の人生 心の中は喜びでいっぱいなの

生きとし生けるものすべて 楽観主義でゆこう
人生の喜びを分かち合ってゆこう
君がいてくれるから 私たちがいるんだ
その事実に 心から感謝したい

ありがとう うれしい



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今週中にレコーディングは絶対終わらせるぞ!