1999.11.24 ファイト・クラブ 名古屋市公会堂(2000席 鶴舞)・試写会
ブラッド・ピット/エドワード・ノートン
チャック・ポーラニックの同名小説をもとに、暴力の世界にはまった青年の狂気を描く。 神経症気味のエリート会社員の日常が、攻撃的な若者との出会いによって一変。殴り合いによって心の平穏を得る一方で、彼らは暴力を反社会的な行動に用いようとする。 そんなドラマを、フィンチャーは緊迫感とユーモアとともに演出。ブラピのワイルドな怪演もテンションを盛り立てる。 彼らが生み出した物語は、決して暴力を興味本位で描いたものではない。そこには文明社会の現実がリアルに反映されている。物質とマニュアルに支配され、選択に疲れ、頭は混乱する一方。 そんな現代人に目のさめるような一撃をぶちかます本作をブラピは“殴ることより殴られることを描いた作品”と表現した。そう、この暴力は外に向かわず、見るものの内面に向かっている。 心の準備をして、その衝撃を受け止めるべし!
不眠症に悩む会社員ジャックが知り合った、タイラーという謎めいた男。彼の本業は石鹸作りだが、同時に映写技師などの仕事をかけもちしていた。 共同生活をはじめたジャックとタイラーは殴り合いという行為に憑かれ“ファイト・クラブ”という秘密クラブを創設。そこにストレスを抱えた人々が集まり、会は巨大化していく。 やがてタイラーは、そのメンバーを組織化し、ジャックを巻き込んで破壊的な行動を始める。
2時間もある長編だけど、最後まで退屈せずに見れた。てことは面白いという事ですかね。 ブラピは筋肉質のナイスバディ。殴り合いのシーンは少し残虐。 始めは全く違う映画かと思ったほど、事前に読んだあらすじとはかけ離れた展開。そのうち、やっぱしこの映画だったと、ほっとした。 最後には驚く展開に。
1999.11.26 トーマス・クラウン・アフェアー
毎日ホール劇場(563席 名駅・毎日ビル4F)・招待券
ピアース・ブロスナン/レネ・ルッソ/デニス・レアリー
二枚目俳優ピアース・ブロスナンが、ジェームズ・ボンドを思わせる恋と冒険のサスペンスに挑戦。 スリルを求めて華麗な犯罪作戦を実行する実業家と美人調査員の関係を描く。
ニューヨークの大富豪クラウンが、警戒厳重な美術館からモネの絵画を盗み出した。 捜査陣に加わった女賞金稼ぎのキャサリンは、クラウンこそ犯人だと見抜いて接近していく。
大富豪の優雅な暮らし振りに対して、主人公と絡む美人調査員役の女優が全然美人じゃないし、セクシーでもないのが不満。 絵画を盗むテクニックはへーっと思ったけど、アイデアが他からのパクリもあるみたい。わざとパクッているのかも。 私は面白かったけど、かみさんはつまらんと言っていた。 |