貰い火

「なあ。」
「ん？」
「男の色気ってナンだと思う？」
「色気？　男のか？」
「ん。そう。」
「――んー、なんだろうなあ。
　改めて、考えたコトねえからなあ。」
「俺もネーんだ。
　で、考えてみてよ。ナンか思いつかないか？」
「―――いや、全然。
　お前は、どうなんだよ？」
「俺も全然。」
「あはは。何だ、それは。」
「そんなモンってコトなんじゃねぇ？」


禅問答みたいな会話を落ちに。
２人して、ククッと一頻り笑った後。
カチリと、ライターの火をつける。

「俺にもくれ。」
「ん…どうぞ。」

火のついた、煙草の先を合わせ。
異なった色の瞳の視線を互いに合わせ。

「サーンキュv」
「どーいたしまして。」

間に立ち昇ってゆく、紫煙を。
２人は楽しんだ。












　　　　　　　　シャッターチャンス


　　　　　　　　　　「ほら、いつも通りのお前でいろよ。」
　　　　　　　　　　「何ですか。いつも通りの僕って？」
　　　　　　　　　　「いばりくさりのふんぞり返りv」
　　　　　　　　　　「貴方、本気で言ってますね、それ。」
　　　　　　　　　　「……………（汗）」

【コメント】 暁さまより、頂きましたｖ 一寸した遊び心の産物を （別名・妄想の産物） お願いして描いて頂きましたv 強請られると思ったと言って下さった 貴女が大好きですよv （天ちゃん仕様・笑） 本当に本当に、ありがとうございました！

モドル