Cinema

  

 見た日     題名                   場所

2000.7.12     ザ・ハリケーン         毎日ホール劇場(563席 名駅 毎日ビル4F)招待券

 俳優

デンゼル・ワシントン

 POINT

ボブ・ディランの名曲「ハリケーン」でも歌われたボクサー、ルービン・カーターをめぐる実録ドラマ。

無実の罪で投獄された男と、彼を支援する人々の物語を誠実に描き出す。

 STORY

ボクシング王者の栄光を得たカーターが、殺人犯として終身刑を宣告された。

カーターの自伝に心打たれた少年レズラは、文通で心を通わせた彼の無実を証明しようと動き出す。

 感想

終身刑で服役中のカーターは再審請求を2度も却下され、無実を証明することが出来ずに辛く苦しい思いから、世俗との接触を絶つ。

面会に来てくれる人がいると、つい世の中の事に興味を持ってしまい、釈放される事を望んで辛いから。

黒人差別の犠牲者になり、気の毒な人生。

ボブ・ディランの「ハリケーン」は知っていたけど、こんな話の歌だとは知らなかった。

とても良い映画だった。

  

 見た日     題名                   場所

2000.7.28     ムッソリーニとお茶を        グランド5(150席 名駅 豊田ビルB1)招待券

 俳優

シェール/ジュディ・デンチ/ジョーン・プローライト/マギー・スミス

 POINT

「ロミオとジュリエット」の名匠フランコ・ゼフィレッリが穏やかな筆致で描き上げた愛の物語。

フィレンツェに共同体を形成した英国人女性の生き様を、戦争背景に映し出す。

 STORY

30年代のフィレンツェで暮らす英米の婦人達が、身寄りのないイタリア人少年ルカの面倒を見ることに。

リカは愛や芸術を学んで成長していくが、戦争の影が彼らに迫っていた。

 感想

題名のムッソリーニという名前から戦争映画を連想するが、ちょっぴり頑固だけど愛おしい老婦人たちの人生を描いたほのぼのとした映画だった。

英米の老婦人がイタリアのフィレンツェで余生を過ごしている。好きな芸術を見たり、絵を描いたりして、ほのぼのと暮らしている。

経済的にも精神的にも余裕のある人々に育てられたイタリア人少年ルカもやがては立派な青年に育つ。

戦争が始まって収監されても自分達の行き方をかえない頑固な人々。

映画「エリザベス」で前女帝役の役者さんも出てた。