Cinema

  

 見た日     題名       場所

2000.1.25     シュリ      ゴールド劇場(200席 名駅)招待券

 俳優

ハン・ソッキュ/キム・ユンジン

 POINT

韓国で7人にひとりが見たという空前の大ヒットを記録したアクション大作。

朝鮮半島の南北分断という歴史的悲劇を盛り込み、爆弾テロ事件の行方がスリリングに展開する。

 STORY

恋人との結婚を控える韓国情報部員ジュンウォンは、北朝鮮の女スパイを追っていた。

そんなとき液体爆弾がテロ部隊に強奪される事件が発生。その爆弾が仕掛けられた場所は・・・。

 感想

007のようなスマートなスパイ映画のイメージで見に行ったけど、始まりからいきなり北朝鮮のスパイ養成シーンで、人殺しの場面が連続。若干のラブストーリーもあるけど、全体に暗く、おどろおどろしい。

南北に分断された民族の悲哀が根底にあり、南北統一を希望しているのは、南北の人間どちらも同じではある。しかし、その方法が極端に違っているのが悲しみの元になる。

韓国には、実際に北朝鮮のスパイが入り込んでいるみたいなので、映画の内容が現実味があり、韓国の人には他人事でなく、共感を持てるのではないか。

「そういえば、南北に分断されているんだなあ。」と、いまさらながらに思う人とは、全く映画を見る目が違ってくるだろうから、韓国で空前の大ヒットをしたのも、民族意識の違いかも。

現実に今、こういう問題をかかえている国がある事を痛感した。