美酒爛漫
by 遙か
【ご注意】
心優しい貴女にお願いv
このお話はお正月が背景となっているのを
念頭に置いてお読み下さいませ
そして設定はデキチャッテルふたりですvv
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うんまい酒と おいしい食いモン
炬燵に 足 突っ込んで
たわいない話を
何気なく出来る 相手が いる
外は寒くて ウチはあったけー
もお これ以上 何も いらねーよなー……
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「八戒〜。」
「んー、なんですかぁ〜、悟浄。」
俺の気の抜けた呼び掛けに。
のほ〜んとした、八戒の返事が返ってくる。
「なんでもな〜い、呼んだだけぇ〜。」
「…そう、ですかぁ。」
あはは。
こんなに気抜いてる八戒ってのも、珍しいよな〜。
俺もだいぶ、抜けてっけどさ。
つまり、さ。
タイミングが、イー時ってあるじゃん?
今日の夕方から、かなあ。
それが、正に良くってさあ。
特別なコトが、あった訳じゃねーの。
八戒の機嫌が良くて。
俺も機嫌良くてよ。
夜のお仕事は、今晩は休みにしてって、決めて。
2人して、飲みたい気分になったモンで。
俺が、とっときの酒を用意して。
八戒が、あれこれとツマミを作って。
コタツに向かい合って、座って。
差しつ差されつの、酒宴を始めたって訳……。
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「あのさー。」
「………。」
「あのさーあのさー、八戒〜。」
「………はいはい。」
黙っていると、ずっと壊れたテープみたいに。
名前を呼ばれ続けそうなので、返事をすると。
「あのさー、八戒〜。」
「………。」
結局、同じ事されて…馬鹿らしいのと。
少し頭にきたので、返事をするのを止めました。
「八戒〜八戒〜。」
これは、悟浄の酔い度の第一段階ですかね。
声のトーンを上げたり下げたりして、遊んでいますから。
「あのさ〜、コタツ…消してイイ?」
「え? あ、いいですよー。」
「なーんか、アッチクなっちゃってさー。」
「飲み、過ぎですかー。」
「んにゃ。そんなコトは、あっりませーん。」
と、言いつつ顔がうっすらと紅くなっていて。
ケタケタケタっと、笑い出しているのですから。
ホロ酔いって、処ですね。
僕も。
ほわ〜んと、気持ち良いですから。
今晩のお酒は、良いお酒ですねぇ。
なんか、一寸だけ横になりたい気分です………。
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ごそごそと、八戒が動き出すから。
なあに、すんのかなあ〜と見てたら。
コタツの向こう側に、消えちまった。
あ。コロンと、寝っころがったんだ。
「八戒?」
「少し、横になります。」
そー言って。
ひっくり返った体勢で、伸びをして、背中を丸めて、身体の力を抜いて。
………ネコ、みてぇ。ぷっ。
警戒心が人一倍強いくせに。
無防備な時は、とことん無防備。
おい。
こら。
襲うぞ。
俺が手出すっつーたら、出すし。
最後まで、きっちりと、満足イクまで。
おまえを喰わせて貰うからな。
んじゃ、まずは。
コタツん中に、手を突っ込んで。
投げ出されている八戒の両足首をぎゅうっと掴む。
「ごっ悟浄!?」
ビックリしてるのを当然の如く無視して。
そのまんま、俺の方へとぐいっと引っ張る。
よしっ。
八戒の身体の半分が、コタツん中に潜り込んだぞ。
これで、だいぶ抵抗を封じるコトが出来るな。
ジタバタと逃げ出そうと足掻いているが。
足首を更に強く掴み、左右に思いっ切り開いてやった。
「悟浄っ、いい加減に…。」
「いいから、いいから。」
「いいから、じゃなくてっ………あっ。」
開いた八戒の足の間に、すかさず俺は自分の左足を差し込み。
足の指で、八戒の股間を刺激した。
「あっ…や、やだっ。」
ホーント、八戒ってば口は嘘吐きで、身体は正直。
俺の足の親指に、伝わってくるこの感触は。
刺激に忠実に反応する、八戒自身。
「やめ…も、止め…て、下さいっ。」
身を捩って逃げようとしているらしいが。
俺には、悶えてるよーにしか見えねーって。
色っポイねぇ。
それから。
そのまんま、場所は移動せず。
コタツに半身を突っ込んだままの不自由さを。
逆に愉しみながら。
服を脱ぎ散らかして、酔いに任せたSEXを。
俺達は、むさぼった。
八戒の白い躯に。
いつもより多目に、紅い痕を刻みつつ。
互いへと、陶酔していった。
繰り返し繰り返し。
波の様な、熱に浮かされながら。
2002.7.23 UP
☆ コメント ☆
さて、【2002年開けまして、貴女のリクを私に下さい】今頃かい企画v
その第7号・サトコさんのリクは
『おコタでH』――でしたv
きゃあv
サトコさんったら、大人だわと、喜んでしまったリクです・笑
しかし、喜びとは逆にこんなモンにしかならず……ιι
サルでも出来る、反省――をしなくてはと、大反省
………八戒さん、あちこちぶつけてないといいのですが
サトコさん、すっかりと遅くなりましたが
良かったら、受け取って下さいませ〜
慎んで、献上させて下さいませ〜