謎の世界一神社
地元の人も良く知らない不思議神社

初めて訪れたのは、15、6年ほど前だろうか。
それ以来、心にかかる謎の存在である。
この神社にたどり着くにはまずくねくねとした細い山道を行く必要があるのだが、
何より圧巻なのは手掘りと思われる隋道をとおらねばならないことである。

入り口と出口はさすがにコンクリートで固めてあるが、中は手掘りのまま、もちろん明かりなどない。
おまけに、通路は地下水が染み出ていて水浸たし、水蒸気がこもっている。
そして狭い。人も並んでは歩けまい。
バイクなら一台は通れるがUターンはできない。
怖くて途中で止まることがためらわれる。
事実、撮影のためにカメラを持って入ったが、1分として中に留まれなかったという事を恥ずかしながら白状してしまおう。
もちろん車など通れるものではない、といいたいところだけれど、
ここの住人はちゃんとここを車で通行していたことを僕は知っている。
15、6年前、初めてここを訪れた時、この神社の傍らには確かに自動車があったのだ。
忘れもしない。今はもう欠番となったスバルのジャスティである。
1000ccのコンパクトカーだ。
しかし、僕は見た!
そのジャスティにはドアミラーもフェンダーミラーもなかった!

そして神社の名前に驚く。
結構しっかりした鳥居には「世界一神社」の文字が。

社屋だって立派だ。
とてもあんな道を通ってきたところにこんな神社があるなんて思いもつかない。
何よりもここに人が常駐してすんでいるということが驚きである。
15、6年前に初めてここを訪れた時には小学生もここに住んでいたのである。

15、6年前に初めてここを訪れた時には工事中だった林道。
下田村に続いているといっていた。
現在ここが完成して道が続いたということは、大きなジープが神社の傍らに停めてあったことでわかった。

この項つづく・・・・