白 の衣



by 遙か



**********

『駄目です』って、言いながら。
俺の背中に腕を回して、しがみつく。
そーんなカワイイコトをされたら。
十代の健全な青少年は、暴走しちゃうんだって。

『あっ、や…ごじょ』、んーコレもイイ声v
あ〜、な〜んで、こんなカワイイんだか。
俺の八戒センセはvv

**********


イッちゃって、気を失っちゃったセンセを。
俺は落っことさないよーに、抱きかかえ直した。

ここは、生物室の横の準備室。
普通は、担当科目のセンセだけで、生徒は入室禁止。
俺も生徒は生徒だけど、一般ではないんだよね。

1年A組、副担任、生物教師。
猪八戒の恋人――が、俺。沙悟浄サマ。

俺も八戒も、この春からここ桃源郷高校の1年生になってさ。
運命の出逢いをしたってワケ。
もー、すっげぇ、一目惚れ。

桜の散る、朝礼台の上に立って新卒の挨拶をする八戒に。
15歳にして、付き合った彼女は数知れずの俺を。
コロンと、宗旨替えさせちゃってくれたお礼に。
アタックの猛攻撃。
天然ちゃんだったんで、チョイ勝手が違うのもあったが。
それなりの苦労をしつつ、無事ゲット出来た時は。
大喜びしたもんな、俺も。

服装とか、拘りがねぇつーか。
学校ン中は、白衣を着て歩いている。
視力が相当悪いけど。
コンタクトは恐いらしくて、ぶ厚いメガネで。
見掛けは野暮ったいんだが。
笑った顔が、チョーカワイイんだよ・
目をチョイと細めて、心底嬉しそうにニコッと笑うトコがさ。

独り占めしてえーっ、て心底思った、俺。
誰にも渡すモンか。
俺のモンにするっ、てな。

んで、即実行したおかげで、八戒は俺のモンになった。
こーやって、俺の腕ン中にいてくれるまでにさ。

椅子に座ってる俺の膝の上に、正面で向き合って。
俺を挿れたまんまで、意識はまだ戻んねーけど。
アソコはヒクヒクしちゃってる。
身体はだいぶHになった、八戒センセ。

白衣は着たまんまだけど、ズボンと下着はヤリやすいよーに。
始めっから脱がしてあっから。
スラリとした細い足が、目の保養。

ヤッてる最中に、喘ぎっぱなしで苦しいだろうと思って。
いつも、きっちりと締めているネクタイを外し。
半分程、Yシャツのボタンも外しておいた。
親切心でさvv

俺が散々嘗めまくったんで、苺みてぇになった乳首が。
ちっちゃく立ったまんま、だな。
鎖骨より下には、新旧取り混ぜた俺の印が。
綺麗な白い肌に、紅く一杯に残ってる。

俺が支えていないと、ひっくり返っちまうから。
ぎゅうっと、抱き締めて。
俺に、八戒の身体が楽に凭れるよーにしておいてやる。

「………ごじょ、ぅ。」

ん? 目が覚めたワケじゃないのか。
それでも、俺のコトを呼んでくれたってワケね。
うっれしいなあ〜♪

あんま嬉しかったんで、八戒の頭を支えていた掌で。
八戒の顔の角度を変えて、紅く色付いてぽっちゃりしてる唇に。
一気に、ディープキスv
いつもの羞じらう抵抗がナイのをイイコトに。
俺は、情熱の趣くまんま。
八戒へのキスをおし進めていった。


**********


ふわふわ。ふわふわ、と。
ずっと温かくて、大きなものに僕は包み込まれている様な感じで。
僕は安心して眠っていました。

性格的に、誰かを頼るとか、甘えるとかが苦手で。
取っ付き難い印象を与えるらしくて。
あまり、他人と親密に関わる事って、した事がなかったんですけど。
まさか、仕事先で…年下の生徒と…/////

強引で、人の言う事を聞かない子で。
傍若無人で、我が侭で、優しい子なんですよね、悟浄は。

毎日毎日、僕へと笑いかけてくれます。
男らしい精悍な顔で。
どうして、こんな冴えない僕がいいのか分からないんですけど…。
僕も…悟浄が、好きになってしまってて/////


**********


「あ……ご、悟浄?」
「あv 目、覚めた?
 じゃ、2ラウンド目開始〜♪
 ヌカずで、何回デキっかに挑〜戦vv」
「え? あっ、ダッ、駄目っ/////」
「イイコにしててな、センセvvv」


……………さて、記録は何回となった事やら。



2004.2.22 UP



☆ コメント ★


遊楽さまに捧げますv

超・遅刻しまくりの相互リンクのお礼です…ιι

『先生×生徒、白衣付き』

チャットで盛り上がったネタとは、すこ〜しだけ
ずれておりますが(苦笑)
楽しく書いてしまいました(告白)
年下攻めって好きなんですよ〜♪


では、慎んで贈らせて頂きますvv




モドル