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「貴様っ、何をするっ」
はは、いいねぇ。その怒鳴り声。
何をするのかは、お前自身で判れって。
これから、俺がその身体に教えてやるからさ。
ダンッ!
小気味良い音で、ドアへ逃げようとした元就の身体を押し付けた。
痛みで顔を歪めながらも、渾身の力で俺を振り切ろうとする。
無駄な努力って判ってるよな。
それでも、抵抗するお前って、ホント可愛いよな。
自然と口が笑いを取る。舌舐めづりしたい気分だぜ。
「放せっ、長曾我部、放せっ」
「やだね、折角捕まえたんだぜ。
けど、ホントあんた騙されやすいよな、気を付けろよな」
「この…っ」
怒りで、言葉が詰まるのはコイツの癖。
思ってもいない所からくる事には、ホント弱い。
今日だって、元就の部屋に置きっぱなしの俺の私物を
取りに行きたいんだけどって言ったら、ホイホイ部屋ん中に入れたもんな。
危機管理能力、無いんじゃないか?
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(炉心融解、本文より抜粋)
☆グッコミ新刊の挿絵でーす!
のんたん画伯に描いて頂き、サイト掲載の許可も頂きましたv
今回もありがとー!!!!!