【切り取り線】 G
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嗜虐趣味?
自分の中にそんな物があるとは信じ難く
否定を繰り返してみるけど
他に答が見つからず
途方に暮れてゆく
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理性はある。
さっきから警告はしてきてっからな。
頭ん中に響く『止めておけ』ってのがよ。
けど、手は止まらねえし。
身体も動いてく。
俺の一言一言に、相手が動揺するのが丸見えで。
それに、もっともっとヤッてやりてえって。
欲望がドンドン湧いてきてんだよ。
そう、決壊したダムみてえなカンジだ。
水圧が高過ぎて、止めようがねえ。
掴んだ手首の細さが。
思った以上に困惑して怯えた表情を見せた顔が。
もっと見せろって、思っちまうんだ。
切り捨てる言葉しか聞いたコトがねえってのに。
つっかえて、辿々しい口調なんてよ。
今までに聞いたコトがねえだろ。
だから、もっと聞きたくなるんだよ。
そんな、俺の心情なんか毛利は判るワケもなく。
俺を煽る姿態を見せつけてくるばっかだ。
止めねえ。
止めらんねえよ、毛利。
「………あっ、あっ…い、や…だぁ…」
「ホントに?」
俺の身体の下で、パニックを起こしてる毛利に囁いてやると。
コクコクと、必死に頷いてくる。
けど、ウソだろ。
息が上がってくのと一緒に、重ねてる身体の熱が判る。
チャンと毛利も反応してんだ。
アッチもコッチも。
「あっ! …んんっ」
「気持ちイイだろ」
頷き掛けて、慌てて首を横に振ってくる。
無駄な抵抗が、こんな可愛いなんてな。
毛利だから、か。
余計に、可愛いじゃねえかって、俺も熱くなる。
「痛っ!」
「お仕置き、な」
男でも刺激すりゃ、ちゃんと勃つ乳首を強めに噛んでやった。
ついでに、毛利のモンも片手ん中で握ってやった。
毛利の身体が、反射で跳ね上がるから。
それを宥めてやろうと、乳首は舐めてやって、下は撫でさすってやった。
嫌だ嫌だ、を繰り返す毛利。
そりゃあ、理性を飛ばしかけそうな時に見計らって。
ココは教室だよな、とか。
ドアの鍵、閉めたっけ、とか。
誰か入って来たら、どうすっか、とか。
一々、現実と快楽の間をキープさせてやってたモンな。
グシャグシャに泣く、毛利が可愛くってよ。
俺も止まらねえ。
アンタがおかしいなら、俺もおかしいんだよ。
だったら、構わねえだろ。
こうやって、繋がっちまうのも。
俺もアンタも、おかしくなったんだ。
俺の背中に回されてきた、毛利の腕。
大きく開かせた脚の奥に、進めた俺の身体。
嗚呼、もう頭ん中も沸騰した。
考えんのナンか、面倒臭え。
このまんまで、イイじゃねえか。
理由なんか、もうどうでもイイ。
毛利の甲高い声を聞いて。
俺も遠慮なく、熱を放出した。
毛利ん中に。
2013.10.19 back
瀬戸内:現パロ、2人とも小学校教諭です
BGMはボカロの【キリトリセン】です
某R様のお誕生日プレゼントのつもりでリクエストを頂いた話です
長曾我部先生が、ヤリたい放題編ですv