2001.10.29 陰陽師 国際劇場(247席 今池) 招待券
野村萬斎/伊藤英明/今井絵里子/小泉今日子/真田広之
岡野玲子のコミックでもおなじみの同名小説がスクリーンに進出。 鬼や怨霊を鎮める平安のヒーロー“陰陽師”を狂言師、野村萬斎が華麗な身さばきで体現、非凡なオーラを発揮。
794年、京都。源博雅は上官の命を救う為、鬼や怨霊を鎮めるパワーを持つ陰陽師、安陪晴明を訪ねる。 互いに惹かれあった2人は友情を育むが、やがて恐ろしい事件に巻き込まれる。
安陪晴明役を演じる野村萬斎は役柄にピッタリ。台詞も上手。狂言師だから当たり前なのか。 映画の中で、母親はきつねだと言われるが、いかにもそんな感じがするところも面白い。 今井絵里子が台詞棒読みで興を削がれる。なんで今井絵里子なのかわからんな。 CGの映像もなかなかで、楽しめた。
2001.10.21 コレリ大尉のマンドリン ピカデリー1(686席 三井ビル北館7F) 招待券
ニコラス・ケイジ/ペネロペ・クルス/クリスチャン・ベール
「恋に落ちたシェークスピア」のジョン・マッデン監督が手がけたラブ・ストーリー。 イギリスのベストセラー小説を下地にして、戦時下で深く静かに育まれる愛を情感豊かに描く。
第二次大戦期、ギリシャの島に敵国イタリアの兵士が到着。 隊長のコレリ大尉は温厚な人柄で、村人達に溶け込んでいく。 そして村の娘ベラギアは、そんな彼と恋に落ちるが・・・。
映画「ノッティングヒルの恋人」の中で、書店を営むヒュー・グラントが読んでいるのが「コレリ大尉のマンドリン」なのだそう。それほどベストセラーになった小説らしい。 映画の舞台になっているギリシャのケファロニア島で実際にあった話で、ドイツとイタリア軍に占領される。 その後、ドイツに降伏したイタリア軍は撤退する事になるがドイツ軍に虐殺され、9,000人いたイタリア兵はわずか34人しか生き残らなかった。 実際にドイツ軍の処刑で撃たれたイタリア兵士が生き残り、現地の人に助けられパルチザンの一員となってドイツ軍と闘った人がいたらしい。 コレリ大尉と恋に落ちるベラギア役はペネロペ・クルス、“LUX”のコマーシャルに出ている女優さんで、医者の娘役、その医者役をやっているのは「エイリアン」1作目でお腹からエイリアンが飛び出す乗組員役をやった俳優でジョン・ハート。 医者は身体の傷のみならず、心の傷も癒す存在として描かれている。 映画の冒頭とラストに登場する、この島のお祭り「守護聖人ゲラシモス祭り」は聖ゲラシモスの奇跡の治癒が行われる。 冒頭では病人が見事に回復して人々の歓声がわくが、ラストでは≪聖ゲラシモスの奇跡≫は起こらない。その代わりに≪愛の奇跡≫が起きる。 なかなか面白かった。
2001.10.19 ロック・スター グランド6(185席 毎日ビルB1)招待券
マーク・ウォールバーグ/ジェニファー・アニストン
ロックスターとして成功を収めて周りが見えなくなった男が、本当の自分に気づくまでを描いた青春映画。 「・・・猿の惑星」のマーク・ウォールバーグを主演に迎え、ハードロック色満載で贈る。
伝説のバンド“スティール・ドラゴン”のコピー・バンドで活躍していた修理工のクリスだったが、辞めさせられてしまう。 しかし落ち込む彼のもとに、一本の電話がかかってきて・・・。
全く期待していなかったせいか、思ったより面白かった。 夢に向かって努力をしていれば、いつかは達成できるという男の物語。 主演の俳優さんはとても高い声が出て、本当の歌手かと思う程、歌が上手だった。 ストーリーも判り易くてなかなか良い。
2001.10.5 ブリジット・ジョーンズの日記 エンゼル東宝(380席 松坂屋北館地下)
レニー・ゼルウィガー/ヒュー・グラント/コリン・ファース
同名ベストセラー小説を原作者自らの総指揮・脚本で映画化。 「ベティ・サイズモア」のレニー・ゼルウィガーが、2人の男性の間で揺れる32歳ヒロインの女心を等身大で表現。
新年パーティで知り合ったバツイチ弁護士か。それとも、会社の出版記念パーティでイイ感じになったハンサム上司か。 32歳の独身で出版社勤務、ブリジットの女心は揺れまくり・・・。
主役のブリジット役を演じた女優さんは、この役のために10Kg太ったらしい。で、撮影が済んだら10Kg痩せて元に戻したんだって。凄い役者さんだ。 元どおりの彼女はとても美しい人だったけど、映画の中のブリジットはたいして美人には見えない。初めて予告編で見た時は何故こんなブサイクな女優が主演なのかと思ったほど。 という事はどんな美人でもデブるとブサイクに見えるという事。 映画の中身はとても面白い。わざわざお金を払ってまで見に行ったかいがあった。 ラストの展開もいい感じで楽しめた。 |