
このコーナーではパラグアイ国内での移動・交通手段の解説を行って行きます。と言いましても公共交通機関はバスしか無いのですが・・
1・長距離バス
パラグアイ国内の移動は主にバスを利用することになります。各都市にはバスのターミナルがあり、各地に向けて多くのバスが出ています。アスンシオンにも大きなバス・ターミナルがあります。
国内一番の幹線である、アスンシオン−エステ市間は320キロ程でバスで約5時間、数社が運行しています。次ぎはアスンシオン−エンカルナシオン間は360キロ、エステ市−エンカルナシオン間は300キロ、この間もかなりの便数が出ています。利用する際に気を付けなくてはいけないのはバスには「急行」と「各駅」があり、途中の村々に寄り道をしながら行く便に乗りますとかなりの時間がかかりますが、田舎の風景・生活に触れる楽しさもあります。急行便はバスも大型で、冷暖房、トイレ、テレビ等が付いており、まずまず快適な旅が出来ます。(バスの料金はアスンシオン−エステ市間で10ドル程度です。)
また夜行便も数多く出ています。飛行機のファーストクラスのような座席を備えて居る寝台バスは料金が倍ですが、リラックスした旅行が出来ます。また外国まで行く便が出ており、アスンシオンからはサンパウロ、クリチバ、ブエノスアイレス、サンティアゴ、サンタ・クルスなどに多くの国際便が出ています。例えば、アスンシオンからですとエステ市・フォス・ド・イグアス市行きの寝台バスが0:15(ヌエストラ・セニョーラ社)が出ています。これを利用してエステ市並びにブラジルのフォスまで行くと良いでしょう。
バスのチケットの買い方は簡単で、バスターミナルにバス会社毎に窓口があり、そこで希望のチケットを買います。陸路で移動する場合には到着した時にその場で次ぎのバスのチケットを購入しておくと良いでしょう。ただ窓口ではそれぞれの会社のバスのチケットしか買えませんので注意が必要です。目的の都市まで行くバス会社の時間、料金などを見比べて購入しなくてはなりません。どのバス会社が良いのかは地元の人にあらけじめ尋ねておけば良いでしょう。

(写真)長距離バス(急行便)
アスンシオン−エステ市間を約5時間で結んでいる

(写真:長距離バス-ピカス社のバス)
長距離バスですとお腹が空きます。幹線のアスンシオン-エステ市ですと途中にバスにチパを売るお嬢さん(?)が乗り込んで来ます。アスンシオンから80キロ位に在るエウシビオ・アジャラが特に有名です。

(写真:街道沿いに在るチパの店)
このようにチパを一杯入れた籠を担いで乗り込みます。

(写真:チパ売り-これでバスに乗り込みます)
チパと一緒に飲むのは「コシード」です。ポリタンクに入れて売ります。チパ担当とコシード担当の二人がバスに乗り込んで来ます。

(写真:コシード − チパには付き物です)
2・・鉄道
汽車は歴史が古く、南米で始めて施設され、日本よりも古いと聞いていますが、古いままリニューアルしておらず、未だに薪の汽車が走っています。アスンシオン−エンカルナシオン間に一路線あり、聞いた話ではこの間360キロを約20時間かけて走るそうで、駆け足で追いつける速さだそうです。最近は鉄道の近代化が紙面で議論される機会が多くなり、民営化が検討されているようで、もし民営化されれば、多少は使用に耐えるようになるかも知れません。でも薪の汽車(SL)良いですね。まだこのようなのが現役で活躍しているのには少々驚きました。(なお、この汽車が以前日本のテレビ「世界の車窓から」で紹介されたそうです。)ただ、国営で余り効率が良くないようで経営難に陥り現在はほとんど停止状態になっているようです。
3・飛行機
国内の飛行機便はアスンシオン−エステ市間で一日数便あります。以前は10人乗りの小型ジェット機が中心でしたが、現在では100人乗りの新型のジェット機が一日一便運行しています。後はプロペラ機が飛行しています。この他には北部の中心都市であるペドロ・ファン・カバジェロ市まで便があります。
アスンシオン市内の自動車の運転はかなり乱暴で、事故は非常に多いです。特にバスは猛スピードで突進して来ます。歩行者優先では無く、自動車優先となっていますので、旅する人は道路の横断には気を付けて下さい。信号の数が少なく、また信号が交差点の前に付いているので見えにくく、この為交差点の事故は非常に多く、保険会社泣かせです。最近では一旦停止のところにはわざわざ道路に「かまぼこ状の障害物」を作り、自動車を強制的に一旦停止させるようにしている交差点が増えています。また、最近は二輪バイクが増えていますが、これも日本からの中古品のようです。
市内のバスには番号が付いており、行き先が明示されています。かなり複雑で同じ番号でも例えば「A」と「B」があり、行き先が異なる事もあります。中心部ではバス停があり、方面別に停留所が分かれていますが、必ずしもその前に止まるとは限りません。バスが停止するとお客がバスを目掛けて走り出す光景をよく目にします。バスは安全運転では無く、大体お客が乗り込んだとみますと発車します。従いまして最後の客は非常に危ない・・。最後に乗り込む事がないよう注意しましょう。

(写真:市内バスの停留所-01)

(写真:市内バスの停留所-02)