その5 隠れ里



 加茂では昔 「松ヶ崎」のことを 「里」と呼んでいました。
加茂明神の里であったからでしょう。
松ヶ崎の人のことも 「里」と呼んでいました。
上賀茂神社に伝わる 古文書によると
「妙泉寺の 南半丁の所に 隠れ里あり。
在所が富んでいる時は、米搗き歌が聞こえ
細い川には、時々白水が流れる。」とあります。
今の 松ヶ崎小学校の南、北山通りの辺りと思われます。
何しろ 二千年も前の話ですから 土地の様子は 
今とは ずいぶん違っていました。
松ヶ崎の山には あちこちに 古墳があり、
弥生時代の土器の破片も 出てきました。
この辺りは 「加茂県主」の住まいのあった辺り
と言われています。
(写真は 今の 松ヶ崎全景)

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